小話
【嘘はばれるもの】
(風ヴェル)
「甘いものがお好きなようですね」
ケーキを食べているヴェルデを見ながら風はニコニコと笑いながら問いかけた。
その問いかけに、口の中の物を飲み込んでから、不機嫌そうにヴェルデは答えた。
「脳は栄養源としてブドウ糖しか使わない、炭水化物は体内に入ると消化されブドウ糖となるが、炭水化物とは多糖類であり、その過程において幾つもの酵素による分解を受けなければならない、その点において、砂糖は二糖類なので消化吸収が短時間で済み、血糖値上昇の時間短縮になる、ゆえに、甘いものが好きなわけで食べているのではなく、効率から考えて食べているだけだ」
「頬にクリームがついていますよ?」
「………………そうか」
end
(風ヴェル)
「甘いものがお好きなようですね」
ケーキを食べているヴェルデを見ながら風はニコニコと笑いながら問いかけた。
その問いかけに、口の中の物を飲み込んでから、不機嫌そうにヴェルデは答えた。
「脳は栄養源としてブドウ糖しか使わない、炭水化物は体内に入ると消化されブドウ糖となるが、炭水化物とは多糖類であり、その過程において幾つもの酵素による分解を受けなければならない、その点において、砂糖は二糖類なので消化吸収が短時間で済み、血糖値上昇の時間短縮になる、ゆえに、甘いものが好きなわけで食べているのではなく、効率から考えて食べているだけだ」
「頬にクリームがついていますよ?」
「………………そうか」
end