リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧鼠編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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リクトside
オレはここに鏡花水月で姿を消して忍び込んでいる。
だから例えリクオにもオレがいることを気付かせては行けない。
なかなか来ないオレを心配しているリクオには本当に申し訳ないが、オレがここに居るということを誰かに知られてしまえばリクヤの怪我を治してやれなくなる。
だから…いまは耐えなくちゃならない。
リクオやリクヤが旧鼠の手によって怪我を負わされているこの状況を…だ。
ぎゅっと拳を握り締めて、叫んでしまわないように唇を噛み、じっと耐えた。
やっとリクオが店からでて、リクヤたちが牢へと戻されることとなった。
リクヤたちを連れて歩く部下と窮鼠の後を物音を一切立てないように慎重に進んでいく。
しばらく行くと前方に大きなゲージのような牢屋が現れた。
床にはチップが敷かれ、壁にはカラカラと回る滑車が付けられている。
その中に窮鼠の部下は3人を放り込んだ。
ふわりと柔らかいチップがクッションとなり、落ちた時の衝撃を軽減させる。
部下が外に出たのを確認してから窮鼠は入り口をしめ、その鍵をかけた。
そして、その鍵を上機嫌で牢の傍に置かれていた台にのせ去っていった。
…ん?今鍵どこに置いた?
てっきり窮鼠か部下が厳重に持っているのかと思っていたが…そんな所においてもいいのか?無防備すぎね?
これ、とってくださいって言っちゃってるようなモンじゃね?
…とにかくオレにとってはラッキーすぎる…探しに行ったり、鍵を得るために誰かと戦わなきゃ行けないかと覚悟していたんだが、その必要も無いようで……
あ、この今の姿で行ったら学校でみんながうるさいだろうからな…
すこし姿を変えて行ってみるか…
無駄な力を抜けば、すぅっと姿がかわる。
数年前にカナたちを助けた時は一体誰だか分からなかったこの姿も案外慣れれば使い易いもので…
しかもこの身体…確信を持って言えないが恐らく…昔のオレの姿なのだろう。この継ぎ接ぎだらけの着物…これには見覚えがあった
窮鼠が台に置いた鍵を手に取り、牢の扉の鍵を外す。
そしてリクトはリクヤ達のいる牢の中へ入っていった。
オレはここに鏡花水月で姿を消して忍び込んでいる。
だから例えリクオにもオレがいることを気付かせては行けない。
なかなか来ないオレを心配しているリクオには本当に申し訳ないが、オレがここに居るということを誰かに知られてしまえばリクヤの怪我を治してやれなくなる。
だから…いまは耐えなくちゃならない。
リクオやリクヤが旧鼠の手によって怪我を負わされているこの状況を…だ。
ぎゅっと拳を握り締めて、叫んでしまわないように唇を噛み、じっと耐えた。
やっとリクオが店からでて、リクヤたちが牢へと戻されることとなった。
リクヤたちを連れて歩く部下と窮鼠の後を物音を一切立てないように慎重に進んでいく。
しばらく行くと前方に大きなゲージのような牢屋が現れた。
床にはチップが敷かれ、壁にはカラカラと回る滑車が付けられている。
その中に窮鼠の部下は3人を放り込んだ。
ふわりと柔らかいチップがクッションとなり、落ちた時の衝撃を軽減させる。
部下が外に出たのを確認してから窮鼠は入り口をしめ、その鍵をかけた。
そして、その鍵を上機嫌で牢の傍に置かれていた台にのせ去っていった。
…ん?今鍵どこに置いた?
てっきり窮鼠か部下が厳重に持っているのかと思っていたが…そんな所においてもいいのか?無防備すぎね?
これ、とってくださいって言っちゃってるようなモンじゃね?
…とにかくオレにとってはラッキーすぎる…探しに行ったり、鍵を得るために誰かと戦わなきゃ行けないかと覚悟していたんだが、その必要も無いようで……
あ、この今の姿で行ったら学校でみんながうるさいだろうからな…
すこし姿を変えて行ってみるか…
無駄な力を抜けば、すぅっと姿がかわる。
数年前にカナたちを助けた時は一体誰だか分からなかったこの姿も案外慣れれば使い易いもので…
しかもこの身体…確信を持って言えないが恐らく…昔のオレの姿なのだろう。この継ぎ接ぎだらけの着物…これには見覚えがあった
窮鼠が台に置いた鍵を手に取り、牢の扉の鍵を外す。
そしてリクトはリクヤ達のいる牢の中へ入っていった。