萌語り
◆因果律の崩壊
前にタイムパラドックス系ネタでオーディン=ラグナロク後トール神を考えたけど。
そういえば、過去に遡る系ので恍惚のヤンデレポーズネタ元の未来日記とかあったなと、ふと思い出したので。
2周目、3周目の世界とかいいなと。
漫画版とアニメ版で色々と差異(服装の違い、天喰を完成させた時の天気、etc.)があったし。
何かしらの干渉により違うことがある世界が繰り返されてるのも、ありかなと。
この場合の目標とするハッピーエンドは、呂布と共にいられる世界の継続。
1周目:ラグナロクは神側の勝利に終わり人類滅亡は可決。呂布がいない世界に興味はなく、何もかもを全て壊しつくした上でトール神が過去へと遡る。
この時点では、もう一度あの戦いを、好敵手と認めた呂布奉先と戦うことのみを望んでいた。
2周目:1周目のトール神が2周目のトール神を殺して成り代わり、再びラグナロクにて呂布と戦い、再び呂布を失った事により、考えを改める。
再び呂布と戦えば満足できると思っていたが、再び味わった喪失感から戦い自体が目的ではなかったと気付く。
3周目:1周目のトール神は3周目のオーディンを殺して成り代わる。ラグナロク後にニブルヘルした友を復活させ手に入れる予定であったが。ワルキューレ達の策略によりラグナロクが途中でご破算。
ニブルヘルした者達は神々が力を集結して復活させた事により、何も知らない3周目のトール神が呂布を手に入れる。
みたいな、オーディン=1周目のトール神だったが、呂布を手に入れられず。
3周目の何も知らない自分がのうのうと呂布と共にいるのを、ただ眺める事しかできないとか。
なかなか複雑な感じになって話としては楽しいかなと。
1、2周目では、神側は怪我は負うものの前半7戦7勝で終わったので。
3周目で人類側が勝つ試合があることは想定外だったオーディン(1周目のトール神)。
どんどん経験したはずの道筋からズレていくラグナロクに苛立つも。
最終的に、人類側が勝とうが、神側が勝とうが、どうでもいいというのが正直なところ。
ラグナロクさえ終われば、悠久ともいえる膨大な時間を費やした魔術を発動し友を取り戻せる。
3周目の自分が、その後に世界を壊そうが過去に遡ろうが知ったことではない。
そして、実は――
3周目のゼウスには2周目のゼウスから干渉があったとか。
北欧のが太古の昔から魔術に傾倒していたのは知っていた。
どうにも目的が読めず、そのような神なのだろうと思っていたが。
ラグナロクが始まって以来、きな臭い事になっていく過程で検討をつけた。
ワルキューレ達の策略もありラグナロクが途中で取り止めとなり。
神々が一堂に協力し合い、ニブルヘルした者達は戻ってきた。
奇跡とも呼べる光景の中ゼウスは北欧の主神を横目に見る。
憐れむべきか。
ただ友を取り戻したいが為に存在し続けた神を。
叱るべきか。
求め続けた友を何も知らぬ自身に取られた神を。
何かしでかす様子もない北欧のからゼウスは警戒を解き。
ただ、神と人が喜び合う光景へと視線を戻す。
その後、ある日のこと。
強者を求め続ける性質の呂布は対面する。
好敵手である北欧の雷神によく似通った顔立ちの神に。
そして、眼光鋭く見上げながら、思わず凶悪的な笑みと共に口にする。
目の前の神が、悠久の時を経てなお鮮烈に忘れることのなかったあの言葉を。
(2021/07/19)
前にタイムパラドックス系ネタでオーディン=ラグナロク後トール神を考えたけど。
そういえば、過去に遡る系ので恍惚のヤンデレポーズネタ元の未来日記とかあったなと、ふと思い出したので。
2周目、3周目の世界とかいいなと。
漫画版とアニメ版で色々と差異(服装の違い、天喰を完成させた時の天気、etc.)があったし。
何かしらの干渉により違うことがある世界が繰り返されてるのも、ありかなと。
この場合の目標とするハッピーエンドは、呂布と共にいられる世界の継続。
1周目:ラグナロクは神側の勝利に終わり人類滅亡は可決。呂布がいない世界に興味はなく、何もかもを全て壊しつくした上でトール神が過去へと遡る。
この時点では、もう一度あの戦いを、好敵手と認めた呂布奉先と戦うことのみを望んでいた。
2周目:1周目のトール神が2周目のトール神を殺して成り代わり、再びラグナロクにて呂布と戦い、再び呂布を失った事により、考えを改める。
再び呂布と戦えば満足できると思っていたが、再び味わった喪失感から戦い自体が目的ではなかったと気付く。
3周目:1周目のトール神は3周目のオーディンを殺して成り代わる。ラグナロク後にニブルヘルした友を復活させ手に入れる予定であったが。ワルキューレ達の策略によりラグナロクが途中でご破算。
ニブルヘルした者達は神々が力を集結して復活させた事により、何も知らない3周目のトール神が呂布を手に入れる。
みたいな、オーディン=1周目のトール神だったが、呂布を手に入れられず。
3周目の何も知らない自分がのうのうと呂布と共にいるのを、ただ眺める事しかできないとか。
なかなか複雑な感じになって話としては楽しいかなと。
1、2周目では、神側は怪我は負うものの前半7戦7勝で終わったので。
3周目で人類側が勝つ試合があることは想定外だったオーディン(1周目のトール神)。
どんどん経験したはずの道筋からズレていくラグナロクに苛立つも。
最終的に、人類側が勝とうが、神側が勝とうが、どうでもいいというのが正直なところ。
ラグナロクさえ終われば、悠久ともいえる膨大な時間を費やした魔術を発動し友を取り戻せる。
3周目の自分が、その後に世界を壊そうが過去に遡ろうが知ったことではない。
そして、実は――
3周目のゼウスには2周目のゼウスから干渉があったとか。
北欧のが太古の昔から魔術に傾倒していたのは知っていた。
どうにも目的が読めず、そのような神なのだろうと思っていたが。
ラグナロクが始まって以来、きな臭い事になっていく過程で検討をつけた。
ワルキューレ達の策略もありラグナロクが途中で取り止めとなり。
神々が一堂に協力し合い、ニブルヘルした者達は戻ってきた。
奇跡とも呼べる光景の中ゼウスは北欧の主神を横目に見る。
憐れむべきか。
ただ友を取り戻したいが為に存在し続けた神を。
叱るべきか。
求め続けた友を何も知らぬ自身に取られた神を。
何かしでかす様子もない北欧のからゼウスは警戒を解き。
ただ、神と人が喜び合う光景へと視線を戻す。
その後、ある日のこと。
強者を求め続ける性質の呂布は対面する。
好敵手である北欧の雷神によく似通った顔立ちの神に。
そして、眼光鋭く見上げながら、思わず凶悪的な笑みと共に口にする。
目の前の神が、悠久の時を経てなお鮮烈に忘れることのなかったあの言葉を。
(2021/07/19)