桔ザク
「桔梗はブルーベルのなんだから近づかないでよ!!」
「バーロー、うっせーんだよこの電波!」
「ぼっ、僕チンも桔梗の事が好きだから、じゃ、邪魔しないでよ……」
「俺がいつ邪魔したってんだ!」
両方から邪魔するなと宣言されたザクロは怒鳴りながら。
何故自分がこんな事を、言われなくてはいけないのかと思った。
「ニュ!? 暇があれば桔梗と一緒にいるくせに!!」
「二人で休みが重なるのもおかしい……」
「バーロッ! んなもん、たまたまだらけてたら桔梗が来て、休みの日が重なんのも偶然同じにぐらいなるだろ!!」
怒鳴り返してから、どちらかと言えば桔梗から来る事が多い気がしたが、偶然だと言ってたから……
「……ん?」
偶然も何回か続けば、偶然とも言い切れない気が……
「何よ、自慢?」
「偶然で桔梗に会えるなら、その運僕チンもほしい」
「…………」
また、ギャンギャンと騒ぎ立てる二人を無視して、考えをめぐらす。
「ハハン、何を騒いでいるのですか?」
「「桔梗!?」」
「ちょうど良いとこに来たな桔梗」
話に割り込んだ桔梗に二人は驚き。
ザクロは結論がまとまっていないが、とにかく聞こうと桔梗の肩を掴んだ。
「ニュ!? 気安く触んないでよ!!」
ブルーベルが騒ぎ立てるが無視をする。
「桔梗、聞きたいことがある」
「何ですか、ザクロ?」
「最近、やけにお前が近くにいる気がするんだが、本当にありゃあ偶然か?」
「ハハン、偶然であそこまで貴方に会えるのなら苦労はしませんよ」
あきれたように苦笑する桔梗は、肩にまわったザクロの手をはずす。
「どーいう意味だバーロー?」
「暇があれば貴方の近くにいるのも、休日が全て一緒なのも、仕組んだに決まっているでしょう」
「なっ!?」
「苦労しましたよ? 色々と、貴方の行動パターンを先回りしたり、休日を白蘭様に頼み込んだり……」
はずした時に握ったままにしていたザクロの手首を一つにまとめ、匣兵器で拘束する。
「バ、バーロィッ!? 何すんだよ!!」
「気づかれてしまっては、しかたありませんから」
そのまま、ポカーンとしているブルーベルとデイジーを無視して、桔梗はザクロを担ぎ上げ歩き出す。
「私の想いをしっかりと刻み込んであげますよ」
「バーロー! いるかそんなもん!!」
偶然ですよ
「……僕チン達、ふられたの?」
「ニュ~、知らないもん!!」
end
(2010/01/16)
「バーロー、うっせーんだよこの電波!」
「ぼっ、僕チンも桔梗の事が好きだから、じゃ、邪魔しないでよ……」
「俺がいつ邪魔したってんだ!」
両方から邪魔するなと宣言されたザクロは怒鳴りながら。
何故自分がこんな事を、言われなくてはいけないのかと思った。
「ニュ!? 暇があれば桔梗と一緒にいるくせに!!」
「二人で休みが重なるのもおかしい……」
「バーロッ! んなもん、たまたまだらけてたら桔梗が来て、休みの日が重なんのも偶然同じにぐらいなるだろ!!」
怒鳴り返してから、どちらかと言えば桔梗から来る事が多い気がしたが、偶然だと言ってたから……
「……ん?」
偶然も何回か続けば、偶然とも言い切れない気が……
「何よ、自慢?」
「偶然で桔梗に会えるなら、その運僕チンもほしい」
「…………」
また、ギャンギャンと騒ぎ立てる二人を無視して、考えをめぐらす。
「ハハン、何を騒いでいるのですか?」
「「桔梗!?」」
「ちょうど良いとこに来たな桔梗」
話に割り込んだ桔梗に二人は驚き。
ザクロは結論がまとまっていないが、とにかく聞こうと桔梗の肩を掴んだ。
「ニュ!? 気安く触んないでよ!!」
ブルーベルが騒ぎ立てるが無視をする。
「桔梗、聞きたいことがある」
「何ですか、ザクロ?」
「最近、やけにお前が近くにいる気がするんだが、本当にありゃあ偶然か?」
「ハハン、偶然であそこまで貴方に会えるのなら苦労はしませんよ」
あきれたように苦笑する桔梗は、肩にまわったザクロの手をはずす。
「どーいう意味だバーロー?」
「暇があれば貴方の近くにいるのも、休日が全て一緒なのも、仕組んだに決まっているでしょう」
「なっ!?」
「苦労しましたよ? 色々と、貴方の行動パターンを先回りしたり、休日を白蘭様に頼み込んだり……」
はずした時に握ったままにしていたザクロの手首を一つにまとめ、匣兵器で拘束する。
「バ、バーロィッ!? 何すんだよ!!」
「気づかれてしまっては、しかたありませんから」
そのまま、ポカーンとしているブルーベルとデイジーを無視して、桔梗はザクロを担ぎ上げ歩き出す。
「私の想いをしっかりと刻み込んであげますよ」
「バーロー! いるかそんなもん!!」
偶然ですよ
「……僕チン達、ふられたの?」
「ニュ~、知らないもん!!」
end
(2010/01/16)