はじまりの日2
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しばらくみんなとおしゃべりをした後、「じゃあそろそろ……」と腰を浮かそうとしたが、ミケランジェロさんにぎゅう、と腕を掴まれた。
「もう帰っちゃうのー?泊まっていけばいいのにー!!」
口を尖らせてごねるさまは、とってもキュートだ。
けど、知り合った当日にお泊まりできるほど図々しくはなれない。
「ううん、そこまでお世話はかけられないから」
「じゃあじゃあ、遊びに来てくれる?もっといっぱいお話ししたいよー!」
「じゃあ、明日またお邪魔してもいいかしら…?仕事、休みだから」
そういうと、ミケランジェロさんはうわーい!、と飛び上がって喜んでくれた。
「そうしてくれたら嬉しいねえ」
「だな、まだまだ話したりねえし」
「君さえよければ。俺たちは歓迎するよ」
他のみんなもニコニコと喜んでくれている様子に、嬉しくなる。
正直なところ私ももっと話していたかったから。
でも今日は夜もすっかり更けてしまった。
さすがにもう失礼しなければ。
「じゃあ、今日はこれで失礼しますね」
「でも、1人じゃ帰れないでしょ?ここ地下だし、迷っちゃったら大変だよ」
腰を浮かした私に、ドナテロさんがコーラを喉に流し込みながら答える。
先程、ここが地下なのだと説明を受けたばかりだ。
流石に1人で帰る自信はない。
それに、男たちに囲まれた、数時間前の恐怖が頭をよぎった。
と、ミケランジェロさんがニイっと笑って、自分を指差す。
「そんなのダイジョーブ、オイラがおうちまで送ってあげー」
「お前は別の意味で危ねえから却下。1人で外に出せるか。なんか面白いもん見つけて帰ってこねえのがオチだ」
「同感だね」
ヒドーイ、と声を荒げるミケランジェロさんをよそに、ラファエロさんとドナテロさんは涼しい顔だ。
ーなんとなく、みんなの力関係がわかってきた気がする
ふふ、と思わず笑みがこぼれた。
「ああ、なんならオレがバイクで送るぜ」
「本当ですか?ありがたいです……」
ラファエロさんの提案に、ありがたくのらせてもらおうかな、そう考えていたとき。
「レオナルド 」
スプリンターさんが、引っ込んでいた自室の方から姿を現した。
「はい、先生」
名前を呼ばれたレオナルドさん含め、全員がスプリンターさんを見つめる。
「お前が案内したのだから、責任を持ってきちんとヤエコ殿を自宅までお送りしなさい」
「オレのバイクの方が安全じゃないですか?」
「レオナルドに責任を持って送らせる。ラファエロのバイクには、今度乗せてもらうとよいじゃろう。あれはあれでなかなか爽快でちゅから」
「だとよ」
肩をすくめるラファエロさん。
なんだか、レオナルドさんに押し付けちゃったみたいだけど……いいのかな。
「レオばっかずーるーいー」
「はいはいマイキー、お前が外に出たらそのままどこに遊びに行っちゃうかわかんないからだーめーなーのー」
もがくミケランジェロさんを羽交締めにするドナテロさん。
「おい、気をつけろよ」
「わかってるさ」
「そいじゃ、明日絶対遊びに来てねえ、おうちの近くのマンホールに迎えに行くからねえー!!」
ともすれば追いかけてきそうな勢いのミケランジェロさんの確保を2人に任せ、私はレオナルドさんと地上に向けて出発した。
「もう帰っちゃうのー?泊まっていけばいいのにー!!」
口を尖らせてごねるさまは、とってもキュートだ。
けど、知り合った当日にお泊まりできるほど図々しくはなれない。
「ううん、そこまでお世話はかけられないから」
「じゃあじゃあ、遊びに来てくれる?もっといっぱいお話ししたいよー!」
「じゃあ、明日またお邪魔してもいいかしら…?仕事、休みだから」
そういうと、ミケランジェロさんはうわーい!、と飛び上がって喜んでくれた。
「そうしてくれたら嬉しいねえ」
「だな、まだまだ話したりねえし」
「君さえよければ。俺たちは歓迎するよ」
他のみんなもニコニコと喜んでくれている様子に、嬉しくなる。
正直なところ私ももっと話していたかったから。
でも今日は夜もすっかり更けてしまった。
さすがにもう失礼しなければ。
「じゃあ、今日はこれで失礼しますね」
「でも、1人じゃ帰れないでしょ?ここ地下だし、迷っちゃったら大変だよ」
腰を浮かした私に、ドナテロさんがコーラを喉に流し込みながら答える。
先程、ここが地下なのだと説明を受けたばかりだ。
流石に1人で帰る自信はない。
それに、男たちに囲まれた、数時間前の恐怖が頭をよぎった。
と、ミケランジェロさんがニイっと笑って、自分を指差す。
「そんなのダイジョーブ、オイラがおうちまで送ってあげー」
「お前は別の意味で危ねえから却下。1人で外に出せるか。なんか面白いもん見つけて帰ってこねえのがオチだ」
「同感だね」
ヒドーイ、と声を荒げるミケランジェロさんをよそに、ラファエロさんとドナテロさんは涼しい顔だ。
ーなんとなく、みんなの力関係がわかってきた気がする
ふふ、と思わず笑みがこぼれた。
「ああ、なんならオレがバイクで送るぜ」
「本当ですか?ありがたいです……」
ラファエロさんの提案に、ありがたくのらせてもらおうかな、そう考えていたとき。
「レオナルド 」
スプリンターさんが、引っ込んでいた自室の方から姿を現した。
「はい、先生」
名前を呼ばれたレオナルドさん含め、全員がスプリンターさんを見つめる。
「お前が案内したのだから、責任を持ってきちんとヤエコ殿を自宅までお送りしなさい」
「オレのバイクの方が安全じゃないですか?」
「レオナルドに責任を持って送らせる。ラファエロのバイクには、今度乗せてもらうとよいじゃろう。あれはあれでなかなか爽快でちゅから」
「だとよ」
肩をすくめるラファエロさん。
なんだか、レオナルドさんに押し付けちゃったみたいだけど……いいのかな。
「レオばっかずーるーいー」
「はいはいマイキー、お前が外に出たらそのままどこに遊びに行っちゃうかわかんないからだーめーなーのー」
もがくミケランジェロさんを羽交締めにするドナテロさん。
「おい、気をつけろよ」
「わかってるさ」
「そいじゃ、明日絶対遊びに来てねえ、おうちの近くのマンホールに迎えに行くからねえー!!」
ともすれば追いかけてきそうな勢いのミケランジェロさんの確保を2人に任せ、私はレオナルドさんと地上に向けて出発した。
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