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カプごった煮

罪悪感、罪悪感。
「〇〇の件について、我が国としては…」
立って発言をしてる彼をみていると、罪悪感が押し寄せる。
場所は世界会議。会議初日。はじまって
結構経つと言うのにアメリカは珍しく発言をしていなかった。
「おい、アメリカ。お前どうした?なんか変なもんでも食べたの?」
隣に座るフランスが訝しげにこちらを見てくる。
うるさいな、放っておいてくれよ。こっちは日本を見る度に罪悪感で潰されそうなんだ。
実は昨日、イギリスが置いていったAVを興味本位で見てしまったのだ。それまではまあ良い。だけど、キャストがいけなかった。なんと、主演の女優が日本に似ていたのだ。どことなく顔つきが似ていて、彼を女の子にするとこんな感じなのかな、と思ってしまうほどには。
そこで消せばよかったのだ。趣味が悪いとイギリスを詰って。テレビを消してベッドへ行けばよかったのだ。
でも、アメリカはそれが出来なかった。画面の中の日本に似た彼女に目を奪われたのだ。ついつい最後まで見てしまった。
そんなこと、フランスに話せるわけでもなく。
アメリカの頭の中は、日本があられもない姿で喘いでいるのだった。
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