リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧鼠編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
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…なんだここ……牢屋か?
暗いしなんかよく分からないけれど…やっぱりここ旧鼠のアジトなのかなぁ…
くそっ…ネズミに噛まれたところ地味にヒリヒリして痛いし……痛みはないけれど打った頭が重たい…そんな気がする。
あと、やっぱり俺って弱いと思う。
だって登場してスグに吹っ飛ばされて意識失うんだよ?ただの足でまといでじゃん?つら…
リクヤからかなり離れたところから小さく布の擦れたような音が聞こえたので、目を凝らしてみるとゆらとカナの姿が見えた。
どうやら先程の音は2人のうちのどちらかが少し動いた事により起こったものだろうと独りで考察し納得する。
リクヤが2人のもとへ行こうとしたが、手首をクンッと引っ張られ床に胸を強打した。
うん??…っ嘘だろ!?
手首になんか付いてんなーとは思ってたんだけれど、まさか…ね?
そう思い自身の手首と背後をみた。
見えたモノは手錠と壁へと伸びた鎖だった。
…おぉう、まじか……
用意周到なこって…
…まぁ、繋がれるのは別にいいとして、俺が動いたらこの鎖から音鳴るしな…この部屋静かだからジャラジャラってなんか五月蝿いよ…
正直あんまりうごきたくねーな…
そうしてリクヤはしばらくの間、暗すぎて何も見えやしない天井を見つめた。
しばらくしてコツコツと靴が床を叩く音が聞こえたので音の方を見た。カチャリと鍵を外す音の後、再びコツコツと音が鳴るが先程より幾らか近づいて来ているようであった。
音がピタリとリクヤの目の前でとまった。
それを不思議に思ったリクヤが鎖を鳴らさないように少しずつ寄っていけば、いきなり胸ぐらを掴まれた。
「気分はどうだ?」
『最悪。怪我痛いし、なんか繋がれてるし…』
リクヤは旧鼠を見上げつつ言った。
『ね、ちょっとこの鎖とか手錠外してくんない?向こうまで行けなくて困ってるんだけれど』
「静かにしてろ!!」
苛立った声でそう言い放った旧鼠は大きく振りかぶってリクヤの横っ面を力いっぱい殴った。
胸ぐらを掴まれた避けることの出来ないリクヤはそれをまともに食らってしまうが、それをものともせず『なんだこれくらいか?』と吐き捨てるように言った。
その態度が気に食わなかったのだろう、旧鼠は胸ぐらを掴んでいた手を離したかと思えば、回し蹴りをリクヤの左の脇腹へ繰り出した。
衝撃で身体はくの字にまがる。
蹴られた勢いで向こうの壁まで飛ばされるかと思ったが、またも手首に付けられた鎖に引っ張られ、どしゃりと落ちた。
あぁ…この鎖ほんと邪魔だなぁ………
手錠だけならまだ動ける余地があるんだけれど、こう繋がれていちゃね…動こうにも引っ張られて思うように行かないんだよね…考えたよね旧鼠。
流石知性があっても理性がない妖怪…
こいつら表情とか仕草とかは見ている分には可愛いんだけれど、時々理性のない行動するからな、惜しい。
てか、そろそろ殴ったり蹴ったりするのやめて欲しい。
『そろそろ止めてくんない?2人が起きちゃうだろ?寝不足は肌に悪いんだ…ぅ』
そう訴えて見れば台詞を最後まで言い切る前に、ある部下には鎖を頭上の方で強く引っ張られ肩の可動域ギリギリまで上に腕をあげされられ…またある部下は肩甲骨の辺に足をおかれた。
みしみしと筋肉が引っ張られる。
「そうか…じゃあこれで終わりにしてやるよ…やれ!!」
旧鼠がそう命令をくだせば、足を乗せていた方がグッと押した。
その瞬間、可動域を超えたら肩がぱきっと小気味好い音をたてる。
一体何が起きたのかと唖然としたが、上手く動かない右肩が何だか長く見えた。
暗いしなんかよく分からないけれど…やっぱりここ旧鼠のアジトなのかなぁ…
くそっ…ネズミに噛まれたところ地味にヒリヒリして痛いし……痛みはないけれど打った頭が重たい…そんな気がする。
あと、やっぱり俺って弱いと思う。
だって登場してスグに吹っ飛ばされて意識失うんだよ?ただの足でまといでじゃん?つら…
リクヤからかなり離れたところから小さく布の擦れたような音が聞こえたので、目を凝らしてみるとゆらとカナの姿が見えた。
どうやら先程の音は2人のうちのどちらかが少し動いた事により起こったものだろうと独りで考察し納得する。
リクヤが2人のもとへ行こうとしたが、手首をクンッと引っ張られ床に胸を強打した。
うん??…っ嘘だろ!?
