桔ザク 2
「君たち……またやってるの?」
「止めないでください白蘭様!」
「別に止めないけど、よくそんなにすぐ喧嘩できるね」
「ぷぷ~! どうせザクロが桔梗にけんかうったんでしょ? でしょ?」
「バーロォ! 今回はこいつが意味もなく吹っかけてきただけだ!!」
「ハハン! 何処が意味もなく吹っかけたと言うんですか!」
「そう言う所がだ!」
また互いに頬を抓ったりしながら取っ組み合いを始める二人。
その様子を眺め、血の気が多いね、と軽口を叩ける状況でもないことに乾いた笑いしか出なかった。
「白蘭様……止めるべきですか?」
「いいんじゃないかな、別に。前と同じになんてたぶんなれないし」
不安そうに見上げてくるデイジーへと返答しながら、少し苦笑した。
いい事でもあり、悪いかもしれない事でもある事実。
10年後の未来と同じ関係には二度となれない。
「あれが今の桔梗チャンとザクロ君の関係なんだよ、きっと」
青臭い
それでも、また一から
end
(2013/09/29)
「止めないでください白蘭様!」
「別に止めないけど、よくそんなにすぐ喧嘩できるね」
「ぷぷ~! どうせザクロが桔梗にけんかうったんでしょ? でしょ?」
「バーロォ! 今回はこいつが意味もなく吹っかけてきただけだ!!」
「ハハン! 何処が意味もなく吹っかけたと言うんですか!」
「そう言う所がだ!」
また互いに頬を抓ったりしながら取っ組み合いを始める二人。
その様子を眺め、血の気が多いね、と軽口を叩ける状況でもないことに乾いた笑いしか出なかった。
「白蘭様……止めるべきですか?」
「いいんじゃないかな、別に。前と同じになんてたぶんなれないし」
不安そうに見上げてくるデイジーへと返答しながら、少し苦笑した。
いい事でもあり、悪いかもしれない事でもある事実。
10年後の未来と同じ関係には二度となれない。
「あれが今の桔梗チャンとザクロ君の関係なんだよ、きっと」
青臭い
それでも、また一から
end
(2013/09/29)