女中物語
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「いやーミョウジさんわざわざごめんね。」
「お安い御用です!お陰で掃除当番交代出来たのでラッキーです。」
今私は山崎さんと二人で大江戸デパートに来ている。今度女装にて潜入捜査をすることになったらしい山崎さんに頼まれて一緒に服などを見に来たのである。これもちゃんとした仕事なのだが久しぶりのデパートで少しテンションが上がっている。自分の服を見に来たわけじゃないが衣料品売り場には可愛らしい服が並びついつい目移りしてしまう。
「あっ、山崎さんこれなんかどうですか?」
「ちょっと派手じゃないかな?」
「いやいや山崎さん普段が地味すぎるからこれくらい派手でもプラマイ0どころかまだマイナスですよ?」
「どういう意味ィィィ?ごめんね、普段そんな地味だった??」
「あはは、嘘ですよ!あっあっちの着物も可愛いですね。」
淡い青色の着物を手に取り自分にあてがってみる。うわーやっぱりいいなぁ。次お給料出たら絶対買おう。一人で盛り上がっていると山崎さんがこっちを見て笑っている。
「あ、すいません。私の服見に来たわけじゃないのに浮かれちゃって。」
「いいよいいよ、その着物似合ってるね。ミョウジさん綺麗だから何でも似合いそうだけど。」
「・・山崎さん~!!!」
「えっ!?何俺変なこと言った?」
キャバクラ時代は褒められるなんて日常茶飯事で、いちいち気にしてなかったけど真選組に来てからというもの、毎日沖田さんに「ゴリラ女」だの「ブス」だの「バカ」だの、散々な言葉を浴びせられてばかりだったから。久しぶりに聞いた褒め言葉が、なんだか心に染みる。そのことを伝えると、山崎さんは苦笑いしながら頷いた。
「沖田さんミョウジさんにつっかかっていくもんね。」
「そうなんですよ、何なんですかあの人!」
「まぁまぁあの人不器用な人だから悪気はないと思うんだけど。」
「いや、悪気しかないと思うんですけど!?」
山崎さんに沖田さんの愚痴を話していると肩を叩かれた。振り返ってみるとニコニコとしている男の人が立っている。黒髪できちっとした紺色の着物を着ている。
「僕のこと覚えていないかな?ナマエちゃん。」
声を聞いた瞬間に思い出した、私がキャバクラ時代によく通ってくれていた常連さんの九条さんだ。
「九条さん!お久しぶりです。」
「覚えててくれてありがとう。相変わらず君は可愛いね。」
「あはは、ありがとうございます!」
「店を辞めてから会えなくなってしまって寂しかったよ。元気にしてるの?」
はい、と笑って答え、最近の近況を簡単に伝えると、九条さんはどこか懐かしそうに、優しい目でこちらを見つめてきた。その視線に少し気恥ずかしくなりながらも、ふと後ろに立っている山崎さんの気配を感じ、ハッと仕事中だったことを思い出す。そろそろ切り上げようとしたとき、九条さんが携帯を取り出した。
「ナマエちゃん連絡先変わっちゃたよね。その迷惑でなければ教えてくれないかな。」
そういえばキャバクラを辞めたと同時に心機一転しようと連絡先を変えていたことをすっかり忘れていた。しかもお客さんには会うこともないだろうと教えていなかったのだ。連絡先か。九条さんは前々から知っているし紳士的な振る舞いをしてくれる人だから教えても害はないかな。そう思い私は九条さんに連絡先を教えた。とても喜んでいる九条さんに挨拶をして気を使って少し離れたところに居た山崎さんのところへ向かった。
九条さんから再会してから数日が過ぎようとしていた。九条さんはまめな人でほぼ毎日のようにメールをくれる。確かキャバクラに勤めていた時もまめに連絡くれていたし毎回のように通ってきてくれていたなーと少し懐かしく思った。私が縁側で携帯を見つめていると後ろから土方さんに声を掛けられた。
「こんなところで堂々とサボってんじゃねぇよ。」
「今は休憩中なんですよ。」
「にしてもずっと携帯見つめて何してんだお前。」
「・・私モテる女なんで男の人から連絡が絶えなくて~!」
「おーそりゃ良かったな。」
「ちょっと、その哀れんだような目で見るの止めてくれません!?」
土方さんをキッと睨むと少し笑いタバコの煙を吐き出した。マヨネーズと沖田さんが関わっていないとかっこいいのになぁ。本当に残念なイケメンって土方さんのことだよなと顔を見ていると何見てんだ。と今度は私が睨まれた。
「土方さんってかっこいいのにちょっと残念なところあるよなと思って。」
「てめぇいい覚悟してんな、切腹だ。」
「切腹して死んだら土方さんの元に幽霊になって出てやりますからね。毎晩ケチャップの夢見るように呪いかけてやります。」
「いや普通に迷惑だからやめてくれない?」
土方さんはまたタバコの煙を吐き出し
「まぁ、休憩終わったら早く仕事戻れよ。」
