断片話

◆嫌う理由
(リボヴェル)

「くだらない。私が君を嫌いな理由? そんなもの君という存在自体が嫌いなだけだ」
「随分と理不尽だな」
「どちらが理不尽だ。頭脳と身体能力そのどちらも恵まれた人物が言うな、リボーン」
「自分が非力だからって俺を恨むな」
「恨みたくもなる。君の存在は理不尽の塊だ」
「だいたい、頭脳ならお前の方が上だろ、ヴェルデ」
「ほお、随分と謙虚だな。ボリーン博士?」

知らないとでも思っているのかと睨むヴェルデに、相当根に持ってるなとリボーンは呆れたくなった。


(2012/04/17)
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