呟き
2013/8/18
地獄の事を少し考えてみると、山ン本さんの本体は各部位を潰されても、その部分は欠けたままで戻っていなかった。その事から、〈山ン本さん〉達は地獄では個別のままだという仮定が出来上がる訳で……地獄で山ン本さん本体とご対面とかあるのか?その前に、圓潮は他の兄弟と喧嘩になりそうだ。
「圓潮、リクオの畏れ違うのがあったぞ!」「あたしはちゃんと言ったはずだけどネェ。また忘れたんじゃないのかい?」「そうだったか?」「……丸め込まれるな。オレもリクオの事は聞いてない」「細かい事を言わないでほしいネェ、鏡斎」「知るかよ」「鏡斎が言うなら確かだな! どういう事だよ圓潮!」
「その前に、雷電。あれだけ説明した畏れの原理を理解してなかったのはどう言う了見だ」「いや、ほら……難しくてよぉ」「圓潮! よくもワシを裏から刺したな!」「その後あたしの顔半分盗って行ったのでお相子でしょう?」「そうそう、アレって結構痛いのよね」「お前さんもかい? 珠三郎」
◆
8/19
鏡斎の家に行って暑い暑いと騒ぐ雷電がいたとして。騒ぐな、そんなに暑いならマッパになって水でも被ってろ、とか鏡斎に言われるのがオチなんだろうな。その言葉を素直に受け取って、それもそうだな! とか雷電が服を脱ぎ始め、その事を後で柳田辺りに愚痴ってたらいいさ。
「それで、その後雷電は?」「……本当に頭から水被って、涼しくなったぜとか喜んでた」「男らしくていいんじゃない…哉」「柳田サン。目を逸らしながら言うなよ」否が応でも見たくもないもん見た側の気にもなれ。
◆
8/22
触手を興味本位で産んだはいいが、表情はないのに体全体でお腹すいたと表現する触手に困る鏡斎の話とかないかな? 触手の餌って何だ、と言う疑問をストレートに柳田に聞いてネットで検索させるが、アレ系の物しかヒットしなかったりして一頻り柳田が頭抱えるとか。
結論として怪談妖怪が噂通りの性質を持つのと一緒で、触手も世間一般の噂の通りになるとかで、人を襲いはしても人を食べるイメージがない事から体液が餌なのでは、とか仮説を立てたり。体液ってのは何の体液ならいいのかで、今度は鏡斎の方がお腹を空かせた触手を前に悩む話があればいいなと思う。
◆
8/25
柳鏡で擦れ違いとか大好きな事に気付いた。柳田が鏡斎の事を〈山ン本さん〉だから好きなのか、個人的に好きなのかが曖昧な感じで。それが山ン本様への依存からくる愛情だとは自覚なし。ただ鏡斎の事が好きだと思ってるし、好きな相手に居心地のいい空間を与えるのは愛情ゆえだと考えてる。
実際の所は、相手を自分の監視下に置いて自分だけのものにするためだとは気付いてない。対する鏡斎は、柳田の執着に近い愛情が山ン本向けだと分かってはいる。〈山ン本さん〉なら誰でも良いはずなのにな、ぐらいの感覚。都合がいいから好きにさせるだけで、柳田に対して執着はないと考えてる。
若干冷めた感覚で柳田の愛情を受け取っているので、柳田からすれば一線を引かれた感覚。つれない所も好きだよ、とか言うぐらいには盲目的な柳田。〈山ン本さん〉なら誰でも良かったと柳田が自覚するまで、時折錯覚しそうになるが一線を引き続ける気でいる鏡斎。
