断片話
◆片視界
「ハハン、よかったですねザクロ。暫くの間は何の予定もないそうですよ?」
「バーロォ、どういう意味だ」
ギッ、と睨みつけてくる片目を見返しながら、桔梗はザクロへと触れた。
「勿論、無様にも眼帯をしている貴方にとって、都合が良くてよかったですねと言いたいだけです」
「ッ!!」
「何の考えもなく敵陣に突っ込んで行ったのは浅はかとしか言いようがないと思いますが、失明は免れ、しかも片目だけの負傷と言うのは幸運でしたね」
馬鹿にしている事が明白な態度に、桔梗を怒鳴りつけたいザクロだったが、無様であることは自覚しているため押し黙った。
「ハハンッ、数日すれば治るそうなので、それまでの間は大人しくしていてくださいね?」
(2011/01/01)
「ハハン、よかったですねザクロ。暫くの間は何の予定もないそうですよ?」
「バーロォ、どういう意味だ」
ギッ、と睨みつけてくる片目を見返しながら、桔梗はザクロへと触れた。
「勿論、無様にも眼帯をしている貴方にとって、都合が良くてよかったですねと言いたいだけです」
「ッ!!」
「何の考えもなく敵陣に突っ込んで行ったのは浅はかとしか言いようがないと思いますが、失明は免れ、しかも片目だけの負傷と言うのは幸運でしたね」
馬鹿にしている事が明白な態度に、桔梗を怒鳴りつけたいザクロだったが、無様であることは自覚しているため押し黙った。
「ハハンッ、数日すれば治るそうなので、それまでの間は大人しくしていてくださいね?」
(2011/01/01)