リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
牛鬼編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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ほこらの横での話を一通り終えた清継達は化原を先頭に立ち入り禁止の看板が貼ってある山道を登っている。
リクヤは化原からかなり離れた最後尾をリクオ達と固まって歩いている。
「うふふ…行く前は心配でしたけど旅行って楽し~ですね~
梅若丸なんて妖怪知ってます~?」
と牛鬼組のヤツらの罠に既にハマっているとも知らないつららは初の旅行を楽しんでいる。
「つらら。ここ…少し危ないかも知れない」
『俺は少しどころな様な気がするんだけどなぁ…』
「え?」
ふたりの発言につららは驚く。
…そーいえば……化原って馬頭に操られてたんだよなぁ…
実際なんかすごく細い糸みたいなのが上に伸びてあるし……
上、見上げてたら馬頭発見できるかな…
『…うえをむ~いて、あ~るこ~~
なみだがこぼれ~ないよ~~…!!ゴッホッゲホッ』
自然と上を向きたくなるような曲を歌いつつ、実際に上を向いて歩いていれば、案外容易く馬頭を見つけた。
一瞬驚いて、思わぬところで唾を飲み込んでしまい咳き込んだ。
「ちょっと!リクヤ大丈夫!?」
『うぇ…唾が、変なと"こ"に…っゲホッ、はい"った"……ケホッ』
涙目になりながらも、ゆっくりと息を整えていく。
『はぁっ…死ぬかと思った……』
「ばか…上を向いて歌ったりするから……」
『唾が変なところに入るなんて盲点だった…』
謎の哀愁を纏ったリクヤはふっと視線下に落とした。
……実はさっき、上を見上げた時に馬頭と目があってしまった気もしていたのだが、気づかれてなかっただろうか………っ
気づかれてたら、これが終わって帰った馬頭が慌てて牛鬼達に報告するんだろうな…
馬頭可愛い。
なでなでしたい。ツインテの髪をポニテに括り直したい。
あと、俺の膝の上で寝てくれ。
一緒に電車とかに乗ってて、あくびした馬頭が「ごめんね…ちょっと…眠くなってきちゃった…」とか言いつつ俺の膝にくるんだろ!?知ってる!!
それを正面から見てイライラしてる牛頭を鑑賞するのもいいよね!!
俺の馬頭とるんじゃねぇ的な目で見て欲しいよね!!蔑んで!!もっと俺を蔑んで!!!!!
…あ、誤解のないように言っておくが…俺は断じてMではないぞ?MにもSにもなれるオールラウンダーだぞ?
おっと…いま妖怪先生の牛鬼の説明が終わったみたいだ。
…何も聞いてなかったが、まぁいいか。
それよりもこれから俺はどうすればいいんだろうか……
原作通りにリクオと牛鬼を闘わせるというのは絶対なんだが、その間俺は一体何をしようか。
馬頭と闘ってゆら達を救うか…いや、それは危険すぎる。ゆら達がいるのは女湯であり、男の俺が助けに入ったなどと言っても信じてもらえる確証は無い。
…また、牛頭のところに行くとしても、そこに行ったところで何にもならない。俺は鯉伴の様な治癒力を継いだ訳では無いし、戦闘に置いてもリクオには劣るし、かと言って牛鬼の元へ怪我した牛頭を運べる程の筋力も持ち合わせていない。
…まって…なんか、悲しくなってきた。
俺ただのリクオの兄っていう名の足でまといじゃね?
りくぉぉぉぉおおっ!!!リクトぉぉぉぉおおっ!!!うわぁぁぁぁぁあああっっっッッッ!!!!!!
『リクオ、リクト…いつもごめんな』
「……なんだ突然」
「なに、リクヤ…どうしたの?」
突如脳内で論争を繰り広げていたリクヤが2人の肩にポンと手を置き、呟けば、2人に不思議そうな顔をされた。
その後、しばらく脳内でシュミレーションを行っていると、前にいたリクオに声をかけられた。
「あ、リクヤ…そろそろ先生帰るみたいだよ」
『ん?』
どれ…とリクオとリクトの後ろから顔を覗かせれば、清継が「話をもっと聞きたかったのに」とかなんとか言いつつ、別れを惜しんでいるのが見えた。
「いやいや。ワシの役目は終わりだよ
そぉだ…夜は危ないから絶対に出ない方がいい」
あ、お前いま煽ったな?人ってのはそうやって絶対にしちゃダメだって言われたことしたくなるような生き物なんだよ…!!