恋人同士ではあるけれど、どこまでも平行線上を行く互いの考え方。柳田の鏡斎への愛情が、普通に〈山ン本さん〉関係なくの愛情だったらかなり丸く収まるような話でも、今度こそ邪魔者もなく自分だけを見てくれる〈山ン本〉を無意識に求める柳田のせいで台無しになる感じの擦れ違い話が好きだ。
◆
8/28
場所は山。圓潮に言われて怪談噺用の場所確保の為に出かけた雷電と鏡斎で、住み着いてた妖怪倒す話とかないかな。善良な感じの妖怪じゃなくて、人間の娘とかも盗ってくるような、残虐非道な妖怪達。イメージとしては山賊。人間に化けて騙すとかじゃなく力ずく系。
柳田の下調べで大体の場所が分かっているので直行か、通りかかった人里で噂を聞くとか。山を歩いてたら遭遇する通行料代わりに身ぐるみ全部置いてけ系の下っ端妖怪。オレ達そんなに人間に見えんのか?、……知るかそんなもん、とか掛け合いしながら雷電が軽く伸し、妖怪達のねぐらへ向かう2人。
ねぐらの近くへ行ったらお決まりの台詞と共に出てきて囲む山賊風妖怪達。来るもの来ねぇ、とか言って雷電に妖怪退治は任せ。目くらまし用の絵を置いて、何かないかと妖怪達のねぐらの方へ向かう鏡斎。人里で言われてた攫われた娘達を見つけ、宝の山を素通りして近づく。
捕えられてた娘達にとっては希望の光に見えて、これで解放されると喜ぶが、鏡斎に気に入られて妖怪に変えられてく。娘達の希望をどん底まで突き落す外道さ。妖怪達を倒し終わって後から来た雷電が、人間の娘を妖怪にしてく鏡斎を見て、あらら……やっちまったか、とか呆れればいいさ。
◆
雷電の性格を考えると、正義の味方になれる時もある気がする。外見強そう+人懐っこそうな笑顔だから、妖怪被害にあってた里の人間達が勘違いして頼み込む。機嫌が良くて、人に使われてる感がなければ、まかせろ!とか雷電は軽く引き受けるが、一緒にいた鏡斎は助ける気ゼロ。娘=画材の認識。
案の定、鏡斎が娘達を妖怪に変えて、人に頼まれた手前雷電が、妖怪に変えてよかったのかよ?とか質問して。……人間の言うことを聞く義理が何でオレ達にあるんだ?とか返されればいいさ。この妖怪が里を潰せば丸く収まるだろ、とか鏡斎に言われて、それもそうだな!とか納得する雷電の軽さ。
◆
8/30
切裂と柳田のネタが頭から離れない。昼間だから女子も通らない細道。やる事なくて鳥居の上に座りながら居眠りをする切裂。大鋏は同じく鳥居の上。〈鼻〉があるから細道に入れた柳田が、長々と続く細道を歩いてきて切裂を発見。声をかけながら近付いても、起きる気配は無し。
切裂のいる鳥居の下、声をかけ続けると、ほぼ数㎝もない距離で地面に突き刺さってきた大鋏。「どういう積もり哉! 〈切裂とおりゃんせの怪人〉!!」とか怒鳴る柳田に、ようやく起きる切裂。鳥居から落ちて地面に突き刺さってる大鋏を見て、面倒くせぇ事になった、と凄い嫌な顔して降りてくる話。
怒鳴り続ける柳田の近くに、鳥居から片手で軍帽押さえながら外套をバサッと纏いながら降りてくる切裂とか。昨日から何故か頭の中に浮かぶけど、鏡斎が出そうにないし、ぶっちゃけオチがなさ過ぎてどうしようもない。
◆
9/5
『雷電と鏡斎で服を交換したら』と言うネタを思い付いた。「入らねぇ!」「……無理に入れるな、破ける」と会話まで浮かぶが、これは絵向きのネタだった。
宴会中の罰ゲームかなんかで服交換。ズルズルと雷電の服引きずる鏡斎と、鏡斎の服が小さすぎて入らなかったので褌一丁で出てくる雷電。酒が入って笑い上戸になってる他の幹部達が爆笑し過ぎて、お腹痛いとか言い出す始末。
