リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧鼠編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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与吉が去りしばらくの間待っていると、ぱっとさっきまで消えていた灯りがつき、ゲージを置かれている部屋の全貌が明らかになる。
「こ…このカゴは一体…」
よく見えるようになった部屋を見渡したゆらがそう呟いた。
「よう陰陽少女。どうだ…?ネオンの光の中…処刑される気分は…?」
「な…処刑…?」
「そうだ…あの…3代目のガキが…約束を破ったらな…」
『ふっ…約束??
どうせお前の事だ破っても破らなくても来なけりゃ処刑するつもりなんだろ?』
ゆらが服を破かれてしまわないように、ゆらが旧鼠と呼んでしまう前にリクヤが二人の会話を遮るが、ただゆらの制服を破きたかっただけなのであろう愚かな部下がゆらの制服を破く。
「な…」
「式神もってないてめーはただの女だよ」
『おい…そこの黒い服……覚悟しとけ』
旧鼠を油断させるべく未だ拘束されている振りをしているリクヤはその部下を睨みつける。
「さて…そろそろ時間だな。ま…来ないなら来ないでオレは構わんがな…」
「知ってるか…?人間の血はなぁ…夜明け前の血が1番ドロッとしててうめぇのよ。丁度今くらいのなぁ…?」
舌なめずりしながら旧鼠が得意のドヤ顔を披露する。
旧鼠の部下たちが扉を開けて入ってくる。
『っ!おい花開院!!俺のポケットに札が1枚入ってる!!』
「…失礼!!」
ふとズボンのポケットに、ゆらが家でぶつそに貼った札を剥がしてポケットに入れていた事を思い出す。
ゆらが取り出した札を部下に近づければ滅されるのではと思った部下はたじろぐ。
リクオはまだ来ないのかと辺りを見渡して見れば…もわりと煙が立ち込めていた。
そう、リクオがみんなを引き連れてやってきたのだ。
「またせたな…ねずみども…」
「何者だぁ!?テメー、本家の奴らだな……3代目はどーした!?」
「いや…あんなガキはどーでもいい…回状は!?回状を見せろ!!ちゃんと廻したんだろーなぁ!!」
リクオを指さして言う。
ふと横から何かを切るショキショキという音が聞こえリクヤは横を見る。
手がハサミみたいになっている妖怪が格子を切っていた。
「…ヤツが書いたのなら破いちまったよ」
「んだとー!?ならば約束通り殺すまでよ」
ガンと旧鼠が格子を叩く。
「ってアレーー!!」
ガコォォォンと大きな音を立てて青田坊が牢を引きちぎる。
ゆら、カナと共にリクヤも救出されるが、後ろを振り返って思う。アレーー!!って言っちゃう旧鼠かわいいよな?と……どうやらリクヤには緊張感というものが無いらしい。
この所ずっと旧鼠の動作一つ一つに対し可愛いとしか言っていない。
「どうする夜の帝王、人質が逃げちまったぜ」
「舐めやがって…てめぇらみな殺しだぁーーー!!」
「こ…このカゴは一体…」
よく見えるようになった部屋を見渡したゆらがそう呟いた。
「よう陰陽少女。どうだ…?ネオンの光の中…処刑される気分は…?」
「な…処刑…?」
「そうだ…あの…3代目のガキが…約束を破ったらな…」
『ふっ…約束??
どうせお前の事だ破っても破らなくても来なけりゃ処刑するつもりなんだろ?』
ゆらが服を破かれてしまわないように、ゆらが旧鼠と呼んでしまう前にリクヤが二人の会話を遮るが、ただゆらの制服を破きたかっただけなのであろう愚かな部下がゆらの制服を破く。
「な…」
「式神もってないてめーはただの女だよ」
『おい…そこの黒い服……覚悟しとけ』
旧鼠を油断させるべく未だ拘束されている振りをしているリクヤはその部下を睨みつける。
「さて…そろそろ時間だな。ま…来ないなら来ないでオレは構わんがな…」
「知ってるか…?人間の血はなぁ…夜明け前の血が1番ドロッとしててうめぇのよ。丁度今くらいのなぁ…?」
舌なめずりしながら旧鼠が得意のドヤ顔を披露する。
旧鼠の部下たちが扉を開けて入ってくる。
『っ!おい花開院!!俺のポケットに札が1枚入ってる!!』
「…失礼!!」
ふとズボンのポケットに、ゆらが家でぶつそに貼った札を剥がしてポケットに入れていた事を思い出す。
ゆらが取り出した札を部下に近づければ滅されるのではと思った部下はたじろぐ。
リクオはまだ来ないのかと辺りを見渡して見れば…もわりと煙が立ち込めていた。
そう、リクオがみんなを引き連れてやってきたのだ。
「またせたな…ねずみども…」
「何者だぁ!?テメー、本家の奴らだな……3代目はどーした!?」
「いや…あんなガキはどーでもいい…回状は!?回状を見せろ!!ちゃんと廻したんだろーなぁ!!」
リクオを指さして言う。
ふと横から何かを切るショキショキという音が聞こえリクヤは横を見る。
手がハサミみたいになっている妖怪が格子を切っていた。
「…ヤツが書いたのなら破いちまったよ」
「んだとー!?ならば約束通り殺すまでよ」
ガンと旧鼠が格子を叩く。
「ってアレーー!!」
ガコォォォンと大きな音を立てて青田坊が牢を引きちぎる。
ゆら、カナと共にリクヤも救出されるが、後ろを振り返って思う。アレーー!!って言っちゃう旧鼠かわいいよな?と……どうやらリクヤには緊張感というものが無いらしい。
この所ずっと旧鼠の動作一つ一つに対し可愛いとしか言っていない。
「どうする夜の帝王、人質が逃げちまったぜ」
「舐めやがって…てめぇらみな殺しだぁーーー!!」