小話
【暇ヒマひま】
(フラヴェル)
「暇ですねー」
「そうか」
「ヴェル公、さっきからずっとパソコン画面を見てますけど、ゲームでもしてるんですか?」
「これは対リボーン用のシミュレーションだ」
「あー、シミュレーションゲームですか」
ダラダラとヴェルデの隣で寝そべるフランは視線を向けない相手に再度声をかけた。
「暇ですねー」
「そうか」
「クリスマスも日本のお正月も、師匠達が貧乏であんまり盛り上がりませんでしたねー」
「十分に盛り上がっていたはずだ」
「じゃあ今度のバレンタイン、ヴェル公がミーにチョコを渡してください」
「何故そこで話が飛ぶんだ?」
「細かい事はいいじゃないですか、師匠がチョコ独占してミーが食べられないんですー」
「……覚えていたら渡す。分かったら少し黙っていてくれ」
「絶対ですよー」
「ああ、覚えていたらな」
カチャカチャと暫くキーボードを叩く音が響いた後フランは口を開いた。
「ヴェル公」
「何だ」
「暇ですねー」
「そうか」
end
旧:拍手文
(2013/01/02~02/11)
(フラヴェル)
「暇ですねー」
「そうか」
「ヴェル公、さっきからずっとパソコン画面を見てますけど、ゲームでもしてるんですか?」
「これは対リボーン用のシミュレーションだ」
「あー、シミュレーションゲームですか」
ダラダラとヴェルデの隣で寝そべるフランは視線を向けない相手に再度声をかけた。
「暇ですねー」
「そうか」
「クリスマスも日本のお正月も、師匠達が貧乏であんまり盛り上がりませんでしたねー」
「十分に盛り上がっていたはずだ」
「じゃあ今度のバレンタイン、ヴェル公がミーにチョコを渡してください」
「何故そこで話が飛ぶんだ?」
「細かい事はいいじゃないですか、師匠がチョコ独占してミーが食べられないんですー」
「……覚えていたら渡す。分かったら少し黙っていてくれ」
「絶対ですよー」
「ああ、覚えていたらな」
カチャカチャと暫くキーボードを叩く音が響いた後フランは口を開いた。
「ヴェル公」
「何だ」
「暇ですねー」
「そうか」
end
旧:拍手文
(2013/01/02~02/11)