萌語り
◆記憶喪失ネタ
(圓鏡)
記憶喪失原因、来るものがないのでフラフラと散歩(放浪)してる途中で崖から落ちて頭を打ったとか。
拾われた先、何処かの屋敷or詐欺集団。
詐欺集団に拾われた場合
贋作作り要員にされる。
記憶がなくて生活力に欠けるけれど、描けと言えばまそっくりに描くから妥協の範囲内。
何処かの屋敷の場合
どこまでも親切な人達に介抱されて傷もだいぶ治る。
ただ、記憶がないので帰る場所もわからず暫くの間屋敷に留まる。
百物語組の方では初めは乗り気じゃない中、鏡斎の捜索が始まっている。
捜索中、真っ先に見つけたのは柳田。
ただ、鏡斎に記憶がないのを知ってどうするべきかと一度青蛙亭に戻る。
さっさと討入りをしてかっさらってもいいけれど、派手にやって記憶のない鏡斎に敵対心を持たれても困る。
かと言って、このまま鏡斎が人間に囲われるのもまずい。
無難な所で、まずは鏡斎の記憶を戻すのが先だと結論が出て、一番波風を立てなさそうな圓潮が行くことになる。
屋敷の場合は噺家として客人となって入る。
詐欺集団の場合は同じように口が上手い詐欺師として入る。
その際は雷電たちに、圓潮なら口八丁手八丁どころか、口先三寸で大金搾り取れそうで洒落にならないとか言われる。
難なく鏡斎のいる所に入り込む圓潮。
入り込んだ先で、余興または冗談交じりに話を持っていき、怪談話をする。
名前がなく、画師と呼ばれ相も変わらず絵に集中していた鏡斎もその場には参加する。
怪談が終わり、ひとしきり感心したり、微妙に怖がったりする人達に拍手を貰いながらその場はお開きになる。
その後、引っかかるものがある鏡斎に呼び止められ、別の怪談話も聞きたいと言われる。
軽く承諾する圓潮は画師の為だけに、ただ一つの怪談話をする。
■
ツキリと頭が痛んだ。
この噺家の声を聞くたびに頭が痛くなる。
その場に片膝をつき、痛む頭を片手で押えながら噺家を見上げた。
「……何の、妖の噺なんだ」
「狂画師、鏡斎。――お前さんの噺だよ」
■
名前が一つの呪であるように、言霊を操る圓潮に言われて思い出す鏡斎。
記憶が戻った後は、
■
「……圓潮」
「ようやく思い出したかい?」
「頭が痛い」
「荒療治だったからネェ、そればっかりはしょうがないよ」
■
とか、ほぼ強制的に言霊で揺さぶりをかけられたせいで暫く頭痛に悩まされる。
フラフラと出かけて崖から滑り落ちた自業自得だとしても、さすがにコレはないとか後で愚痴る鏡斎。
すっかりいつも通りになった鏡斎に苦笑しながら、さて、帰ろうか、とか言う圓潮。
そして屋敷からは噺家と画師はいつの間にかいなくなっていたとか。
詐欺集団の場合は、雷電、珠三郎、野風が壊滅させてたり。
時代的には江戸~明治ぐらいが合うかなと思う。
(2012/10/01)
(圓鏡)
記憶喪失原因、来るものがないのでフラフラと散歩(放浪)してる途中で崖から落ちて頭を打ったとか。
拾われた先、何処かの屋敷or詐欺集団。
詐欺集団に拾われた場合
贋作作り要員にされる。
記憶がなくて生活力に欠けるけれど、描けと言えばまそっくりに描くから妥協の範囲内。
何処かの屋敷の場合
どこまでも親切な人達に介抱されて傷もだいぶ治る。
ただ、記憶がないので帰る場所もわからず暫くの間屋敷に留まる。
百物語組の方では初めは乗り気じゃない中、鏡斎の捜索が始まっている。
捜索中、真っ先に見つけたのは柳田。
ただ、鏡斎に記憶がないのを知ってどうするべきかと一度青蛙亭に戻る。
さっさと討入りをしてかっさらってもいいけれど、派手にやって記憶のない鏡斎に敵対心を持たれても困る。
かと言って、このまま鏡斎が人間に囲われるのもまずい。
無難な所で、まずは鏡斎の記憶を戻すのが先だと結論が出て、一番波風を立てなさそうな圓潮が行くことになる。
屋敷の場合は噺家として客人となって入る。
詐欺集団の場合は同じように口が上手い詐欺師として入る。
その際は雷電たちに、圓潮なら口八丁手八丁どころか、口先三寸で大金搾り取れそうで洒落にならないとか言われる。
難なく鏡斎のいる所に入り込む圓潮。
入り込んだ先で、余興または冗談交じりに話を持っていき、怪談話をする。
名前がなく、画師と呼ばれ相も変わらず絵に集中していた鏡斎もその場には参加する。
怪談が終わり、ひとしきり感心したり、微妙に怖がったりする人達に拍手を貰いながらその場はお開きになる。
その後、引っかかるものがある鏡斎に呼び止められ、別の怪談話も聞きたいと言われる。
軽く承諾する圓潮は画師の為だけに、ただ一つの怪談話をする。
■
ツキリと頭が痛んだ。
この噺家の声を聞くたびに頭が痛くなる。
その場に片膝をつき、痛む頭を片手で押えながら噺家を見上げた。
「……何の、妖の噺なんだ」
「狂画師、鏡斎。――お前さんの噺だよ」
■
名前が一つの呪であるように、言霊を操る圓潮に言われて思い出す鏡斎。
記憶が戻った後は、
■
「……圓潮」
「ようやく思い出したかい?」
「頭が痛い」
「荒療治だったからネェ、そればっかりはしょうがないよ」
■
とか、ほぼ強制的に言霊で揺さぶりをかけられたせいで暫く頭痛に悩まされる。
フラフラと出かけて崖から滑り落ちた自業自得だとしても、さすがにコレはないとか後で愚痴る鏡斎。
すっかりいつも通りになった鏡斎に苦笑しながら、さて、帰ろうか、とか言う圓潮。
そして屋敷からは噺家と画師はいつの間にかいなくなっていたとか。
詐欺集団の場合は、雷電、珠三郎、野風が壊滅させてたり。
時代的には江戸~明治ぐらいが合うかなと思う。
(2012/10/01)