リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧鼠編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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「旧鼠様!もうそれぐらいにしねぇとソイツ死んじまいます!ぐあっ」
『…っ……は』
やべぇ。超目ぇ霞むんだけど…酷いよな旧鼠……さっき肩をはずさせたのに俺が予想通りの反応をしないからって苛立って、また殴られることになったんだけど……
…こいつ止めにかかった部下を蹴り飛ばしたぞ?バキィッってすっごい音したんだけど、あれ絶対骨折れてると思うんだ…若しかしたら死んじゃったんじゃないかな?
…あれ?動いた…生きてる?あ、痙攣して動き止まった…ご愁傷さまです。ご臨終です。
そんな事を考えているから余裕なのかと思われてしまうが、リクヤは意識を保つのに精一杯という状態である。
八年前のあの時に羽衣狐に、短く要約すれば…"重症であるほど痛みを感じにくくなる呪い"をかけられてから、かなり痛覚が鈍くなっているが…
だるい、頭がクラクラする等の内面的なものや多少の怪我の痛みは通常の人と同じ様に感じることが出来ているので大して生活が困るという程ではないのだ。
「旧鼠様!奴良リクオを誘い込むことに成功致しました」
なっ、リクオやっぱり来たのか!!
てかよ、ほら…あれだ……リクオも後頭部打って気絶させられてる所を連れてこられるもんだからさ…不憫だよな…
…リクオいじめるヤツお兄ちゃん許さない!!
…何言ってんだ俺…いつもとノリ違うくね?…旧鼠にやられすぎて思考回路おかしくなってない?
…大丈夫か俺。
「分かった。人質を連れていけ」
旧鼠が部下に命令するとそれを聞いた部下が俺の繋いでいた鎖を壁から外し、おらさっさとついて来いと言わんばかりの勢いで鎖を引かれた。
何だよ俺犬じゃねーぞ…首にしてなかったから良かったものの…おまっ、これかなり引っ張られてて痛いんだぞ!!
あ、ゆらとカナもなんか手荒に運ばれてるし…
…いて!後ろ見てたら柱に肩ぶつけた!!
そこさっきぱきってやったところか!!
もう少し優しく運んでくれない?割れ物注意の紙貼っといて!!
うぉあっ!ちょっと投げないで!!ペイって床に放り出さないで!!うがぁ!!さっきの肩また打ったんだけど!!酷い!!俺の扱い酷い!!!
「リクヤ!」
『リクオ!!』
床に放り出されたリクヤが顔を上げるとリクオの姿が目に移った。
リクオもそれは同じようで怪我をしているリクヤの姿を見て目を見開いた。
「…っひどい怪我だよ!!」
『…心配すんな、俺は大丈夫だから』
少しでも安心させようと笑うと、リクオはほっと詰めていた息を吐き出した。
『…っ……は』
やべぇ。超目ぇ霞むんだけど…酷いよな旧鼠……さっき肩をはずさせたのに俺が予想通りの反応をしないからって苛立って、また殴られることになったんだけど……
…こいつ止めにかかった部下を蹴り飛ばしたぞ?バキィッってすっごい音したんだけど、あれ絶対骨折れてると思うんだ…若しかしたら死んじゃったんじゃないかな?
…あれ?動いた…生きてる?あ、痙攣して動き止まった…ご愁傷さまです。ご臨終です。
そんな事を考えているから余裕なのかと思われてしまうが、リクヤは意識を保つのに精一杯という状態である。
八年前のあの時に羽衣狐に、短く要約すれば…"重症であるほど痛みを感じにくくなる呪い"をかけられてから、かなり痛覚が鈍くなっているが…
だるい、頭がクラクラする等の内面的なものや多少の怪我の痛みは通常の人と同じ様に感じることが出来ているので大して生活が困るという程ではないのだ。
「旧鼠様!奴良リクオを誘い込むことに成功致しました」
なっ、リクオやっぱり来たのか!!
てかよ、ほら…あれだ……リクオも後頭部打って気絶させられてる所を連れてこられるもんだからさ…不憫だよな…
…リクオいじめるヤツお兄ちゃん許さない!!
…何言ってんだ俺…いつもとノリ違うくね?…旧鼠にやられすぎて思考回路おかしくなってない?
…大丈夫か俺。
「分かった。人質を連れていけ」
旧鼠が部下に命令するとそれを聞いた部下が俺の繋いでいた鎖を壁から外し、おらさっさとついて来いと言わんばかりの勢いで鎖を引かれた。
何だよ俺犬じゃねーぞ…首にしてなかったから良かったものの…おまっ、これかなり引っ張られてて痛いんだぞ!!
あ、ゆらとカナもなんか手荒に運ばれてるし…
…いて!後ろ見てたら柱に肩ぶつけた!!
そこさっきぱきってやったところか!!
もう少し優しく運んでくれない?割れ物注意の紙貼っといて!!
うぉあっ!ちょっと投げないで!!ペイって床に放り出さないで!!うがぁ!!さっきの肩また打ったんだけど!!酷い!!俺の扱い酷い!!!
「リクヤ!」
『リクオ!!』
床に放り出されたリクヤが顔を上げるとリクオの姿が目に移った。
リクオもそれは同じようで怪我をしているリクヤの姿を見て目を見開いた。
「…っひどい怪我だよ!!」
『…心配すんな、俺は大丈夫だから』
少しでも安心させようと笑うと、リクオはほっと詰めていた息を吐き出した。