萌語り:ハデ始

◆古代ギリシャ美学
(ハデ始)

慎ましやかで皮かぶってる方が上品とされてた古代ギリシャの美意識を知り。
じゃあ神様達のも上品かねぇ?と余計なことを考えた小次郎が発端で。
思いっきり下な話題を繰り広げる人類代表達とか。

元が古代ギリシャ関係なので、ギリシャ神が真っ先に例として上がり。
外見からして野性味にあふれてる大英雄は除外するとして。
やっぱりこう、いかにも見目麗しい海神や冥界の王がどうなのかと話題になるが。
それにしても3兄弟?だってのに、何だって末弟の主神の方がヨボヨボな外見なのか不思議ではある。

不敬にもほどがある下な議論を大真面目に語る人類代表達。
とてもじゃないが戦乙女達には聞かせられない内容。
話は段々とズレていき、何故か対戦相手だった神のはどうなのかとなったり。

雷電は、自分がデカいのでシヴァと比べたとしてもデカい自信あり。
呂布は、すでに雷神のは見たことがあるが、デカいかどうかなど気にならず覚えてない。
ジャックは、Sirのものは大きかったですよ、と見た目的にも当然の情報をさらっと提供。
アダムは、子供達が好き勝手言ってるのを聞きながら、後で大丈夫かな?とぼんやりと思う。

なお、始皇帝は代表達に爆弾を投下してもいいし。
実はまだ知らなくてノリノリで後でハデスに訊きに行ってもいい。
とりあえず空気を読もうとしないマイペースさ。

その後、神を相手に自業自得をする人類代表が出るが。
それが誰であったかは、神のみぞ知る。



〈追記〉
始皇帝の爆弾投下?
確か朕のこの辺りだったと自分の腹を指し示しながら答えたら。
周囲の者が思わず『えぐいッ!』と叫びたくなるほどに酷かった。

なお、自分で示しておいてちょっとあやふやだった始皇帝。
その日の晩、ハデスのを受け入れたら皆に示した所より深かったので。
朕のここまで入っているのかと、ぼんやりと呟きながら自分の腹を撫で上げ。
その行動が神を誘っているとは気付かず自業自得に。

後日、ちゃんと間違いを訂正する始皇帝。
律義に教えんでいい!と言いたくなる周囲。
ギリシャ神が上品とは程遠い事だけはよく分った。


(2021/11/16)
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