萌語り

◆再戦、切裂VS猩影

柳田さんSUGEEEE!な話を見たい。
最終話後の世界で頑張る柳田による、怪談の復活とか。
若との力でシマを取り戻した猩影が、今度は一人で切裂に挑戦する的な成長話を絡めて見たい。
復活した怪談は、出来れば前の記憶も引き継いでるのがいいな。
思わせぶりな事言ってた切裂が、実際にまた対峙するとか胸熱かなと。


「若と確かに潰したのに、まだ流れ続けるのか……」

逢魔が刻に流れていたとおりゃんせの歌。
一度奪い返した場所に、今なお細々と続く怪談。
ようやく、シマとして治めたはずが、やけに胸騒ぎがした。
百物語組は、あの夜確かに倒された。
唯一、噺家と〈耳〉と呼ばれていた者だけは逃がしたと聞いたが。
それでも流れ続ける百物語組が作った怪談が不気味だった。

「……一度見に行くか」

見に行きさえすれば安心できるだろう。
何もなければ、その内に廃れる話などさっさと忘れられるはず。

「っと、いけねぇな。こんなんじゃ」

自分の頬を両手で叩き、大猿会の長としての気合いを入れた。
こんな事で、一々不安がっていれば世話はない。

「川越か……」

何もない。
何かあるはずもない。
そう思えば思うほど、胸がざわついて仕方がなかった。


みたいな感じに噂が消えない事を不審に思った猩影が確かめに行って。
いつの間にか復活していた切裂に出会い、散々ぼろくそに罵られたり。
親から譲り受けてのうのうと治めるような甘ったれた考えが通用する訳ねぇだろ、とか色々と言われ。
逆上して戦いを挑み、ズタボロ状態のほぼ負けたも同然で細道から強制的に叩き出され。
シマを取り戻すために、もう一度若に手を貸して貰うかと弱った状態で考え。
自分のシマの事で、いつまでも若に頼ってたら駄目だと発起した猩影がもう一度、一人で戦いを挑むとか。
その後、努力による勝利! そして、シマを取り戻したと喜んだ矢先の黒幕登場。
みたいな感じのが凄く見たい。

(2015/04/05)
27/31ページ