単発.長めの話まとめ

「フフン……ゲームに負けたセンパイに罰ゲームの拒否権などないのダ……♪」
「いや、罰ゲームは別にいいんですけどね〜?夏目くん、これ楽しいんですか?」
 夏目の実家。星奏館では決して出来ないことをするため、夏目はつむぎを連れて帰ってきていた。
 つむぎにも出来るような、動体視力やプレイ技術を必要とするようなものではなく、思考力だけの戦いにしたのだが、その結果夏目が勝利して。勝者は敗者になんでもひとつ言うことを聞かせられるというルールにのっとって夏目は、彼を実家に引きずり込んでとある格好をさせていたのだ。
「……それにしても、成人を超えた男のバニーメイドとか、誰得なんですか~?」
「そりゃ、この格好をしたセンパイを写真に撮っテ、弱みを握るために決まってるでショ」
「ええっ!?どうしてそんなひどいことを!?夏目くんのお願いなら俺、何も言われなくても聞きますよ~?!」
「……そういうことじゃないヨ」
 夏目はにんまりと笑みを浮かべ、椅子から立ち上がる。つむぎのそばまで近寄ると、彼の背中をすっと撫でた。
「うひゃんっ!?」
「セ~ンパイ。──かわいいウサギさん、ボクといけないことをしよう……♡」
「夏目くん……?……もしかしてさっきのは建前だったんですか!?俺を変な格好にしてえっちするために全部仕組んだんですか!?」
「アハハ……サァ、どっちだろうネ?」
 文句を言おうとした唇に、夏目は無視してかじりつく。抗議の声は聞く気もない。つむぎをその気にさせるため、腰を撫でて、彼に夏目の少し反応した雄を押し付ければ簡単に、優しい恋人サマは舌を絡めて応えてくれた。ああ、センパイ、本当にボクに弱すぎるよ。

「何をさせたいんですか夏目くんは〜!?」
 立たせたつむぎをスマホのカメラでパシャリと撮る。ウサギ耳をふるふると揺らしてつむぎは涙目で夏目のことを睨んでいた。
「何って撮影会?」
「わけがわからなさすぎますって!」
「いいじゃん別ニ、それともハメ撮りの方がお望みなノ?」
 ぐ、と黙り込んだつむぎに笑ってしまう。
「やりたいなら今度やろっカ」
「そ、ういうわけじゃ……!!」
「いいヨ、別にカマトトぶらなくてモ。センパイがおかしいことなんて知ってるシ」
 言葉を返せないままのバニーメイドに夏目はくつくつと喉を鳴らして笑う。ポーズを指定すれば大人しくやってるし、本当にダメならきちんと拒絶してる。こういうところがセンパイはかわいい。
「はあ……それで、次はどうしたらいいんですか?」
「ン〜……そこに座っテ」
 指示したのはベッドのふちだ。訝しみながらもきちんと座ったつむぎの、膝の上にとすんと腰を下ろす。
「わ、わっ!?」
「センパイ、こっち見テ」
 ねだれば応える恋人に、愛されてることを実感しながら夏目はその襟首を掴んでキスをした。
「っんん!」
「ッハ……んッ」
 つむぎの膝の上でキスを繰り返す。その間に夏目はするすると彼のメイド服を脱がせていて。
「んぅ、っむ、は、ぁ……なぅめ、なつ、めくっ!!」
「ンッ……何」
「いえ、あのっ!メイド服、こんなにすぐ脱いでいいんですか?もっと何かしたいんじゃ……」
 ずいぶん夏目に毒されているようだ。くすっと笑って、夏目はつむぎの鼻先にキスをした。
「別に今日のお目当てはメイドの部分じゃないヨ。この下、ダ。センパイ、きちんと用意した衣装は着てくれたんでショ?」
 夏目が妖しく笑って、つむぎの服をばさりと剥いで床に落とす。下から現れたのは、バニーガール衣装で。それを下着の代わりに着けているつむぎは恥ずかしそうにかっと頬を赤く染めた。
