萌語り

◆ネタ

《圓鏡:髷と散切り》
圓潮、江戸の時には髷を結ってたので、きっと人間達に合わせて髷を落としたんだろうなと考えると。
今でも髷を結ってる鏡斎はかなり世間離れしてるような気がして。
家にこもってるから世間の流行に一番遅れてるとか。
髷を切り落とした圓潮を見て、「もう髷は結わないのかよ」と質問して。
「今は髷を結ってる方が珍しいんだよ。まぁ、お前さんには興味ないかもしれないけどネェ」似合わないかい、とか鏡斎へ苦笑しながら言う圓潮とか。

《雷鏡:不感症と淫薬》
鏡斎が不感症だったら。
無反応過ぎてヤってる最中に本当にこれでいいのかと雷電が悩んだり。
雷電の相談を聞いて珠三郎が淫薬でも飲ませたらとか面白半分に助言して実際に鏡斎に飲ませたり。
それでも鏡斎の反応は変わらず、最終的には諦めの境地に入る雷電とか。
もしくは、雷電の愚痴を聞いていい加減へきえきとしてた珠三郎が勝手に鏡斎を添え膳に仕立てあげようとして淫薬を渡したり。
珠三郎から渡された胡散臭い液体を警戒して、後で何食わぬ顔で雷電に飲ませる鏡斎とか。
鏡斎の家に来た雷電が知らずに一気飲みして盛大に欲情したり。

《珠鏡:隈取り》
戯演舞の隈取りを鏡斎に駄目出しされる珠三郎とか。
そんなに言うなら、そっちが隈取りを描けばいいだろ! とかキレて鏡斎に言い放ち。
真に受けた鏡斎が珠三郎の隈取りを描くとか。
結果、悔しいけれど鏡斎の描いた方が出来がよく。
それ以降、その隈取りまだ使うのかよと訊いてくる鏡斎に、調子がいいからとはぐらかしながら、鏡斎の描いた隈取りを使う珠三郎とか。

《切鏡:都市伝説》
都市伝説全般を鏡斎が一通り描いていたとして、口裂け女も描いていたんだろうなと考え。
実体化した口裂け女が鏡斎に質問したら、確実に綺麗だと答えそうだなと。
襲われる事は承知の上での即答。
答えを聞いた瞬間に鎌を振り下ろしてくる口裂け女。
鏡斎と口裂け女の間に割って入って鎌を大鋏で止めるは切裂。
そのまま口裂け女を消そうとする切裂に、鞭で手首を絡めとって止める鏡斎とか。
「何故、止めるのでありマシょうか」とかあからさまに不機嫌に言う切裂。
作品全部を平等に扱う鏡斎と、自分一人だけで十分だと考えてる切裂の微妙なすれ違いとか萌える。


(2012/05/22)
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