萌語り
◆いとおしい好敵手
最初は呂布とただ戦ってるだけで満足だったはずが。
だんだんと言語化できない感情が出てくるトールとか。
そんな時に遭遇して完全に愉快犯でトールにヒント出しちゃうロキ。
「ロキが言うには。――此処に、注ぎ込めば解決する問題だと」
呂布の腹部を指先でなぞるトール。
丹田のあたりを触れられるので、勘違いする呂布。
表面上から雷か何かを注がれでもするのかと。
トールの方もよくわかってない場合。
後でロキが知って爆笑する天然共の珍行動が発生する。
途中でトールがなんとなく気付く場合。
雷でもあながち間違ってもない方法だったが。
呂布が電気ショックに耐えてる姿を眺めてたら。
こちらの方がいいかと考え直すパターン。
逆に、よくわかってないのは呂布だけの状況だと。
さっそく注ぐか? となった後の、ふかふかな寝台の上。
トールに後ろから抱きこまれながら腹部を撫でられ。
注がれる雷はどの程度かと耐える気満々だったり。
最初はハンデをなくすための合理的な手段として体をつなげてたが。
やっと出会えた好敵手、二度と手放してなるものかと無意識にある中。
雷神が飛将をいとおしいと感じ始めるまでは短く。
その行為に、別の意味合いを見出してしまったとか。
共にいる時間が好ましく、相手の全てが欲しいと渇望しはじめ。
そんな時に、寝物語に呂布が幼い頃に落雷を見て無邪気にも思った事を話して。
天下に我に敵する者なしと気づいた後も、武を極め続けていた理由を語った上で。
本当に、天にはすごい奴がいたと笑いながら言ったら。
トールにとっては愛の告白も同然。
とある日の守護天使達の災難。
基本的に、人が神の手を煩わせるべきでない、が浸透してたり。
そんな中、気を失ってる呂布を大切そうに運ぶトールを見かけ。
勇気ある守護天使の一人が、呂布を運ぶことを申し出るが。
穏やかな表情を浮かべていたはずのトールが嘘のように無表情に戻り。
守護天使に、それ以上息をすることすら許可しないほどの視線を送る。
はるか高みからの射貫くような視線に、青ざめる守護天使達。
冷や汗を大量にかきながら、平身低頭で床に這いつくばる。
その後、呂布が僅かに身じろぎした事がきっかけで威圧は解ける。
いとおしくてたまらないとばかりの視線を呂布へと向け、歩き出すトール。
残されたのは、恐怖で歯の根が合わないほどに震える守護天使達のみ。
(2020/09/17)
最初は呂布とただ戦ってるだけで満足だったはずが。
だんだんと言語化できない感情が出てくるトールとか。
そんな時に遭遇して完全に愉快犯でトールにヒント出しちゃうロキ。
「ロキが言うには。――此処に、注ぎ込めば解決する問題だと」
呂布の腹部を指先でなぞるトール。
丹田のあたりを触れられるので、勘違いする呂布。
表面上から雷か何かを注がれでもするのかと。
トールの方もよくわかってない場合。
後でロキが知って爆笑する天然共の珍行動が発生する。
途中でトールがなんとなく気付く場合。
雷でもあながち間違ってもない方法だったが。
呂布が電気ショックに耐えてる姿を眺めてたら。
こちらの方がいいかと考え直すパターン。
逆に、よくわかってないのは呂布だけの状況だと。
さっそく注ぐか? となった後の、ふかふかな寝台の上。
トールに後ろから抱きこまれながら腹部を撫でられ。
注がれる雷はどの程度かと耐える気満々だったり。
最初はハンデをなくすための合理的な手段として体をつなげてたが。
やっと出会えた好敵手、二度と手放してなるものかと無意識にある中。
雷神が飛将をいとおしいと感じ始めるまでは短く。
その行為に、別の意味合いを見出してしまったとか。
共にいる時間が好ましく、相手の全てが欲しいと渇望しはじめ。
そんな時に、寝物語に呂布が幼い頃に落雷を見て無邪気にも思った事を話して。
天下に我に敵する者なしと気づいた後も、武を極め続けていた理由を語った上で。
本当に、天にはすごい奴がいたと笑いながら言ったら。
トールにとっては愛の告白も同然。
とある日の守護天使達の災難。
基本的に、人が神の手を煩わせるべきでない、が浸透してたり。
そんな中、気を失ってる呂布を大切そうに運ぶトールを見かけ。
勇気ある守護天使の一人が、呂布を運ぶことを申し出るが。
穏やかな表情を浮かべていたはずのトールが嘘のように無表情に戻り。
守護天使に、それ以上息をすることすら許可しないほどの視線を送る。
はるか高みからの射貫くような視線に、青ざめる守護天使達。
冷や汗を大量にかきながら、平身低頭で床に這いつくばる。
その後、呂布が僅かに身じろぎした事がきっかけで威圧は解ける。
いとおしくてたまらないとばかりの視線を呂布へと向け、歩き出すトール。
残されたのは、恐怖で歯の根が合わないほどに震える守護天使達のみ。
(2020/09/17)