ほらぁ、なんか清継目をかがやかせはじめたしぃ……きらきらオーラ放ちながら、化原とお別れの握手してるしぃ…もう、清継ってなんなの一体……っ
リクヤは化原からかなり離れた最後尾をリクオ達と固まって歩いている。
「うふふ…行く前は心配でしたけど旅行って楽し~ですね~
梅若丸なんて妖怪知ってます~?」
と牛鬼組のヤツらの罠に既にハマっているとも知らないつららは初の旅行を楽しんでいる。
「つらら。ここ…少し危ないかも知れない」
『俺は少しどころな様な気がするんだけどなぁ…』
「え?」
ふたりの発言につららは驚く。
…そーいえば……化原って馬頭に操られてたんだよなぁ…
実際なんかすごく細い糸みたいなのが上に伸びてあるし……
上、見上げてたら馬頭発見できるかな…
『…うえをむ~いて、あ~るこ~~
なみだがこぼれ~ないよ~~…!!ゴッホッゲホッ』
自然と上を向きたくなるような曲を歌いつつ、実際に上を向いて歩いていれば、案外容易く馬頭を見つけた。
一瞬驚いて、思わぬところで唾を飲み込んでしまい咳き込んだ。
「ちょっと!リクヤ大丈夫!?」
『うぇ…唾が、変なと"こ"に…っゲホッ、はい"った"……ケホッ』
涙目になりながらも、ゆっくりと息を整えていく。
『はぁっ…死ぬかと思った……』
「ばか…上を向いて歌ったりするから……」
『唾が変なところに入るなんて盲点だった…』
謎の哀愁を纏ったリクヤはふっと視線下に落とした。
……実はさっき、上を見上げた時に馬頭と目があってしまった気もしていたのだが、気づかれてなかっただろうか………っ
気づかれてたら、これが終わって帰った馬頭が慌てて牛鬼達に報告するんだろうな…
馬頭可愛い。
なでなでしたい。ツインテの髪をポニテに括り直したい。
あと、俺の膝の上で寝てくれ。
一緒に電車とかに乗ってて、あくびした馬頭が「ごめんね…ちょっと…眠くなってきちゃった…」とか言いつつ俺の膝にくるんだろ!?知ってる!!
それを正面から見てイライラしてる牛頭を鑑賞するのもいいよね!!
俺の馬頭とるんじゃねぇ的な目で見て欲しいよね!!蔑んで!!もっと俺を蔑んで!!!!!
…あ、誤解のないように言っておくが…俺は断じてMではないぞ?MにもSにもなれるオールラウンダーだぞ?
おっと…いま妖怪先生の牛鬼の説明が終わったみたいだ。
…何も聞いてなかったが、まぁいいか。
それよりもこれから俺はどうすればいいんだろうか……
原作通りにリクオと牛鬼を闘わせるというのは絶対なんだが、その間俺は一体何をしようか。
馬頭と闘ってゆら達を救うか…いや、それは危険すぎる。ゆら達がいるのは女湯であり、男の俺が助けに入ったなどと言っても信じてもらえる確証は無い。
…また、牛頭のところに行くとしても、そこに行ったところで何にもならない。俺は鯉伴の様な治癒力を継いだ訳では無いし、戦闘に置いてもリクオには劣るし、かと言って牛鬼の元へ怪我した牛頭を運べる程の筋力も持ち合わせていない。
…まって…なんか、悲しくなってきた。
俺ただのリクオの兄っていう名の足でまといじゃね?
りくぉぉぉぉおおっ!!!リクトぉぉぉぉおおっ!!!うわぁぁぁぁぁあああっっっッッッ!!!!!!
『リクオ、リクト…いつもごめんな』
「……なんだ突然」
「なに、リクヤ…どうしたの?」
突如脳内で論争を繰り広げていたリクヤが2人の肩にポンと手を置き、呟けば、2人に不思議そうな顔をされた。
その後、しばらく脳内でシュミレーションを行っていると、前にいたリクオに声をかけられた。
「あ、リクヤ…そろそろ先生帰るみたいだよ」
『ん?』
どれ…とリクオとリクトの後ろから顔を覗かせれば、清継が「話をもっと聞きたかったのに」とかなんとか言いつつ、別れを惜しんでいるのが見えた。
「いやいや。ワシの役目は終わりだよ
そぉだ…夜は危ないから絶対に出ない方がいい」
あ、お前いま煽ったな?人ってのはそうやって絶対にしちゃダメだって言われたことしたくなるような生き物なんだよ…!!
ほらぁ、なんか清継目をかがやかせはじめたしぃ……きらきらオーラ放ちながら、化原とお別れの握手してるしぃ…もう、清継ってなんなの一体……っ