◆
9/13
外食の混雑。順番待ちリストで、名前を山ン本と書いて圓潮達が待ってたら。一般的な名字の山本(やまもと)と読み間違えられ「〇名でお待ちの山本様」と呼ばれ続け、暫く気付かなかったとかないかな。名前で書いたら読みにくそうだから、山ン本と書いたのに、それすら間違えられる〈山ン本さん〉達。
「次からは、山ン本じゃなく柳田と書こうかネェ」「……そうだな」と、後で順番待ちリストに山ン本と書くのは止めとこう、とか決めてたり。一般的に分かりやすい名字で、自分達の身近にいる人物の名前ってなったら、柳田しか残らなかったとか。
◆
10/4
ググコクの素顔を見せないために無限に仮面を重ねてる天狗を見てたら、切裂の素顔が気になり過ぎて包帯をどうにか剥ごうとする百物語組幹部VS切裂+鏡斎もありかと思った。包帯を解いても解いても無限に下には包帯があるとかさ。
「ちょっと! この包帯どれだけ巻いてあるのよ!?」「……無駄だ、その包帯は無限に出てくる」「どれだけ見せる気ねーんだよ! 鏡斎!」「お前さん達、そろそろ無駄な事は止めときなさい」「圓潮師匠は気にならないんですか!?」「それは、まぁ、気になるけどネェ」
◆
切裂の外見変更に対して異様なまでに却下する鏡斎がいたらいいな。猛暑日だろうが服装一つ乱すなと強要する鬼畜振り。「いいか、服装の為なら寒くても我慢して生足出す女子がいるんだ、お前もたとえ気温35℃越えだろうと耐えろ」「〈小生〉に死ねと言っているのでありマショうか」
◆
10/10
鏡斎の家で最新の化粧方法について書かれた雑誌を切裂が見つけたら。大量の雑誌見て懐疑的な目を鏡斎に向ける切裂。意味合い的には、まさかご自身で試すために?とかそんな感じ。あ、何かこいつ勘違いしてるなとか思いながら、「……参考資料だ」とか言って余計にこじらせる鏡斎。
参考資料の意味を自分で試す用のと捉え。最近細道を通る女子が化粧してるのが多かったので、かなり切実に「貴方だけは素顔のままでいてください」とか言う切裂。なぜ話がこじれたのか分からないまま、誤解を解くのが面倒だなとか考え始めて無言になる鏡斎。そして話はどんどんこじれていく。
雑誌については、柳田が「鏡斎。最近の女性の努力は凄いから見てごらん」とか言って買ってきたか。珠三郎が「雷電だと全部一緒だろとか言って、分かってくれないのよ!」と憤慨しながら持ってきたか。
◆
10/14
炬燵に蜜柑の時期になり、山ン本蜜柑船の事を柳田が思い出して「山ン本様の為に蜜柑の皮を剥いていた頃が懐かしい哉……」とか蜜柑を剥きながら遠い目になって言ったりしたら、炬燵に入って蜜柑食べてた〈山ン本さん〉達は――気にせず蜜柑を食べ続けると思う。
◆
10/20
雷鏡で、甘栗とか落花生の皮を剥くに悪戦苦闘してる雷電を見て、見るに見かねて仕方なく鏡斎が皮を剥いてたら。自分が食べる分より雷電が食べる分の方が多くなり。面倒になって皮を剥くことを放棄し「……皮ごと食べろ」とか言ってたら萌える。
◆
10/23
想像するだけで楽しい。セックスしないと出られない密室に閉じ込められたCPの反応
