断片話

◆大酒飲みの喩え


「鯨飲、って言う言葉もあながち外れじゃないと思うんですけど……」
「知るか、現に酔い潰れてるじゃろ」

命があっただけでもよしとするか、無駄な争いの後片付けを増やした事に対して怒るか……
とりあえず、枕代わりに上着を尾に変化させながら寝ている人物に近づきその頭を叩いた。

「園長!? 何してるんですか?!」
「ん? なんかムカつくからじゃ。気持ちよさそうに寝てるのがよけいに腹立つんじゃ」


(2011/01/07)
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