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フェリ菊短編集

「これが欲しいの?なら、オネダリしてよ日本」
珍しく開眼してる恋人、イタリアに目の前で美味しそうな食べ物をちらつかされて、挙句すこしSっ気のあることを言われて日本はもう限界だった。
「う、で…でも」
「上の口は素直じゃないなあ」
ほら、言ってよ。1歩ずつ詰め寄られて日本は壁に背中をぶつけた。
貴方、そんなこと夜でも言わないじゃないですか…!爺のはーとはもう限界ですよ!!きゅんきゅんするわ伊達男すごい。
「ほら、オネダリ、して?」
日本の耳元でイタリアが囁く。ほんとにもう限界だ。
「〜〜〜〜〜〜っ、それで、私を、満たして…」
「っ、あはははははは!最高、最高だよ日本!」
ピッ、と機械音がして涙が出るほど大笑いしていたイタリアが、彼とは違った意味で涙目になっている日本を抱きしめる。…ん?ピッ、ってなんだ?嫌な予感がした日本は恐る恐るイタリアの手を見る。するとそこに握られていたのは。
「ぼっ、ぼぼぼぼぼ」
「ボイスレコーダー。撮っちゃった♡日本のか細い声でのオネダリ最高だったよー、またやってね」
「やっ、やりませんよ!!絶対!!!」
「夜、楽しみにしてるね〜」
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