雷鏡:「出れないなら仕方ないよな!」「……少しは別の脱出法を考えろよ」あっさりとヤる気満々の雷電と体力的に疲れるし面倒なのでヤりたくない鏡斎の攻防が……特には始まらない。普通の壁だと雷電が殴れば壊れるし、鏡斎が壁に絵を描いて妖怪を産んでも壁が消える。
圓鏡:「噺の題材としては良いかもしれないネェ」「……どんな噺にするつもりだ?」怨念によって出れないのか、部屋自体が妖怪なのか、あーだこーだと話し合いながら密室の怪談噺を作り始める圓潮と鏡斎。または、「……どの段階で開くのか気になるな」「試してみるかい?」とか。
切鏡:「遠慮なくヤれ」と無表情で言う鏡斎に、せめて雰囲気を……とか考えて項垂れる切裂。かなり珍しい鏡斎からの誘い受けなはずなのに、コレじゃない感が漂う。それか、密室のままの方が切裂としては嬉しかったり。ただし、ずっと一緒にいるのに手を出せないのはジレンマ過ぎるとか。
柳鏡:「後で圓潮師匠にこの怪異を報告しないといけないから、少し待ってて欲しい哉」「……仕事中毒かよ、柳田サン」和書に書き記し始める柳田。暇なので絵でも描くかとなる鏡斎。
密室が何もない真っ白な部屋だったら、なんか精神的に来そうな内容の怪談噺を百物語組なら広めてくれる気がする、と思ったがすでに都市伝説とかで「赤い部屋」があったので、題名をどうするかで悩むんだろうな。
◆
10/25
切鏡のハロウィンで、菓子か悪戯かとか鏡斎に訊いたら、乾パンと金平糖を渡されて、ハロウィンのお菓子と言うより、携帯口糧を渡された気分な切裂がいたらいいな。乾パンと金平糖=災害時の非常食として鏡斎の家にあったやつ。
◆
ハロウィンで、鏡斎から色とりどりのお菓子の詰め合わせを貰った地下鉄と、どう考えても野戦食な菓子を貰った切裂がいたとして。それぞれ、自分が貰ったお菓子が一番だと思うんだろうな。「そのお菓子地味だね!」「そちらの軟弱な菓子と違って、長期保存できる菓子でありマス」
◆
11/11
珍しく切裂の細道に、小江戸川越の観光ついでに来た鏡斎とか。切裂にお土産を買ってくるのを忘れて、川越で買ったやつを渡したり。無いよりはましだろな感覚。お土産の包装紙に書かれた川越の文字を見て何とも言えない顔になる切裂とか。「川越産……でありマスか?」「……いらないなら返せ」
◆
11/21
切裂のいる神社が「三好野神社」と言う名前だと、よく読み返してようやく気付いた。学問の神様の神社か……鏡斎が雷電の頭がもう少しよくなりますように的に絵馬を飾るとかないかな。「なぜ絵馬を飾っているのでありマシょうか?」「……学がもう少し足りて欲しい奴が約一名いてな」
または、願うつもりだったけど絵馬につい絵を描いて妖怪産み出しちゃったとか。「〈小生〉の細道の近くで妖怪を産まないでいただけませんか」「悪い、つい描きたくなった」それか、他人の為に絵馬を書く鏡斎に切裂がイラッとして、鏡斎が帰った後、絵馬を外してどっかに捨てるとかないかな。
実際には、切裂が神社を居場所にした時点で、神社に絵馬を奉納しようが御利益とかなさそうな気がしないでもない。
◆
11/29
今日はいい肉の日か。圓潮が買ってきた高い肉ですき焼きパーティしてて、空気読まない雷電が肉だけ一気に取って食べたばっかりに、圓潮は言霊を使って喋り始めるわ、鏡斎は部屋中に絵を浮かび上がらせるわ、珠三郎は戯演舞の役者姿になるわで、すき焼きそっちのけで兄弟喧嘩になるとか?
