その他

「私、死体の方が好みなの」
「何だバーロー、俺を殺す気か?」
「うふっ、それも良いかもしれないわね、あなたの体、私にとって理想的ですもの」

感触を楽しむかのように肌をなぞり、顔を上げさせた。

「でも、その紅い瞳が見れなくなるのは、ちょっと残念だからやめておくわ」

サングラスの奥から、じっと紅い瞳を眺めながら呟いたルッスーリアは、軽くまぶたへとキスを落とした。

「だからその代わり、私の下で思う存分あなたの体を堪能させて」
「趣味が悪いなバーロー」

押し倒されながらザクロが呟いた言葉に、クスリと笑った。



悪趣味
「あら、純粋に好きなだけよ?」


end
(2010/03/20)
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