花道軍団
名前変更
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
俺と秋はいわゆる幼なじみ。
ぐれて花道達とつるみ始めても、「雄二は雄二だから。大きな怪我だけしないでね?」そう言って今でも仲良くしてくれている。
俺が初めて恋をしたのは秋だった。
告白するタイミングが見つけられない。
毎日顔合わせて、挨拶かわして、学校でバカやって、それを笑ってくれる秋を見るだけで毎日満足している。
そうやって長い間このぬるま湯の状態で満足して過ごしていたある日、自分の気持ちを諦めなきゃいけない日が来た。
「雄二!聞いてよ!三井さんに告白されちゃった!!」
「はぁ?!!ミッチーに?!!」
「そう!びっくりしちゃった!!」
「そ、それ、お、お前OKしたのか…?」
「んー、返事は今度でいいって言われたけど、OKしようかなって思ってる…部活姿みててやっぱりかっこいいしね?」
「へぇー……」
終わった。俺の人生の中であんなぽっと出のミッチーに、そら男前だけどもよぉ…
「お、まあ俺と同じくらい、ミッチーはいい男だからな!!なんかあったら相談しろよ!!」
「うん!ありがとう!三井さんと付き合っても雄二のことほっといたりしないよ!だって親友だからね!」
あー…きっと少女漫画のベタな展開なら、ここで俺も告白するべきなんだろうな…
けど、満天の笑顔で、親友だって言われて、これからも秋の幸せな姿を見れるなら、やっぱり今までの関係が1番しっくりすると思えてしまった。
けどこれは間違いなく恋だった。
俺の初恋は、今日で幕引きしなきゃいけねえ。
「幸せにしてもらえよ!!」
「ありがとう!!」
こちらこそ、俺と幸せな日々を過ごしてくれてありがとう。
1/3ページ