その他
「髪なげぇなバーロー」
「ああ? 何だ羨ましいのか?」
ダラダラと横になりながら長い銀色の髪を指に絡めていたザクロを見ながら、スクアーロはニヤリと笑いながら自慢した。
「バーロー、長けりゃ邪魔なだけだろ」
「そうかぁ? まぁ、俺はお前の髪だったらどっちでも良いけどな!」
ゆるく癖のある紅い髪を、言葉遣いとは裏腹に優しく撫でる。
「桔梗やブルーベルの奴も髪が長いんだよ、だから……ッ」
紅い髪を撫でていた手を止め、スクアーロはザクロの上に覆いかぶさり、それ以上の言葉を許さなかった。
「ッ…んんっ……」
貪るように、息さえもさせない口付けに、小さく声を零しながら終わるのを待った。
ようやく解放したスクアーロは銀色の髪の間から、燃えるような鋭い目でザクロをとらえた。
「俺の前で、他人の名前を言うんじゃねぇ!!」
スクアーロに見つめられたザクロは、熱っぽいため息をつきながら呆れたようにつぶやいた。
「……バーロぉ……嫉妬深いんだよ」
銀色の視界
長い髪は一面を染め上げる
end
(2010/02/06)
「ああ? 何だ羨ましいのか?」
ダラダラと横になりながら長い銀色の髪を指に絡めていたザクロを見ながら、スクアーロはニヤリと笑いながら自慢した。
「バーロー、長けりゃ邪魔なだけだろ」
「そうかぁ? まぁ、俺はお前の髪だったらどっちでも良いけどな!」
ゆるく癖のある紅い髪を、言葉遣いとは裏腹に優しく撫でる。
「桔梗やブルーベルの奴も髪が長いんだよ、だから……ッ」
紅い髪を撫でていた手を止め、スクアーロはザクロの上に覆いかぶさり、それ以上の言葉を許さなかった。
「ッ…んんっ……」
貪るように、息さえもさせない口付けに、小さく声を零しながら終わるのを待った。
ようやく解放したスクアーロは銀色の髪の間から、燃えるような鋭い目でザクロをとらえた。
「俺の前で、他人の名前を言うんじゃねぇ!!」
スクアーロに見つめられたザクロは、熱っぽいため息をつきながら呆れたようにつぶやいた。
「……バーロぉ……嫉妬深いんだよ」
銀色の視界
長い髪は一面を染め上げる
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(2010/02/06)