◆タイムパラドックス系


父であるオーディンがやったように、叡智を得る代償に隻眼になって。
呂布と再会するために、なりふり構わず行動するトール神とか。
隻眼になったトール神に神隠しされる仔呂布とか見たい。
三国時代に呂布奉先がいない時空を創り出す神様。

神隠しにあう直前。
トール神と出会ったのがちょうど狼を殺して一族から出てすぐで。
まだ、強い奴はいるはずと思ってて絶望はしてないが。
周囲の反応から自分の異物感は理解してた仔呂布とか。

トール神がいつも長い髪を垂らしてるから。
閉じられてる片目に途中まで気付かなかったり。
そして、トール神のことしか知らない呂布が出来上がる。
赤兎馬のことも、陳宮のことも、退屈も、全て知らない呂布。
やはり我が好敵手は生まれる場所を間違えていたと満足するトール神。

未来永劫に続くはずだった幸福が崩れる日があるなら。
世界の強制力のぶり返しで、三国時代に引き戻される呂布とか。
天界では退屈には程遠く、毎日が充実していたが。
下界でも楽しめるかと思ったら、誰も彼もが容易く壊れ。
加えて眠るごとに本来刻むはずだった歴史に沿う記憶が侵食していき。
むしろ、あの雷神の元にいたこと自体が夢幻のことだったのかと思い始める。

本来の記憶に侵食され、すでに姿すら思い出せなくなった己の好敵手に対し。
お前がいない世界に意味はないと天に向かって吠える呂布とか。
以降、雷を疎ましく思い始める。確かにいた誰かを求め続けながら。

退屈で死にそうな呂布の処刑は、生憎の悪天候の中で執り行われる。
見上げた空は、分厚い雲に覆われ雷鳴が幾重にも轟き始め。
刑執行のその瞬間、ひときわ大きな雷が処刑台へと落ち。
呂布奉先は龍となって天へと昇ったと、後世に語り継がれたり。


タイムパラドックス系で別ネタ。
オーディン＝ラグナロク後のトール神とか。
親子だから似てるというか、同一存在だからそっくりで当たり前。
ラグナロク後に片目を代償に叡智を得て、過去にさかのぼった結果とか。
オーディンが持ってるといわれるグングニルの正体が。
魔術によって偽装してたが、実は友の為の方天戟だったり。
あれでオーディンの胸元に、トール神と同じ傷があったりして。

雷神トールが過去にさかのぼる時期は知っている。
そして、本当に雷神トールが現在から消滅した後。
カラス達が騒ぐ中、凶悪的に笑いながらオーディンは元の姿に戻る。
驚愕するカラス達をよそに、ようやく我が友を手に入れられると喜びながら。

という感じの、とんでもないタイムパラドックス系ネタ。
親子二代にわたって隻眼になったらと考えてたらバグった。
オーディンの情報があまり出てない今だからできる妄想。


（2020/09/24）