リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧鼠編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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「青よ!!どっちが多くねずみ退治できるか勝負しようか」
「ガハハー黒~お主がワシに勝ったことがあったか~?」
『ちょっと~2人とも喧嘩しないで!今日は俺もその勝負混ぜてもらうよ!!』
青田坊、黒田坊が張り合いつつねずみを次々と倒していっている所に獄丸を手に持ったリクヤが乱入する。
『あ、お前さっきゆらの服破いた奴だよな?…永遠の眠りに付きやがれ!』
先ほどの部下の首を右足を踏み込んで切り落とす。
「リクヤ!危ない!!」
リクヤが1匹の部下を倒している後ろからまた別の部下が飛びかかっていく。
リクヤの後ろからそれを見ていたリクトがシュッと持っていた刀を飛ばす。
『…っ!サンキューリクト!!』
「おう!背後にもちゃんと気をつけとけよ」
そう言い合い、暫く戦闘をしているとバリバリッと大きな音がしたと共に旧鼠が本性を現した。
その旧鼠がリクオに向かっていく。
「追い詰められて牙を出したか。だがたいした牙じゃあないようだ。てめぇらが向けた牙の先、本当に…闇の主になりてぇなら歯牙にかけちゃならねぇ奴らだよ」
リクオが大きな赤い盃いっぱいに注がれた酒をフッと吹いた。
「おめぇらは…オレの"下"にいる資格もねぇ」
「奥義明鏡止水"桜"」
「その波紋鳴りやむまで全てを…燃やし続けるぞ。夜明けと共に塵となれ」
そして燃えていた旧鼠は辺りに肉塊を飛ばしつつ爆音をたてて散った。
「よぉ、リクヤ…無事か?」
『無事だけど、お前来るのも言うのも遅せぇよ…』
「…ぅ」
リクオは言葉に詰まる。
『まぁいいよ。来てくれて嬉しかったし…あ……』
「どうした?」
リクヤが何かを思い出したように顔を強ばらせた。
『俺らカナたちの存在忘れてない?』
「あ…っ」
今まで全然気づいていなかったけれど、意識してみるとカナたちの視線が痛い。非常に痛い。
カナは、まだ俺とこのリクオ率いる多くの妖怪との関係は一体何だろうと不思議そうな顔をしているが、ゆらに至っては、何で奴良くんが妖怪と一緒にいるんやって顔をしている…
「奴良くん。知り合いなんか?」
『…あ~いや?なんか俺の知り合いに似てるなぁって顔を見に行ったんだけれど人違いだったみたい!』
案の定、聞いてきたゆらに慌てて笑顔を貼り付けた顔で答えた。
『すまんリクオ…先に帰っていてくれ俺は2人を送ってから帰るから』
ゆらたちの方へ向かう去り際、二人には聞こえないようにぽそりと呟いた。
「ガハハー黒~お主がワシに勝ったことがあったか~?」
『ちょっと~2人とも喧嘩しないで!今日は俺もその勝負混ぜてもらうよ!!』
青田坊、黒田坊が張り合いつつねずみを次々と倒していっている所に獄丸を手に持ったリクヤが乱入する。
『あ、お前さっきゆらの服破いた奴だよな?…永遠の眠りに付きやがれ!』
先ほどの部下の首を右足を踏み込んで切り落とす。
「リクヤ!危ない!!」
リクヤが1匹の部下を倒している後ろからまた別の部下が飛びかかっていく。
リクヤの後ろからそれを見ていたリクトがシュッと持っていた刀を飛ばす。
『…っ!サンキューリクト!!』
「おう!背後にもちゃんと気をつけとけよ」
そう言い合い、暫く戦闘をしているとバリバリッと大きな音がしたと共に旧鼠が本性を現した。
その旧鼠がリクオに向かっていく。
「追い詰められて牙を出したか。だがたいした牙じゃあないようだ。てめぇらが向けた牙の先、本当に…闇の主になりてぇなら歯牙にかけちゃならねぇ奴らだよ」
リクオが大きな赤い盃いっぱいに注がれた酒をフッと吹いた。
「おめぇらは…オレの"下"にいる資格もねぇ」
「奥義明鏡止水"桜"」
「その波紋鳴りやむまで全てを…燃やし続けるぞ。夜明けと共に塵となれ」
そして燃えていた旧鼠は辺りに肉塊を飛ばしつつ爆音をたてて散った。
「よぉ、リクヤ…無事か?」
『無事だけど、お前来るのも言うのも遅せぇよ…』
「…ぅ」
リクオは言葉に詰まる。
『まぁいいよ。来てくれて嬉しかったし…あ……』
「どうした?」
リクヤが何かを思い出したように顔を強ばらせた。
『俺らカナたちの存在忘れてない?』
「あ…っ」
今まで全然気づいていなかったけれど、意識してみるとカナたちの視線が痛い。非常に痛い。
カナは、まだ俺とこのリクオ率いる多くの妖怪との関係は一体何だろうと不思議そうな顔をしているが、ゆらに至っては、何で奴良くんが妖怪と一緒にいるんやって顔をしている…
「奴良くん。知り合いなんか?」
『…あ~いや?なんか俺の知り合いに似てるなぁって顔を見に行ったんだけれど人違いだったみたい!』
案の定、聞いてきたゆらに慌てて笑顔を貼り付けた顔で答えた。
『すまんリクオ…先に帰っていてくれ俺は2人を送ってから帰るから』
ゆらたちの方へ向かう去り際、二人には聞こえないようにぽそりと呟いた。