トリップ先は海賊船
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ある日の女子部屋、私はナミ、ロビンの二人とお酒を飲み交わしていた。
だいぶみんなお酒もまわっていて
私はふわふわしている中、二人の会話を聞いていた。
「ナミ、これこの前の島で見つけた宝石。貰って?」
「きゃー!やったー!ありがとうロビンお姉様ぁ!」
「…いいなぁー」
「宝石はあげないわよ?!」
「んー?宝石はいらないよー、違うの。」
二人はハテナを浮かべて私を見つめた。
「私もロビンのことお姉様ぁーって呼びたいなーって…。」
「別に呼べばいいじゃない?」
「いいのー?」
ロビンを見るとニコッと微笑んで「私は構わないわよ?」と言ってくれた。
私は嬉しくなってにやける頬を手で押さえながらおずおずと呟く。
「ろ…ロビンお姉様ぁー…?」
「フフ、はーい?何かしら。」
「えへへ〜!ロビンお姉様!嬉しいー!!」
「あらっ」
勢いのままロビンに抱きつきロビンお姉様と連呼し続けた。
お酒でしか出せないテンションの力を借りて私は今欲望を満たしていると思うと
背徳感もあってにやけ顔を抑えられない。
それを見ていたナミも宝石を小箱にしまうと同じくロビンに抱きついてきた。
「秋だけずるいわよー?私も!ロビンお姉様ぁー!大好き!」
「わ、私も!私もロビンお姉様が好き!もちろんナミも好き!」
「そうよねー、私ってモテるから!ロビンも嬉しい?」
抱きつきながらロビンの顔を覗き込むと満面の笑みで
「ええ、今とっても嬉しいわ。」
そう言って頭を撫でてくれた。
その手が温かくて気づいたら私は眠ってしまった
お酒を飲みすぎたせいかもしれない。
幸せな気持ちのまま私は寝た。
朝起きると二人もまだ寝ていて、いつも通り横並びでベットで寝ていた。
前後の記憶はないけど、昨日のやりとりを思い出すだけで二日酔いの頭痛もやわらぐというもので。
元の世界の友人とも違う気持ちや距離感は
友ではなく家族に近い気がする。
みんなの前でお姉様呼びはロビンが照れちゃうかもしれないから
また三人で飲む時にでも呼ばせていただこう、その時が楽しみだ。
二人の寝顔を見るとまだ起きそうもないし、私も二度寝をすることにした。
二度寝から起きるのが遅くて
この日船員で一番遅く起きてきたのは私だと揶揄われるのは
まぶたを閉じてから四時間後のお話し。