「ハハッ……こんな服着テ、彼氏にキスされただけでこんなにおちんぽ腫らしちゃったノ?変態だネ……ほラ。もうここ硬くなってるヨ。ちょっと濡れてなイ?あ~ア、いやらしいウサギさんだネ」
「なっ、なんてこと言うんですか~!?そもそもこれは夏目くんのせいで……!!」
「でも興奮したのはセンパイでショ?ボクは火種をつくっただけデ、燃やしてるのはセンパイだヨ」
 つむぎの首筋に口づけ、薄い皮膚を吸い上げる。痕は付けないように。
 素肌のうえを舌で舐って、手のひらは腰から腿を撫でていく。中心には自分の張り詰めた陰茎を押し付けて。少し腰を揺らせばつむぎは苦しそうにうめいた。
「んっ……あ、ぅう……っ、は、ぁ」
「ッふ、きもちぃネェ?センパイ?」
 腰を揺らす。つむぎの胸元を露出させて、その中心のとがりのあたりにふにゅっと唇を押し当てる。
「っあ……」
「フフッ……、乳首硬くなってル。触って欲しイ?いつもボクの弄ってからかってるけド、センパイもきちんとここで気持よくなれるもんネ……♡」
 ちゅっと中心を外してキスをして、焦らすように乳輪を舐める。つむぎの息があがってぴくりと身体が震えた。くすくすと笑って、夏目は彼の瞳を見つめる。じっと食い入るようにみているヘーゼル色に目を細めて、ゆっくりと舌先で乳首を舐めた。
「う、ぁっ!♡」
「ンむ……っ」
 ちゅっ、ちゅう、吸い付いて舌で硬い粒を転がす。つむぎは声を抑えきれずに震えながら喘いでいた。
「あっあ、あ、っんん……!!♡あ、ひゃ、あぅ……っ」
「ハ、きもちィ?センパイ、女の子みたいにおっぱい舐められて喘いじゃっテ……その恰好も相まって本当に女の子みたいだネ?フフ、なのにおちんちんはきちんと男の子です~って主張してル♡ガチガチじゃン♡」
 夏目の指が硬く膨らんだ股間部分を撫でる。生地を押し上げ、つむぎの陰茎はもう勃起していた。くすくすと笑って夏目はその上をかりかりと指で引っ掻く。面白いぐらいに指に合わせてそれは震える。
「気持ちいいネェ?変態のウサギさん♡先っぽをかりかりされるだけでこんなにしちゃッテ……ほラ、どんどんおっきくなってくのわかル?センパイの恥ずかしいとコ、びくびくって震えてはやくボクに甘やかして欲しイ~、って言ってるヨ~?」
「なつめ、くんっ……!?な、に、言ってる、んです、かっ……あ、あっ、ひゃああっ!!♡」
「何って情けないセンパイを煽ってるんだヨ」
「わけ、わかり、ませ、って、ぇえぅっ♡♡」
 ふに、と服の上からそこを揉む。つむぎは背を丸めて震えていた。面白い。センパイ、弱すぎてめちゃくちゃ愉快なんだけど。
 夏目が床に膝をついて、つむぎの上からどいた。それを名残惜しそうに見ている彼に微笑みかけ、足の間に身体を滑り込ませる。夏目はつむぎの膨らんで蒸れている黒い生地の上に、ちゅ、とキスをした。
「んひゃっ!?」
 つむぎの膝を抑えて陰茎を服の上から唇で食む。ぢゅぅっと吸い付けばつむぎの腰が震えた。
「あっあっあ♡♡ひ、ぁっ、う、ゔぅ~~っ♡♡」
「ンゥ、ッふ、ハハ……気持ちいいネ?低い声出てるヨ」
 唇で挟んで、吸い付いて、舌でこする。舐めあげればつむぎの手が夏目の後頭部を掴んだ。ぐいっと引き寄せられて雄の匂いが濃いそこに顔から突っ込む。
「ンぐッ」
「夏目くん……、焦らさないでください」
「我慢できなイ?」
「君がいるのに我慢したくありません……」
 素直になったなぁ、と思う。自分のしたいことをこうしてきちんと伝えられるようになってる。髪を切って、決意が固まったとか何とか言ってたけど。その結果なのだろうか。
