小話
【きょうふのみそ汁】
「今日の夕食は何だ?」
「ハハン、きょうふのみそ汁です」
「そーかバーロー」
桔梗の言葉に、また洒落を言ってるのかと軽く流したザクロ。
恐怖と今日麩、意外と分かりやすい洒落だったなと、興味を無くした様に食卓に着いた。
「…………みそ汁か?」
ヒクリと口元を引きつらせたザクロ。
目の前で異臭を放つ液体を眺め、次に桔梗を見た。
「ですから、言ったはずですよ? 恐怖のみそ汁だと」
「何がありゃこんな風になるってんだバーロー……」
「ブルーベルが一人で作りました、残さず飲みましょう」
大人の役目ですから、と桔梗がみそ汁(?)を飲み始めるので、ザクロは意を決して碗を手に取った。
end
「今日の夕食は何だ?」
「ハハン、きょうふのみそ汁です」
「そーかバーロー」
桔梗の言葉に、また洒落を言ってるのかと軽く流したザクロ。
恐怖と今日麩、意外と分かりやすい洒落だったなと、興味を無くした様に食卓に着いた。
「…………みそ汁か?」
ヒクリと口元を引きつらせたザクロ。
目の前で異臭を放つ液体を眺め、次に桔梗を見た。
「ですから、言ったはずですよ? 恐怖のみそ汁だと」
「何がありゃこんな風になるってんだバーロー……」
「ブルーベルが一人で作りました、残さず飲みましょう」
大人の役目ですから、と桔梗がみそ汁(?)を飲み始めるので、ザクロは意を決して碗を手に取った。
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