桔ザク
「ねーデイジー」
「……何? ブルーベル」
「ちょっと思ったんだけど、真6弔花で常識力あるのって私達よね?」
「えっ…………」
目を丸くしてブルーベルを凝視したデイジー。
その反応にムッとしたブルーベルはデイジーの前髪を思いっきり引っ張った。
「ぼばっ!?」
「常識、あるわよね?」
「う、うん! ある、あるよぉ! だから髪引っ張るの止めて!!」
訴えるデイジーに、パッと手を離したブルーベルは、デイジーの答えに満足げに頷いた。
「本当、大人って常識が薄れてくのかしら? 人目があることぜーんぜん気にしてないわよね」
「……ブルーベルに言われたくないと思う」
「何か言った、デイジー?」
「何でもないよ……」
裸コートなのは常識がないと言えないデイジーは、ブルーベルに聞こえない程度にため息をついた。
「まったく、人目を気にせずにイチャつくのってどうなの?」
「気にしないであげておこうよ」
「一番常識があるように見える桔梗が、一番常識も大人気もないわ」
「確かにそうだけど……」
ブルーベルに同意し、視線の先にいる二人を眺め。
デイジーは、あれはイチャついている範囲に入るのかと疑問に思った。
「よんなバーロォ! ただでさえ暑い中で近づくんじゃねぇ!!」
「ハハンッ、大丈夫です。クーラーは利かせますから」
「そう言う問題じゃねぇ! 人の体温感じながら昼寝ができるか!」
じりじりと間合いをはかりながら喧嘩(?)をしている二人。
その内容は、果てしなく、くだらなかった。
「…………僕チン達は、ああいう大人にならないようにしようね」
「まったくだわ」
反面教師
ああはなりたくないと思う。
end
(2010/07/17)
「……何? ブルーベル」
「ちょっと思ったんだけど、真6弔花で常識力あるのって私達よね?」
「えっ…………」
目を丸くしてブルーベルを凝視したデイジー。
その反応にムッとしたブルーベルはデイジーの前髪を思いっきり引っ張った。
「ぼばっ!?」
「常識、あるわよね?」
「う、うん! ある、あるよぉ! だから髪引っ張るの止めて!!」
訴えるデイジーに、パッと手を離したブルーベルは、デイジーの答えに満足げに頷いた。
「本当、大人って常識が薄れてくのかしら? 人目があることぜーんぜん気にしてないわよね」
「……ブルーベルに言われたくないと思う」
「何か言った、デイジー?」
「何でもないよ……」
裸コートなのは常識がないと言えないデイジーは、ブルーベルに聞こえない程度にため息をついた。
「まったく、人目を気にせずにイチャつくのってどうなの?」
「気にしないであげておこうよ」
「一番常識があるように見える桔梗が、一番常識も大人気もないわ」
「確かにそうだけど……」
ブルーベルに同意し、視線の先にいる二人を眺め。
デイジーは、あれはイチャついている範囲に入るのかと疑問に思った。
「よんなバーロォ! ただでさえ暑い中で近づくんじゃねぇ!!」
「ハハンッ、大丈夫です。クーラーは利かせますから」
「そう言う問題じゃねぇ! 人の体温感じながら昼寝ができるか!」
じりじりと間合いをはかりながら喧嘩(?)をしている二人。
その内容は、果てしなく、くだらなかった。
「…………僕チン達は、ああいう大人にならないようにしようね」
「まったくだわ」
反面教師
ああはなりたくないと思う。
end
(2010/07/17)