◆
昨日はいいニーハイの日だったのか……あれだ、鏡斎がニーハイについて、やけに詳しくてもいいと思うんだ。だって女子の服装の一部だし。ただ、詳しすぎて柳田と話が合わない。「柳田サン、それニーハイじゃないぜ」「鏡斎。ボクには違いがさっぱりわからない哉」
切裂となら話が凄く合うと思うんだ。凄く駄目な方向に。「最近は一見ニーハイを履いてるように見せかけて、実は上の方に肌色のストッキングが続いてて。ソックスと肌との境目の、あの絶妙なラインを消すのが出てるらしい。……考えたやつは悪魔だな」「信じられぬほどの愚行でありマス」
地獄の事を少し考えてみると、山ン本さんの本体は各部位を潰されても、その部分は欠けたままで戻っていなかった。その事から、〈山ン本さん〉達は地獄では個別のままだという仮定が出来上がる訳で……地獄で山ン本さん本体とご対面とかあるのか?その前に、圓潮は他の兄弟と喧嘩になりそうだ。
「圓潮、リクオの畏れ違うのがあったぞ!」「あたしはちゃんと言ったはずだけどネェ。また忘れたんじゃないのかい?」「そうだったか?」「……丸め込まれるな。オレもリクオの事は聞いてない」「細かい事を言わないでほしいネェ、鏡斎」「知るかよ」「鏡斎が言うなら確かだな! どういう事だよ圓潮!」
「その前に、雷電。あれだけ説明した畏れの原理を理解してなかったのはどう言う了見だ」「いや、ほら……難しくてよぉ」「圓潮! よくもワシを裏から刺したな!」「その後あたしの顔半分盗って行ったのでお相子でしょう?」「そうそう、アレって結構痛いのよね」「お前さんもかい? 珠三郎」
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8/19
鏡斎の家に行って暑い暑いと騒ぐ雷電がいたとして。騒ぐな、そんなに暑いならマッパになって水でも被ってろ、とか鏡斎に言われるのがオチなんだろうな。その言葉を素直に受け取って、それもそうだな! とか雷電が服を脱ぎ始め、その事を後で柳田辺りに愚痴ってたらいいさ。
「それで、その後雷電は?」「……本当に頭から水被って、涼しくなったぜとか喜んでた」「男らしくていいんじゃない…哉」「柳田サン。目を逸らしながら言うなよ」否が応でも見たくもないもん見た側の気にもなれ。
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8/22
触手を興味本位で産んだはいいが、表情はないのに体全体でお腹すいたと表現する触手に困る鏡斎の話とかないかな? 触手の餌って何だ、と言う疑問をストレートに柳田に聞いてネットで検索させるが、アレ系の物しかヒットしなかったりして一頻り柳田が頭抱えるとか。
結論として怪談妖怪が噂通りの性質を持つのと一緒で、触手も世間一般の噂の通りになるとかで、人を襲いはしても人を食べるイメージがない事から体液が餌なのでは、とか仮説を立てたり。体液ってのは何の体液ならいいのかで、今度は鏡斎の方がお腹を空かせた触手を前に悩む話があればいいなと思う。
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8/25
柳鏡で擦れ違いとか大好きな事に気付いた。柳田が鏡斎の事を〈山ン本さん〉だから好きなのか、個人的に好きなのかが曖昧な感じで。それが山ン本様への依存からくる愛情だとは自覚なし。ただ鏡斎の事が好きだと思ってるし、好きな相手に居心地のいい空間を与えるのは愛情ゆえだと考えてる。
実際の所は、相手を自分の監視下に置いて自分だけのものにするためだとは気付いてない。対する鏡斎は、柳田の執着に近い愛情が山ン本向けだと分かってはいる。〈山ン本さん〉なら誰でも良いはずなのにな、ぐらいの感覚。都合がいいから好きにさせるだけで、柳田に対して執着はないと考えてる。
若干冷めた感覚で柳田の愛情を受け取っているので、柳田からすれば一線を引かれた感覚。つれない所も好きだよ、とか言うぐらいには盲目的な柳田。〈山ン本さん〉なら誰でも良かったと柳田が自覚するまで、時折錯覚しそうになるが一線を引き続ける気でいる鏡斎。
