女中物語
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「ナマエちゃん仕事頑張ってるね。」
廊下の掃除をしていると近藤さんが声をかけてきた。手に持っている紙袋を嬉しそうにチラチラと見せてきた。
「これとっつぁんから甘味を貰ったんだ、ナマエちゃんと食べてくれって。休憩がてらに一緒に食べよう。」
「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて少し休憩しようかな。」
手に持っていた箒や雑巾などを隅の方に置き近藤さんのお部屋にお邪魔することになった。机を挟んで近藤さんと向かい合って座る。近藤さんはプリンを2つにお団子を取り出して机に置いた。
「いいんですかね、私だけ頂いちゃって。」
「まぁ、とっつぁんからだし他の女中さんには内緒ってことで。」
少しの罪悪感を感じながらも私はお団子をひとつ手に取り口へと運んだ。さすが松平さんチョイスなだけあってとても美味しい。
「それより最近お妙さんとは会ってるの?」
「最近は会えてないけど、まだお妙追いかけてるんですか?」
「追いかけてるんじゃないからね!?お妙さんの身の安全を守れるように監視してるだけ。」
「もうそれストーカーですけど!???」
近藤さんは相も変わらずお妙のストーカーをしているようでキラキラとした目でお妙の話題を口にする。こんだけ愛されているなんて女冥利に尽きるのではないかと羨ましい限りだがお妙には1mmも響いていないようで少しだけ近藤さんに同情した。大体あの男勝りなお妙を落とすには相当骨を折る覚悟が無いと無理だと思う。
しばらく2人で世間話をしながらお団子やプリンを堪能していれば外の方から雨音が聞こえてきた。
「雨降って来たみたいですね。」
「今日は夕方から降り出すって言ったからね。」
雨音がとても強く外は土砂降りなのが容易く想像出来た。今日洗濯物係じゃなくてよかったなと呑気なことを考えて私もそろそろ仕事に戻らないといけないのでプリンの最後の一口を口に運んだ。
近藤さんにお礼を言い、中断していた仕事を再開しようと持ち場にもどり箒に手を掛けた時廊下をびしょ濡れでこっちに向かって歩いている人を発見した。あれは沖田さんだ。そして目が合った。
「沖田さんびしょ濡れじゃないですか。」
「さっきまで見回りしてたらいきなり雨に降られてこの有様でさァ。ついてねーや。」
あー冷てぇと言ってる沖田さんの髪の毛から水が滴り落ちているし隊服も水をすってポタポタと雫が垂れていた。沖田さんが歩くところには湿った跡がくっきりとついている。どうしてこの人は玄関でタオルで拭いてこなかったんだ!私はちょっと待っててくださいと声を掛け新しいタオルを手に取り沖田さんの手に渡した。
「はい、拭いた方がいいですよ。」
「面倒くせぇーあとで着替えまさァ。」
「このままだと風邪引いちゃいますから!」
拭くのを面倒くさがる沖田さんからタオルを奪い取り少し背の高い沖田さんの頭をガシガシと拭く。
「おい何しやがんでィ。」
「沖田さんがさっさと拭かないから、全く世話の焼ける人ですね。」
「…余計なお世話。」
ジトっとこっちを睨んでガキ扱いしてんじゃねーよ。なんて言われたけどお構いなしに沖田さんの髪の毛を拭く。ガキ扱いするなと言われても何だかんだ世話の焼ける沖田さんは子供にしか見えない。髪の毛を拭かれてる沖田さんを見てると私にも弟がいたらこんな感じなのかなーなんて想像してしまって少し笑ってしまう。それを見た沖田さんがすかさず口を開いた。
「何笑ってるんでィ。」
「私に弟が居たらこんな感じなのかなって思ったんです。」
その言葉に沖田さんは何か思い出したのか少し驚いたような顔をした後に見たことのないような優しい顔をした。正直こんな優しい顔をした沖田さんを初めて見たので驚いた。
「残念ながら俺にはお前より100倍美人な姉上が居るんでィ。」
「沖田さんお姉さんいるんですか。」
「今は離れて暮らしてるけどな。」
お姉さんの話をしてる沖田さんの顔はやっぱり優しい顔をしてて本当にお姉さんのことが好きなんだなと思った。なんだかこっちも嬉しい気持ちになってしまう。
そうこうしてるうちに沖田さんの頭を拭き終わった。
「沖田さん、服も濡れてるんですから早く着替えてくださいね。」
「おー。・・・ありがとうな。」
そう言って沖田さんはそそくさと去っていった。あの沖田さんが素直にお礼を言うなんて。今日は本当に珍しいことがあるもんだと私はまた笑顔になり廊下の掃除の仕事に取り掛かったのだった。
