リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
九十九神編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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「すげぇ…ここ清継君ち?」
かくかくしかじかで、俺も清継の家に現在お邪魔している。
因みに、めんどくせぇ行きたくねぇとか言ってたリクトは俺にに連れ来られている。
「うわ~なんか凄そうなのが沢山あるなぁ…」
「やっぱりワカメってすごい成金だな」
『ワカメなのに…』
数々のコレクションを見ながら進んでいくと、リクヤは早速黒いオーラを微かに纏った日本人形を発見した。
「ほ、本当に…呪いの人形なん…?」
…なぁ、ゆらって陰陽師だよな……?
原作でも随分鈍いなと思ったけど…この人形かなり感じない?
そしてワカメは日記を読み始めた──
「2月22日…引越まであと7日、昨日これを機に祖母から貰った日本人形を捨てることにした」
清継がつらつらと日記を読んでいる中、リクヤが日記人形に目を向ければ目から黒っぽい液体が流れ出ている。
『…リクオ、リクト』
「何?」
「ん?」
リクオに小声で声をかければ、不思議そうにしているリクオにゆっくりと人形に指を指す。
その瞬間リクオが凄く変な顔した為、危うく噴き出すところだった。
リクオは無言で人形にタックルした。
「どぉしたー!!リクオ──!!」
清継がリクオをいつもと違う呼び方で呼ぶ。
清継の焦りが感じられる……あれ?もしかしてこれは…普段は名字呼びだけど、いざ呼ぶ時は下の名前で呼ぶってやつ??
考え出すとな…やばくね?
あ、違うよ?清継はただ可愛いってだけで……いや、高校生になったら俺の考えもどう変わるかは分からないからなんとも言えないけれど…
「ハハ…ごめん聞いてたらかわいそーで!」
「んなアホな!!ちょっと…見せてみろ!!」
清継が人形の安否を確認するが特に変わった様子はない。
リクオが上手く黒い涙と前に出した手を直した成果である。
『「リクオお疲れさん」』
リクヤの側へ戻ってきたリクオの肩をリクトと二人で軽く叩いてやればリクオは頬に冷や汗を滲ませながら人形を凝視している。
「…もしかしてあれ本物なの?」
「多分…」
『本物じゃ無かったらなんだって言うんだよ…』
リクオの疑問に二人が答えれば横にいた雪女もまずいという表情になる。
「まぁいい…次だ」
毒を吐きながらも続きを清継が読み始める。
「2月24日彼氏に言って遠くの山に捨ててきてもらった。その日彼氏から電話『助けてくれ…気付いたらうしろの座席にこいつがのってた…』」
あれだよな…怖いテレビとかでよく見る典型的なパターンだよな。
あれ絶対体験したら俺死ぬ。
彼氏が不憫でならない…
「考えてみれば昔から変だった…この人形…気付けば髪が伸びているようにも見えた…」
こういう微妙に髪が伸びていく系も恐ろしいよね。なんでこんな人形祖母から貰ったんだろねこの持ち主さん…あれだよな、作中では詳しくは書かれてないからよく分かんないんだけど…
この人形をあげた、ばあちゃん実はこの人形に何かがついてるの分かってて孫に挙げたとしたら、恐ろしいよね。
昔から自分が持ってた人形が、ある日見てみれば髪が伸びてることに気付いたばあちゃんが、髪を整えてやってたんだね…
それで自分の死期を悟ったんだけど娘が死んでたから、孫に譲っちゃったんだね…そうゆう事にしといていいんだよね……?
と今度は人形の髪の毛がもりもりと生えてくる。
「凍らしてしまいます!!」
「だめだよみんなの前で…」
「…よし、ならば俺が行こう」
「「えぇ!?」」
『おお。せんきゅ』
焦るリクオと雪女をよそに今度はリクトが人形にタックルを食らわせる。
そしてズルッと聞きなれない音…いや、実際には音はない……が聞こえ、人形が叫ぼうとしたがその口をリクトが塞ぐ。
「今度は兄ーーっ!?本当にどぉしたんだい今日は!!」
「……聞いてたら人形をハグしたくなった」
清継に問われたリクトは苦し紛れの嘘をつく。
「んなバカな!!なんか丸坊主になってるし!!」
『…大丈夫だ。さぁ続きをどうぞ?』
「むむぅ…仕方ないな。」
怒る清継にリクヤが続きを促せば、渋々日記を読む体制に入ったのでリクオの側にリクヤは戻る。
そして清継は日記を読み進める。
「2月28日引っ越し前日、おかしい…しまっておいた箱が開いている…」
そして清継がそこまで読み進めた時、人形が物凄い形相で隣に置いてあった刀を取り、襲いかかってきた。
リクオが叫んだが人形が止まる様子はない。
とっさにリクオを庇うようにリクヤが前に出れば、リクヤの横を白い何かが通り過ぎていき、人形が破壊された。
「浮世絵町…やはりおった」
リクヤが白いものが飛んできた方を向けば今日転校生して来た花開院ゆらがいた。
「陰陽師花開院家の名において妖怪よ貴方をこの世から…滅します!!」
ゆらの言葉にもともと知っていたリクヤ以外、この場にいる全員驚愕の色に顔を染めた。
「お…陰陽師だって!?け…花開院さん!?