恋人同士ではあるけれど、どこまでも平行線上を行く互いの考え方。柳田の鏡斎への愛情が、普通に〈山ン本さん〉関係なくの愛情だったらかなり丸く収まるような話でも、今度こそ邪魔者もなく自分だけを見てくれる〈山ン本〉を無意識に求める柳田のせいで台無しになる感じの擦れ違い話が好きだ。
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8/28
場所は山。圓潮に言われて怪談噺用の場所確保の為に出かけた雷電と鏡斎で、住み着いてた妖怪倒す話とかないかな。善良な感じの妖怪じゃなくて、人間の娘とかも盗ってくるような、残虐非道な妖怪達。イメージとしては山賊。人間に化けて騙すとかじゃなく力ずく系。
柳田の下調べで大体の場所が分かっているので直行か、通りかかった人里で噂を聞くとか。山を歩いてたら遭遇する通行料代わりに身ぐるみ全部置いてけ系の下っ端妖怪。オレ達そんなに人間に見えんのか?、……知るかそんなもん、とか掛け合いしながら雷電が軽く伸し、妖怪達のねぐらへ向かう2人。
ねぐらの近くへ行ったらお決まりの台詞と共に出てきて囲む山賊風妖怪達。来るもの来ねぇ、とか言って雷電に妖怪退治は任せ。目くらまし用の絵を置いて、何かないかと妖怪達のねぐらの方へ向かう鏡斎。人里で言われてた攫われた娘達を見つけ、宝の山を素通りして近づく。
捕えられてた娘達にとっては希望の光に見えて、これで解放されると喜ぶが、鏡斎に気に入られて妖怪に変えられてく。娘達の希望をどん底まで突き落す外道さ。妖怪達を倒し終わって後から来た雷電が、人間の娘を妖怪にしてく鏡斎を見て、あらら……やっちまったか、とか呆れればいいさ。
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雷電の性格を考えると、正義の味方になれる時もある気がする。外見強そう+人懐っこそうな笑顔だから、妖怪被害にあってた里の人間達が勘違いして頼み込む。機嫌が良くて、人に使われてる感がなければ、まかせろ!とか雷電は軽く引き受けるが、一緒にいた鏡斎は助ける気ゼロ。娘=画材の認識。
案の定、鏡斎が娘達を妖怪に変えて、人に頼まれた手前雷電が、妖怪に変えてよかったのかよ?とか質問して。……人間の言うことを聞く義理が何でオレ達にあるんだ?とか返されればいいさ。この妖怪が里を潰せば丸く収まるだろ、とか鏡斎に言われて、それもそうだな!とか納得する雷電の軽さ。
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8/30
切裂と柳田のネタが頭から離れない。昼間だから女子も通らない細道。やる事なくて鳥居の上に座りながら居眠りをする切裂。大鋏は同じく鳥居の上。〈鼻〉があるから細道に入れた柳田が、長々と続く細道を歩いてきて切裂を発見。声をかけながら近付いても、起きる気配は無し。
切裂のいる鳥居の下、声をかけ続けると、ほぼ数㎝もない距離で地面に突き刺さってきた大鋏。「どういう積もり哉! 〈切裂とおりゃんせの怪人〉!!」とか怒鳴る柳田に、ようやく起きる切裂。鳥居から落ちて地面に突き刺さってる大鋏を見て、面倒くせぇ事になった、と凄い嫌な顔して降りてくる話。
怒鳴り続ける柳田の近くに、鳥居から片手で軍帽押さえながら外套をバサッと纏いながら降りてくる切裂とか。昨日から何故か頭の中に浮かぶけど、鏡斎が出そうにないし、ぶっちゃけオチがなさ過ぎてどうしようもない。
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9/5
『雷電と鏡斎で服を交換したら』と言うネタを思い付いた。「入らねぇ!」「……無理に入れるな、破ける」と会話まで浮かぶが、これは絵向きのネタだった。
宴会中の罰ゲームかなんかで服交換。ズルズルと雷電の服引きずる鏡斎と、鏡斎の服が小さすぎて入らなかったので褌一丁で出てくる雷電。酒が入って笑い上戸になってる他の幹部達が爆笑し過ぎて、お腹痛いとか言い出す始末。
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9/13
