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フェリ菊短編集

「ヴェ〜日本、お疲れ様〜」
イタリアくんに強引に頭を掴まれた。なぜ。何があったというのだ。混乱していると流れるように頭を座ってるイタリアくんの膝の上に乗せられる。おっ、おお?!こっ、これは、かの伝説の彼女(男だけど…!)の膝枕では…!!こんなリア充イベント3次元で味わえるとは爺感激です!!
「あ、あの…イタリアくん?これは…」
思ってることをおくびにも出さずイタリアくんに尋ねる。爺のポーカーフェイス舐めないでくださいよ。
「ん〜。あのね、この前日本ちのサブカルチャー見てたら膝枕?って言うのがあって。疲れてる時にこれをやるといいんだ、ってフランス兄ちゃんが言ってたのを思い出してね〜どうかな?俺の太ももで大丈夫?」
「…はい。ありがとうございます」
最っ高ですよ俺の嫁可愛すぎかよこんちくしょう。…おっと失礼。
「あっ、でね〜日本〜」
「はい…?」
イタリアくんが顔を近付けてくる。しかも開眼してません?ちょっ、イケメン自重……ふぁっ!?
キス、をされた。唇に軽くだけれども、確かに。イタリアくんがかっこいいお顔で優しく甘いキスを落とす。
「ぇ………?」
「あとね!この恰好だとキスしやすいし俺と日本だけの世界になったような気になれるってフランス兄ちゃんが言ってたの。ほんとだね、すごいや」
ニコニコと笑うイタリアくんに私は赤面するしかなかった。
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