萌語り

◆第百九十四幕感想

改めて思う、〈山ン本さん〉大きい。
頭一つ以上、むしろ顔全体? が他の人物たちより抜きん出て大きい。
雷電は〈山ン本さん〉の身長を受け継いだのかとふと思うぐらい。
……それは、置いておいて。

鏡斎!!
何故さらっとそこにいるのかとッ…!
生きてること前提で何か書いてもいいと言うお告げですか!?

そして圓潮……腕がある!?
てっきり顔半分と片腕を取られたと思ってたから少し驚いた。
あと、見開き中央の〈山ン本さん〉(生前)上着が思いのほか派手。
でもこの上着の柄、昔圓潮が同じものを着てたような。
今は落ち着いた色合いを着てる圓潮が、黒地に真っ赤な花が散らばる上着を……

珠三郎や雷電が派手な格好をするのを見て、もう少し落ち着いた物を着たらどうだい、とか忠告したら。
圓潮だって昔は派手なやつ着てただろ、とか言われ。
一番派手だったのは圓潮だったな、と鏡斎からも言われて。
昔の事は言わないように、とか遠い目をしながら圓潮が言う話はどこかにありませんか!

後、件や四周年の書かれた扇が全部圓潮の直筆だったら。
書いてる所を眺めてた鏡斎が、オレも描きたいと圓潮から扇を貰って描いて。
出来がいいのは本物になり扇がなくなり。
出来が悪ければ鏡斎が納得しない。
最終的には、扇を開くと中の絵が自由に動き回るものが出来たり。
その扇を渡され。貰ったはいいけれど、人前には見せられない扇だネェ、とか苦笑する圓潮とか。
想像が広がっていい。


(2012/03/19)
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