その他

「相変わらずクソ暑かったな……」

冥界ヘルヘイムも場所によりけり地獄の業火が吹き出す。
見回りを終えてきたアダマンティンもといアダマスはため息をつきながら扉の前に立った。
あとは冥界きっての問題児なベルゼブブの様子を確認して今日の仕事は完遂だとやけくそ気味に鼻を鳴らし。
扉を開けた瞬間、冷凍庫にでも入ったのかと錯覚するほどの冷気に機械部品が悲鳴を上げた。


「うおっ!? 寒いィ!! オイ! 空調ぶっ壊れて――!」

ふざけんじゃねえぞとブチギレながらアダマスは部屋の主に苦言をていそうとしたが。
目の前の光景に思わず目が点になった。

東洋では冬の至極として称されるアイテムとして炬燵にアイスがあるらしいが。
どこの世界に冷房を効かせまくった部屋で暖炉の前で食べるアホがいるのか。


高級そうなバニラアイスをすくって食べるベルゼブブを眺め。
絵になるところが余計腹立つなオイ、とアダマスは思った。



無駄に優雅な無駄遣い
『なんつー無駄な事をしてやがんだコイツ……』


end
(2026/05/29)
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