 夏目はいいヨ、と答えるとつむぎの服の尻のところに手を伸ばす。驚いた彼が声をあげたが無視をして、そこから股間部分までつながってるチャックを探り当てて引き下ろす。
「……このチャックってこのためにあったんですか」
「そうだヨ?」
「どこからこんな衣装を見つけてきたんですか~。夏目くんの方がよっぽど変態ですよ……」
 チャックを下げ終えると、勢いをつけた陰茎がぶるんと解放されて飛び出てきた。夏目の頬をべちんと叩くと濡れた先走りが頬を汚す。
「ワッ!」
「あっ!す、すみませんっ……!!」
「センパイのおちんぽ、元気だネ~。フフ、よしよシ……今ボクがすぐによくしてあげるからネ、震えなくていいんだヨ」
「ちんぽに向かって話しかけるのやめてくれませんか……」
 つむぎを完全に無視して、夏目に愛されたいと張り切って出てきた暴れん坊にキスをする。先端に口づけ、ちゅっと先走りを吸い取ればつむぎはすぐに声をあげた。視線をあげれば、ぎらついた捕食者の視線が夏目を見下ろしている。ぞくっと腰に快感が走った。
 いつもこれが自分のナカを荒らしている。これに貫かれて、どちゅどちゅ突き上げられて、いつもこれのおかげで。
 どくどくと心臓が騒いでいる。夏目は熱い吐息をこぼして、陰茎にそっと手を添えて舌で雫を舐めとった。
「ンッ……♡」
「……美味しそうに舐めますね~?」
「うるさイ」
 ちゅっと口付けてつるりとした切っ先を口に含む。舌先で亀頭をこすって、口をゆっくりと上下に動かした。後頭部のつむぎの手のひらがかすかに震え、ぐっと近づけられる。長大なそれを口腔に咥えるのは一苦労だ。仕方ない、と思いながら喉奥にまで迎え入れると夏目は喉を締めてぎゅっと締め付ける。
「ぅあっ……♡あ、っは……、きもち、なつめ、く……ああっ」
「ンぐ、っウ、ゥゔッ……!!♡」
 少し距離を離して、舌先で裏筋を舐めながら陰茎をじゅぶじゅぶと上下に扱く。つむぎは脚を震わせ、気持ちよさそうに声をあげていた。砂な反応に少し気分が良くなって、サービスとばかりに指を絡めて手と口で肉茎を刺激する。すぐに嬌声が聞こえてきてがくがくと腰が跳ねだした。イきそうに切羽詰まった声がして、つむぎの手がぐぐっと陰茎の方へ頭を押し付ける。
 苦しさにえづいて喉をぎゅうっと締め付ける。気持ち良かったらしい。
「あ゛ぅっ♡ひ、ぁ、あ、っイく、夏目くんっ」
 イっていいよ。視線だけをあげて許可したら、つむぎはぐうと唸って夏目の喉奥に精液を吐き出した。
「っ~~~!!っふあ、あ……っ……♡」
 びゅくっと喉奥に吐きだしたソレを飲みこんで。ごくっと喉を鳴らし、口腔内にたまっていた粘度のある液体を舌で舐めとりすべてを飲み干す。
「……ああ、飲んじゃったんですか?身体に悪いですよ~?」
「ン、別ニ。センパイ、キスしようヨ」
「俺の精液飲ませる気ですね!?」
「アハハッ……ほラ、どっちでもいいかラ。センパイ?」
 つむぎの手が夏目を引っ張り上げる。彼の膝の上に逆戻りだ。陰茎が尻にあたって、びたりと熱を感じた。腹がぎゅっと締め付けられた気がして、バレたくなくて。わざと尻を揺らして陰茎を刺激する。つむぎはひゃんっと鳴いた。
「気持ちよくなりたイ?」
「うう……はい」
「じゃア、センパイ。ウサギさんみたいに可愛く啼いてヨ?」
 腰を上げた。つむぎの陰茎を手で支える。孔にひたりと当てて、ゆっくりと腰を落としていく。にゅち、と濡れた音がして、ゆっくりと腰を落としていけばつむぎは息を引いた。伏せていた目をあげると、強い視線が注がれていて。喜びできゅうとナカが締まった。
