リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧鼠編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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「奴良くん、ほんまに怪我は大丈夫何やな?」
『おー大丈夫大丈夫!!見ての通りピンピンしてるから!』
心配そうに聞いてくるゆらに向かって元気いっぱいであることをアピールする。
『花開院も…服大丈夫か?』
「しばらくは体操服やろうなぁ…それより奴良くん、そろそろ花開院って呼ぶん止めへん?」
『そうか?じゃあゆらも俺のことも奴良くんじゃなくていいから』
流れに乗っていきなり花開院呼びからゆら呼びに変えてみれば、いきなりの事で驚いたのか頬を赤らめた。
…っ……可愛いな…ゆら可愛いな…
花開院のみんな以外からはゆらって呼ばれてたみたいだけれど…ほかの人から呼び捨てされてるのあんまり見てないよな…?
だからかな…照れてるゆらが可愛い。
「あ、リクヤくん…今日はもう遅いから送るのこの辺りまででいいよ!」
カナが声を上げた。
『そうか?俺としてはさっき襲われてたばかりだから女の子を1人夜道を歩かせるのは心配何だけどな…』
「大丈夫だよ!そろそろ夜も開け始めてるし…家も近いから!!リクヤくんこそ気をつけてかえるんだよ?」
『分かってる分かってる~それじゃあ…気をつけて帰れよ~』
リクヤは手をひらひらと振りながら2人が明け方の町に消えていくのを見送る。
『さぁ…俺の仕事は終わったことだし……俺も帰りま……s…あれ?』
2人が去り、リクヤも屋敷へ帰ろうと進行方向を変え、足を一歩踏み出すが、足に力が入らなくなって道に座り込んだ。
『…はれ?足が……腰が上手く立たない…っふ』
黙ってここに座り込んでいてもどうにもならないので、家に帰ろうとするもうまく足がうごかず、ふるふると産まれたての小鹿のように震える足で立ち上がり…家の壁に身を任せつつ、1歩1歩と、少しずつ進んでいく。
『…っう』
何でだ…怪我はあの時与吉という方が治してくれたはず……
若しかして……与吉が治せるのは目に見える怪我と症状だけであって、身体そのものに蓄積された疲れや治しきれなかった怪我が今頃やって来たってことか?
小さく呻き声を上げながら進んでいくとやっと本家の門が見えた。
もう既に空が白んできており朝の訪れを感じさせる。
門のところでは帰りの遅いリクヤを待っていたのだろうか、鯉伴が柱にもたれて立っていた。
「…リクヤ!!」
『え…あ…鯉伴?』
下を向いて歩いていたリクヤは鯉伴に名前を呼ばれ顔をあげた。
その瞬間安心からか…さっきまで辛うじて歩けていた、支えられていたはずの足がかくんと折れた。
「…っオイ!!リクヤ!?」
『おー大丈夫大丈夫!!見ての通りピンピンしてるから!』
心配そうに聞いてくるゆらに向かって元気いっぱいであることをアピールする。
『花開院も…服大丈夫か?』
「しばらくは体操服やろうなぁ…それより奴良くん、そろそろ花開院って呼ぶん止めへん?」
『そうか?じゃあゆらも俺のことも奴良くんじゃなくていいから』
流れに乗っていきなり花開院呼びからゆら呼びに変えてみれば、いきなりの事で驚いたのか頬を赤らめた。
…っ……可愛いな…ゆら可愛いな…
花開院のみんな以外からはゆらって呼ばれてたみたいだけれど…ほかの人から呼び捨てされてるのあんまり見てないよな…?
だからかな…照れてるゆらが可愛い。
「あ、リクヤくん…今日はもう遅いから送るのこの辺りまででいいよ!」
カナが声を上げた。
『そうか?俺としてはさっき襲われてたばかりだから女の子を1人夜道を歩かせるのは心配何だけどな…』
「大丈夫だよ!そろそろ夜も開け始めてるし…家も近いから!!リクヤくんこそ気をつけてかえるんだよ?」
『分かってる分かってる~それじゃあ…気をつけて帰れよ~』
リクヤは手をひらひらと振りながら2人が明け方の町に消えていくのを見送る。
『さぁ…俺の仕事は終わったことだし……俺も帰りま……s…あれ?』
2人が去り、リクヤも屋敷へ帰ろうと進行方向を変え、足を一歩踏み出すが、足に力が入らなくなって道に座り込んだ。
『…はれ?足が……腰が上手く立たない…っふ』
黙ってここに座り込んでいてもどうにもならないので、家に帰ろうとするもうまく足がうごかず、ふるふると産まれたての小鹿のように震える足で立ち上がり…家の壁に身を任せつつ、1歩1歩と、少しずつ進んでいく。
『…っう』
何でだ…怪我はあの時与吉という方が治してくれたはず……
若しかして……与吉が治せるのは目に見える怪我と症状だけであって、身体そのものに蓄積された疲れや治しきれなかった怪我が今頃やって来たってことか?
小さく呻き声を上げながら進んでいくとやっと本家の門が見えた。
もう既に空が白んできており朝の訪れを感じさせる。
門のところでは帰りの遅いリクヤを待っていたのだろうか、鯉伴が柱にもたれて立っていた。
「…リクヤ!!」
『え…あ…鯉伴?』
下を向いて歩いていたリクヤは鯉伴に名前を呼ばれ顔をあげた。
その瞬間安心からか…さっきまで辛うじて歩けていた、支えられていたはずの足がかくんと折れた。
「…っオイ!!リクヤ!?」