桔ザク
ハハン、私を押さえ込んで、どうするおつもりですか?」
「うるせーバーロー、お前にヤる気が無いなら、俺からヤってやるぜ?」
壁際に桔梗を押さえつけ、ニヤリと笑い、噛み付くようなキスをした。
「……ッ!? …んっん!!?」
自分からしたはずのキスは、逆に口内に舌を入れられ。
驚いて離れようとすると、後ろから指で支えられ、離れる事ができなかった。
「ハハンッ、どうしましたザクロ、随分と意外そうな顔ですね?」
酸欠状態に近くなったところで、ようやく解放され、荒い息のまま桔梗を見ると。
ひどく嬉しそうに笑っていた。
「テメッ……何しやがんだバーロー!!」
「貴方が望んだ事ですよ?」
一瞬、桔梗に言われた言葉の意味が分からず、桔梗の顔を凝視した。
「ザクロ、貴方は、私ともっと深く繋がりたい、そう思ったからこそ、こんな行動に出た……」
ゆっくりと手を伸ばし、そっと頬を撫でてきた桔梗は、ゆるやかに笑みを浮かべた。
「違いますか?」
「……おい、桔梗?」
明らかに展開が予想外すぎて、思考がゆっくりになっている中、引きつりながら桔梗を見た。
「ハハン、どうして貴方は私の理性を崩そうとするのでしょうか?」
ため息をつく様に呟き、目を細める桔梗は、問いかけるように見上げてきた。
「極力触れないようにしたのも、軽いキスだけで済ませていたのも、全て貴方のためでしたのに」
「いや……わかったぜバーロー、これからもそれで十分だ……」
「ハハン、ザクロ、貴方は私の理性を崩してしまったのですよ?」
「ッ!? 始めっから仕組んでただろバーロー!!」
ようやく桔梗の考えが飲み込め、怒鳴りつけた。
「何の事ですか? 行動を起こしたのは貴方の方からですよ?」
クスクスと笑いながら、獲物を前にした獣のような目で桔梗は見つめてきた。
「我慢も、もう必要ありませんね、貴方の望んだ事ですから……」
優しげな笑顔
逃げられないように拘束された腕
end
(2010/03/04)
「うるせーバーロー、お前にヤる気が無いなら、俺からヤってやるぜ?」
壁際に桔梗を押さえつけ、ニヤリと笑い、噛み付くようなキスをした。
「……ッ!? …んっん!!?」
自分からしたはずのキスは、逆に口内に舌を入れられ。
驚いて離れようとすると、後ろから指で支えられ、離れる事ができなかった。
「ハハンッ、どうしましたザクロ、随分と意外そうな顔ですね?」
酸欠状態に近くなったところで、ようやく解放され、荒い息のまま桔梗を見ると。
ひどく嬉しそうに笑っていた。
「テメッ……何しやがんだバーロー!!」
「貴方が望んだ事ですよ?」
一瞬、桔梗に言われた言葉の意味が分からず、桔梗の顔を凝視した。
「ザクロ、貴方は、私ともっと深く繋がりたい、そう思ったからこそ、こんな行動に出た……」
ゆっくりと手を伸ばし、そっと頬を撫でてきた桔梗は、ゆるやかに笑みを浮かべた。
「違いますか?」
「……おい、桔梗?」
明らかに展開が予想外すぎて、思考がゆっくりになっている中、引きつりながら桔梗を見た。
「ハハン、どうして貴方は私の理性を崩そうとするのでしょうか?」
ため息をつく様に呟き、目を細める桔梗は、問いかけるように見上げてきた。
「極力触れないようにしたのも、軽いキスだけで済ませていたのも、全て貴方のためでしたのに」
「いや……わかったぜバーロー、これからもそれで十分だ……」
「ハハン、ザクロ、貴方は私の理性を崩してしまったのですよ?」
「ッ!? 始めっから仕組んでただろバーロー!!」
ようやく桔梗の考えが飲み込め、怒鳴りつけた。
「何の事ですか? 行動を起こしたのは貴方の方からですよ?」
クスクスと笑いながら、獲物を前にした獣のような目で桔梗は見つめてきた。
「我慢も、もう必要ありませんね、貴方の望んだ事ですから……」
優しげな笑顔
逃げられないように拘束された腕
end
(2010/03/04)