廊下の掃除をしていると近藤さんが声をかけてきた。手に持っている紙袋を嬉しそうにチラチラと見せてきた。
「これとっつぁんから甘味を貰ったんだ、ナマエちゃんと食べてくれって。休憩がてらに一緒に食べよう。」
「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて少し休憩しようかな。」
手に持っていた箒や雑巾などを隅の方に置き近藤さんのお部屋にお邪魔することになった。机を挟んで近藤さんと向かい合って座る。近藤さんはプリンを2つにお団子を取り出して机に置いた。
「いいんですかね、私だけ頂いちゃって。」
「まぁ、とっつぁんからだし他の女中さんには内緒ってことで。」
少しの罪悪感を感じながらも私はお団子をひとつ手に取り口へと運んだ。さすが松平さんチョイスなだけあってとても美味しい。
「それより最近お妙さんとは会ってるの?」
「最近は会えてないけど、まだお妙追いかけてるんですか?」
「追いかけてるんじゃないからね!?お妙さんの身の安全を守れるように監視してるだけ。」
「もうそれストーカーですけど!???」
近藤さんは相も変わらずお妙のストーカーをしているようでキラキラとした目でお妙の話題を口にする。こんだけ愛されているなんて女冥利に尽きるのではないかと羨ましい限りだがお妙には1mmも響いていないようで少しだけ近藤さんに同情した。大体あの男勝りなお妙を落とすには相当骨を折る覚悟が無いと無理だと思う。
しばらく2人で世間話をしながらお団子やプリンを堪能していれば外の方から雨音が聞こえてきた。
「雨降って来たみたいですね。」
「今日は夕方から降り出すって言ったからね。」
雨音がとても強く外は土砂降りなのが容易く想像出来た。今日洗濯物係じゃなくてよかったなと呑気なことを考えて私もそろそろ仕事に戻らないといけないのでプリンの最後の一口を口に運んだ。
近藤さんにお礼を言い、中断していた仕事を再開しようと持ち場にもどり箒に手を掛けた時廊下をびしょ濡れでこっちに向かって歩いている人を発見した。あれは沖田さんだ。そして目が合った。
「沖田さんびしょ濡れじゃないですか。」
「さっきまで見回りしてたらいきなり雨に降られてこの有様でさァ。ついてねーや。」
あー冷てぇと言ってる沖田さんの髪の毛から水が滴り落ちているし隊服も水をすってポタポタと雫が垂れていた。沖田さんが歩くところには湿った跡がくっきりとついている。どうしてこの人は玄関でタオルで拭いてこなかったんだ!私はちょっと待っててくださいと声を掛け新しいタオルを手に取り沖田さんの手に渡した。
「はい、拭いた方がいいですよ。」
「面倒くせぇーあとで着替えまさァ。」
「このままだと風邪引いちゃいますから!」
拭くのを面倒くさがる沖田さんからタオルを奪い取り少し背の高い沖田さんの頭をガシガシと拭く。
「おい何しやがんでィ。」
「沖田さんがさっさと拭かないから、全く世話の焼ける人ですね。」
「…余計なお世話。」
ジトっとこっちを睨んでガキ扱いしてんじゃねーよ。なんて言われたけどお構いなしに沖田さんの髪の毛を拭く。ガキ扱いするなと言われても何だかんだ世話の焼ける沖田さんは子供にしか見えない。髪の毛を拭かれてる沖田さんを見てると私にも弟がいたらこんな感じなのかなーなんて想像してしまって少し笑ってしまう。それを見た沖田さんがすかさず口を開いた。
「何笑ってるんでィ。」
「私に弟が居たらこんな感じなのかなって思ったんです。」
その言葉に沖田さんは何か思い出したのか少し驚いたような顔をした後に見たことのないような優しい顔をした。正直こんな優しい顔をした沖田さんを初めて見たので驚いた。
「残念ながら俺にはお前より100倍美人な姉上が居るんでィ。」
「沖田さんお姉さんいるんですか。」
「今は離れて暮らしてるけどな。」
お姉さんの話をしてる沖田さんの顔はやっぱり優しい顔をしてて本当にお姉さんのことが好きなんだなと思った。なんだかこっちも嬉しい気持ちになってしまう。
そうこうしてるうちに沖田さんの頭を拭き終わった。
「沖田さん、服も濡れてるんですから早く着替えてくださいね。」
「おー。・・・ありがとうな。」
そう言って沖田さんはそそくさと去っていった。あの沖田さんが素直にお礼を言うなんて。今日は本当に珍しいことがあるもんだと私はまた笑顔になり廊下の掃除の仕事に取り掛かったのだった。