と私の肩をポンと優しく叩き廊下を歩いて行った土方さん。土方さんの姿が見えなくなり私も携帯をしまい夕食の準備へと炊事場に向かった。
「お安い御用です!お陰で掃除当番交代出来たのでラッキーです。」
今私は山崎さんと二人で大江戸デパートに来ている。今度女装にて潜入捜査をすることになったらしい山崎さんに頼まれて一緒に服などを見に来たのである。これもちゃんとした仕事なのだが久しぶりのデパートで少しテンションが上がっている。自分の服を見に来たわけじゃないが衣料品売り場には可愛らしい服が並びついつい目移りしてしまう。
「あっ、山崎さんこれなんかどうですか?」
「ちょっと派手じゃないかな?」
「いやいや山崎さん普段が地味すぎるからこれくらい派手でもプラマイ0どころかまだマイナスですよ?」
「どういう意味ィィィ?ごめんね、普段そんな地味だった??」
「あはは、嘘ですよ!あっあっちの着物も可愛いですね。」
淡い青色の着物を手に取り自分にあてがってみる。うわーやっぱりいいなぁ。次お給料出たら絶対買おう。一人で盛り上がっていると山崎さんがこっちを見て笑っている。
「あ、すいません。私の服見に来たわけじゃないのに浮かれちゃって。」
「いいよいいよ、その着物似合ってるね。ミョウジさん綺麗だから何でも似合いそうだけど。」
「・・山崎さん~!!!」
「えっ!?何俺変なこと言った?」
キャバクラ時代は褒められるなんて日常茶飯事で、いちいち気にしてなかったけど真選組に来てからというもの、毎日沖田さんに「ゴリラ女」だの「ブス」だの「バカ」だの、散々な言葉を浴びせられてばかりだったから。久しぶりに聞いた褒め言葉が、なんだか心に染みる。そのことを伝えると、山崎さんは苦笑いしながら頷いた。
「沖田さんミョウジさんにつっかかっていくもんね。」
「そうなんですよ、何なんですかあの人!」
「まぁまぁあの人不器用な人だから悪気はないと思うんだけど。」
「いや、悪気しかないと思うんですけど!?」
山崎さんに沖田さんの愚痴を話していると肩を叩かれた。振り返ってみるとニコニコとしている男の人が立っている。黒髪できちっとした紺色の着物を着ている。
「僕のこと覚えていないかな?ナマエちゃん。」
声を聞いた瞬間に思い出した、私がキャバクラ時代によく通ってくれていた常連さんの九条さんだ。
「九条さん!お久しぶりです。」
「覚えててくれてありがとう。相変わらず君は可愛いね。」
「あはは、ありがとうございます!」
「店を辞めてから会えなくなってしまって寂しかったよ。元気にしてるの?」
はい、と笑って答え、最近の近況を簡単に伝えると、九条さんはどこか懐かしそうに、優しい目でこちらを見つめてきた。その視線に少し気恥ずかしくなりながらも、ふと後ろに立っている山崎さんの気配を感じ、ハッと仕事中だったことを思い出す。そろそろ切り上げようとしたとき、九条さんが携帯を取り出した。
「ナマエちゃん連絡先変わっちゃたよね。その迷惑でなければ教えてくれないかな。」
そういえばキャバクラを辞めたと同時に心機一転しようと連絡先を変えていたことをすっかり忘れていた。しかもお客さんには会うこともないだろうと教えていなかったのだ。連絡先か。九条さんは前々から知っているし紳士的な振る舞いをしてくれる人だから教えても害はないかな。そう思い私は九条さんに連絡先を教えた。とても喜んでいる九条さんに挨拶をして気を使って少し離れたところに居た山崎さんのところへ向かった。
九条さんから再会してから数日が過ぎようとしていた。九条さんはまめな人でほぼ毎日のようにメールをくれる。確かキャバクラに勤めていた時もまめに連絡くれていたし毎回のように通ってきてくれていたなーと少し懐かしく思った。私が縁側で携帯を見つめていると後ろから土方さんに声を掛けられた。
「こんなところで堂々とサボってんじゃねぇよ。」
「今は休憩中なんですよ。」
「にしてもずっと携帯見つめて何してんだお前。」
「・・私モテる女なんで男の人から連絡が絶えなくて~!」
「おーそりゃ良かったな。」
「ちょっと、その哀れんだような目で見るの止めてくれません!?」
土方さんをキッと睨むと少し笑いタバコの煙を吐き出した。マヨネーズと沖田さんが関わっていないとかっこいいのになぁ。本当に残念なイケメンって土方さんのことだよなと顔を見ていると何見てんだ。と今度は私が睨まれた。
「土方さんってかっこいいのにちょっと残念なところあるよなと思って。」
「てめぇいい覚悟してんな、切腹だ。」
「切腹して死んだら土方さんの元に幽霊になって出てやりますからね。毎晩ケチャップの夢見るように呪いかけてやります。」
「いや普通に迷惑だからやめてくれない?」
土方さんはまたタバコの煙を吐き出し
「まぁ、休憩終わったら早く仕事戻れよ。」
と私の肩をポンと優しく叩き廊下を歩いて行った土方さん。土方さんの姿が見えなくなり私も携帯をしまい夕食の準備へと炊事場に向かった。