外食の混雑。順番待ちリストで、名前を山ン本と書いて圓潮達が待ってたら。一般的な名字の山本(やまもと)と読み間違えられ「〇名でお待ちの山本様」と呼ばれ続け、暫く気付かなかったとかないかな。名前で書いたら読みにくそうだから、山ン本と書いたのに、それすら間違えられる〈山ン本さん〉達。
「次からは、山ン本じゃなく柳田と書こうかネェ」「……そうだな」と、後で順番待ちリストに山ン本と書くのは止めとこう、とか決めてたり。一般的に分かりやすい名字で、自分達の身近にいる人物の名前ってなったら、柳田しか残らなかったとか。
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10/4
ググコクの素顔を見せないために無限に仮面を重ねてる天狗を見てたら、切裂の素顔が気になり過ぎて包帯をどうにか剥ごうとする百物語組幹部VS切裂+鏡斎もありかと思った。包帯を解いても解いても無限に下には包帯があるとかさ。
「ちょっと! この包帯どれだけ巻いてあるのよ!?」「……無駄だ、その包帯は無限に出てくる」「どれだけ見せる気ねーんだよ! 鏡斎!」「お前さん達、そろそろ無駄な事は止めときなさい」「圓潮師匠は気にならないんですか!?」「それは、まぁ、気になるけどネェ」
◆
切裂の外見変更に対して異様なまでに却下する鏡斎がいたらいいな。猛暑日だろうが服装一つ乱すなと強要する鬼畜振り。「いいか、服装の為なら寒くても我慢して生足出す女子がいるんだ、お前もたとえ気温35℃越えだろうと耐えろ」「〈小生〉に死ねと言っているのでありマショうか」
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10/10
鏡斎の家で最新の化粧方法について書かれた雑誌を切裂が見つけたら。大量の雑誌見て懐疑的な目を鏡斎に向ける切裂。意味合い的には、まさかご自身で試すために?とかそんな感じ。あ、何かこいつ勘違いしてるなとか思いながら、「……参考資料だ」とか言って余計にこじらせる鏡斎。
参考資料の意味を自分で試す用のと捉え。最近細道を通る女子が化粧してるのが多かったので、かなり切実に「貴方だけは素顔のままでいてください」とか言う切裂。なぜ話がこじれたのか分からないまま、誤解を解くのが面倒だなとか考え始めて無言になる鏡斎。そして話はどんどんこじれていく。
雑誌については、柳田が「鏡斎。最近の女性の努力は凄いから見てごらん」とか言って買ってきたか。珠三郎が「雷電だと全部一緒だろとか言って、分かってくれないのよ!」と憤慨しながら持ってきたか。
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10/14
炬燵に蜜柑の時期になり、山ン本蜜柑船の事を柳田が思い出して「山ン本様の為に蜜柑の皮を剥いていた頃が懐かしい哉……」とか蜜柑を剥きながら遠い目になって言ったりしたら、炬燵に入って蜜柑食べてた〈山ン本さん〉達は――気にせず蜜柑を食べ続けると思う。
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10/20
雷鏡で、甘栗とか落花生の皮を剥くに悪戦苦闘してる雷電を見て、見るに見かねて仕方なく鏡斎が皮を剥いてたら。自分が食べる分より雷電が食べる分の方が多くなり。面倒になって皮を剥くことを放棄し「……皮ごと食べろ」とか言ってたら萌える。
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10/23
想像するだけで楽しい。セックスしないと出られない密室に閉じ込められたCPの反応
雷鏡:「出れないなら仕方ないよな!」「……少しは別の脱出法を考えろよ」あっさりとヤる気満々の雷電と体力的に疲れるし面倒なのでヤりたくない鏡斎の攻防が……特には始まらない。普通の壁だと雷電が殴れば壊れるし、鏡斎が壁に絵を描いて妖怪を産んでも壁が消える。
圓鏡:「噺の題材としては良いかもしれないネェ」「……どんな噺にするつもりだ?」怨念によって出れないのか、部屋自体が妖怪なのか、あーだこーだと話し合いながら密室の怪談噺を作り始める圓潮と鏡斎。または、「……どの段階で開くのか気になるな」「試してみるかい?」とか。