「……締まりましたね?夏目くんも、気持ちよくなれてる?」
「ッン、ふ……そ、りゃネ……ッ、よくなか、ったラ……こん、ナ……勃たない、ヨ……ッ」
 つむぎの手が夏目の勃起しているそれに絡みつく。にゅち、ぬちゅ、と濡れた音をたてて陰茎を擦られる。気持ち良さに腰が震えた。うまく膝立ちができなくなりそうで、つむぎの肩に両腕で縋りつく。
「ッあ、ァ、ぅ、ウゔっ……♡ハ、ァ、あんッ……、ン、や、ソレ、まって……、センパイ、おねが、ちょ」
「ほらほら、腰を落としてください。君もきちんと、ここで、よくなって」
 つむぎの急かす声がして、ぱちんと尻を叩かれた。びくっと腰が跳ねる。つむぎに叱られるのは好きだ。こういう時に叱る声はひどく甘くて、夏目のことを愛おしいと言っているから。
「ッうゔ~~~……!!は、ァっ……、あ、ぁ……ッ♡♡」
 腰を落としていって、ようやく入れられるすべてを呑み込んだ。つむぎのは大きすぎて、最奥にまで入れることはめったにない。だから今日入れられるのもここまで。
「はい、った、ヨ……」
「はい、お疲れ様です~。よくできましたね」
「馬鹿にしないデ」
 ぎゅ、と後ろをきつく締めればつむぎは呻いた。ざまあ。
 彼の肩に手を置き、ゆっくりと腰を上げる。下に身体を落としてぱちゅ、ぱちゅ、と抽挿をはじめる。
「っウ、ァア……ッん、ァ、っく、ァう、うゔ……ッ」
「っは、あ、なつめ、くんっ」
 動いていたらつむぎに呼ばれた。視線を向ける。どろりと蕩けた甘い顔。つむぎは物欲しそうにこちらを見ていて、なんとなく何を求められているのかわかったから。そのまま奥に入れたまま、つむぎの唇にキスを落とす。ちゅ、と軽い音がして。そしたらつむぎの腕が夏目の背中を抱いた。ぐっと抱きしめられて、そのままキスが深くなる。
「ンぐッ……は、ァ、あンンッ……!!」
 ぐちゅぐちゅと口腔内から音がして。上も下も熱い。視界に映るつむぎはいつも通り格好良いのに、彼の格好がウサギさんなせいでなんだかおもしろい。キスをしながらナカを締めて、上下に身体を動かせば途端に気持ちいいのは倍増した。
 どろどろになりそうなぐらい熱くて、気持ち良くて、酩酊しそうだった。涙が自然に落ちていく。
「ッあ、ァ、アァっ……!!♡♡アっ、あッ♡や、アッ、センパイ、センパイッ……!!イきそうッ!!ア゛♡あ゛~ッ♡♡イ、っちゃ、アぅッ……!!♡♡♡」
「ふふ……っ、ウサギさんのうえで、かわいいメスアクメキメてみて?夏目くんならできますよ♡ほら、イっちゃえ」
 なんだ、思ったよりセンパイも楽しんでるな。そんなことを思考の端で考えて。ずちゅっと奥に腰を落とせば快楽の頂点が見えた。ぐ、ぐっと腹が震える。そのまま快楽に任せて動いて、夏目はナカだけで吐精した。
「ッうゔ~~~~~~……ッッ!!!♡♡♡っは、ァア……♡ッ、は♡ァゔ♡」
「気持ち良かったですか?」
「ン……よかった……」
 つむぎの方へ身体をすり寄せて、ぎゅっと抱き着いた。そのままあやしてくれると思っていたが、つむぎはふ、と息をつくと夏目の顔をあげさせ、そのままキスをした。
 奪うみたいな激しいキスだ。ぢゅっと唇を吸われて口腔内を舌が蹂躙していく。溺れそうだった。つむぎに縋りついてはふはふと必死に呼吸を繰り返す。
「……っは♡次は俺の番ですね~♡♡」
 つむぎはそう囁くと、夏目の体をソファに押し倒す。え、まって。何?
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