手首になんか付いてんなーとは思ってたんだけれど、まさか…ね?
そう思い自身の手首と背後をみた。
見えたモノは手錠と壁へと伸びた鎖だった。
…おぉう、まじか……
用意周到なこって…
…まぁ、繋がれるのは別にいいとして、俺が動いたらこの鎖から音鳴るしな…この部屋静かだからジャラジャラってなんか五月蝿いよ…
正直あんまりうごきたくねーな…
そうしてリクヤはしばらくの間、暗すぎて何も見えやしない天井を見つめた。
しばらくしてコツコツと靴が床を叩く音が聞こえたので音の方を見た。カチャリと鍵を外す音の後、再びコツコツと音が鳴るが先程より幾らか近づいて来ているようであった。
音がピタリとリクヤの目の前でとまった。
それを不思議に思ったリクヤが鎖を鳴らさないように少しずつ寄っていけば、いきなり胸ぐらを掴まれた。
「気分はどうだ?」
『最悪。怪我痛いし、なんか繋がれてるし…』
リクヤは旧鼠を見上げつつ言った。
『ね、ちょっとこの鎖とか手錠外してくんない?向こうまで行けなくて困ってるんだけれど』
「静かにしてろ!!」
苛立った声でそう言い放った旧鼠は大きく振りかぶってリクヤの横っ面を力いっぱい殴った。
胸ぐらを掴まれた避けることの出来ないリクヤはそれをまともに食らってしまうが、それをものともせず『なんだこれくらいか?』と吐き捨てるように言った。
その態度が気に食わなかったのだろう、旧鼠は胸ぐらを掴んでいた手を離したかと思えば、回し蹴りをリクヤの左の脇腹へ繰り出した。
衝撃で身体はくの字にまがる。
蹴られた勢いで向こうの壁まで飛ばされるかと思ったが、またも手首に付けられた鎖に引っ張られ、どしゃりと落ちた。
あぁ…この鎖ほんと邪魔だなぁ………
手錠だけならまだ動ける余地があるんだけれど、こう繋がれていちゃね…動こうにも引っ張られて思うように行かないんだよね…考えたよね旧鼠。
流石知性があっても理性がない妖怪…
こいつら表情とか仕草とかは見ている分には可愛いんだけれど、時々理性のない行動するからな、惜しい。
てか、そろそろ殴ったり蹴ったりするのやめて欲しい。
『そろそろ止めてくんない?2人が起きちゃうだろ?寝不足は肌に悪いんだ…ぅ』
そう訴えて見れば台詞を最後まで言い切る前に、ある部下には鎖を頭上の方で強く引っ張られ肩の可動域ギリギリまで上に腕をあげされられ…またある部下は肩甲骨の辺に足をおかれた。
みしみしと筋肉が引っ張られる。
「そうか…じゃあこれで終わりにしてやるよ…やれ!!」
旧鼠がそう命令をくだせば、足を乗せていた方がグッと押した。
その瞬間、可動域を超えたら肩がぱきっと小気味好い音をたてる。
一体何が起きたのかと唖然としたが、上手く動かない右肩が何だか長く見えた。