切鏡:「遠慮なくヤれ」と無表情で言う鏡斎に、せめて雰囲気を……とか考えて項垂れる切裂。かなり珍しい鏡斎からの誘い受けなはずなのに、コレじゃない感が漂う。それか、密室のままの方が切裂としては嬉しかったり。ただし、ずっと一緒にいるのに手を出せないのはジレンマ過ぎるとか。
柳鏡:「後で圓潮師匠にこの怪異を報告しないといけないから、少し待ってて欲しい哉」「……仕事中毒かよ、柳田サン」和書に書き記し始める柳田。暇なので絵でも描くかとなる鏡斎。
密室が何もない真っ白な部屋だったら、なんか精神的に来そうな内容の怪談噺を百物語組なら広めてくれる気がする、と思ったがすでに都市伝説とかで「赤い部屋」があったので、題名をどうするかで悩むんだろうな。
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10/25
切鏡のハロウィンで、菓子か悪戯かとか鏡斎に訊いたら、乾パンと金平糖を渡されて、ハロウィンのお菓子と言うより、携帯口糧を渡された気分な切裂がいたらいいな。乾パンと金平糖=災害時の非常食として鏡斎の家にあったやつ。
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ハロウィンで、鏡斎から色とりどりのお菓子の詰め合わせを貰った地下鉄と、どう考えても野戦食な菓子を貰った切裂がいたとして。それぞれ、自分が貰ったお菓子が一番だと思うんだろうな。「そのお菓子地味だね!」「そちらの軟弱な菓子と違って、長期保存できる菓子でありマス」
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11/11
珍しく切裂の細道に、小江戸川越の観光ついでに来た鏡斎とか。切裂にお土産を買ってくるのを忘れて、川越で買ったやつを渡したり。無いよりはましだろな感覚。お土産の包装紙に書かれた川越の文字を見て何とも言えない顔になる切裂とか。「川越産……でありマスか?」「……いらないなら返せ」
◆
11/21
切裂のいる神社が「三好野神社」と言う名前だと、よく読み返してようやく気付いた。学問の神様の神社か……鏡斎が雷電の頭がもう少しよくなりますように的に絵馬を飾るとかないかな。「なぜ絵馬を飾っているのでありマシょうか?」「……学がもう少し足りて欲しい奴が約一名いてな」
または、願うつもりだったけど絵馬につい絵を描いて妖怪産み出しちゃったとか。「〈小生〉の細道の近くで妖怪を産まないでいただけませんか」「悪い、つい描きたくなった」それか、他人の為に絵馬を書く鏡斎に切裂がイラッとして、鏡斎が帰った後、絵馬を外してどっかに捨てるとかないかな。
実際には、切裂が神社を居場所にした時点で、神社に絵馬を奉納しようが御利益とかなさそうな気がしないでもない。
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11/29
今日はいい肉の日か。圓潮が買ってきた高い肉ですき焼きパーティしてて、空気読まない雷電が肉だけ一気に取って食べたばっかりに、圓潮は言霊を使って喋り始めるわ、鏡斎は部屋中に絵を浮かび上がらせるわ、珠三郎は戯演舞の役者姿になるわで、すき焼きそっちのけで兄弟喧嘩になるとか?
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昨日はいいニーハイの日だったのか……あれだ、鏡斎がニーハイについて、やけに詳しくてもいいと思うんだ。だって女子の服装の一部だし。ただ、詳しすぎて柳田と話が合わない。「柳田サン、それニーハイじゃないぜ」「鏡斎。ボクには違いがさっぱりわからない哉」
切裂となら話が凄く合うと思うんだ。凄く駄目な方向に。「最近は一見ニーハイを履いてるように見せかけて、実は上の方に肌色のストッキングが続いてて。ソックスと肌との境目の、あの絶妙なラインを消すのが出てるらしい。……考えたやつは悪魔だな」「信じられぬほどの愚行でありマス」