今…確かに…あなたそう…言ったんだね!?」
清継がそう言えばゆらは素直にコクリと頷く。
「じゃ…じゃあ…こいつは…今まさか…」
「うわっっ…やっぱり妖怪なんだぁ!!」
抵抗する人形にカナが驚きと恐怖のあまり後ずさる。
妖怪が本当にいることが分かり、舞い上がっている清継は無視して、雪女に目を向ければガタガタと震えていた。
「若達…逃げましょう、一刻も早く…」
『つらら…そんなんじゃ余計に怪しまれるから平然としてろ…深呼吸だ深呼吸』
「うぅ…はいぃ…」
『はい。大きく息を吸ってぇー…ヒッヒッフーヒッヒッフー』
震えている雪女にリクヤは深呼吸をさせる為に掛け声をかける。
「ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…こんな感じですか若」
『おう。そんな感じ』
リクヤが若干笑いながら頷いていればリクオに突っ込まれる。
「おう。そんな感じ、じゃ無いよ…!!もう…こんな時にふざけないでよ…それとつららも乗らないの」
『もう…おふざけが通じないんだからぁ~』
かくかくしかじかで、俺も清継の家に現在お邪魔している。
因みに、めんどくせぇ行きたくねぇとか言ってたリクトは俺にに連れ来られている。
「うわ~なんか凄そうなのが沢山あるなぁ…」
「やっぱりワカメってすごい成金だな」
『ワカメなのに…』
数々のコレクションを見ながら進んでいくと、リクヤは早速黒いオーラを微かに纏った日本人形を発見した。
「ほ、本当に…呪いの人形なん…?」
…なぁ、ゆらって陰陽師だよな……?
原作でも随分鈍いなと思ったけど…この人形かなり感じない?
そしてワカメは日記を読み始めた──
「2月22日…引越まであと7日、昨日これを機に祖母から貰った日本人形を捨てることにした」
清継がつらつらと日記を読んでいる中、リクヤが日記人形に目を向ければ目から黒っぽい液体が流れ出ている。
『…リクオ、リクト』
「何?」
「ん?」
リクオに小声で声をかければ、不思議そうにしているリクオにゆっくりと人形に指を指す。
その瞬間リクオが凄く変な顔した為、危うく噴き出すところだった。
リクオは無言で人形にタックルした。
「どぉしたー!!リクオ──!!」
清継がリクオをいつもと違う呼び方で呼ぶ。
清継の焦りが感じられる……あれ?もしかしてこれは…普段は名字呼びだけど、いざ呼ぶ時は下の名前で呼ぶってやつ??
考え出すとな…やばくね?
あ、違うよ?清継はただ可愛いってだけで……いや、高校生になったら俺の考えもどう変わるかは分からないからなんとも言えないけれど…
「ハハ…ごめん聞いてたらかわいそーで!」
「んなアホな!!ちょっと…見せてみろ!!」
清継が人形の安否を確認するが特に変わった様子はない。
リクオが上手く黒い涙と前に出した手を直した成果である。
『「リクオお疲れさん」』
リクヤの側へ戻ってきたリクオの肩をリクトと二人で軽く叩いてやればリクオは頬に冷や汗を滲ませながら人形を凝視している。
「…もしかしてあれ本物なの?」
「多分…」
『本物じゃ無かったらなんだって言うんだよ…』
リクオの疑問に二人が答えれば横にいた雪女もまずいという表情になる。
「まぁいい…次だ」
毒を吐きながらも続きを清継が読み始める。
「2月24日彼氏に言って遠くの山に捨ててきてもらった。その日彼氏から電話『助けてくれ…気付いたらうしろの座席にこいつがのってた…』」
あれだよな…怖いテレビとかでよく見る典型的なパターンだよな。
あれ絶対体験したら俺死ぬ。
彼氏が不憫でならない…
「考えてみれば昔から変だった…この人形…気付けば髪が伸びているようにも見えた…」
こういう微妙に髪が伸びていく系も恐ろしいよね。なんでこんな人形祖母から貰ったんだろねこの持ち主さん…あれだよな、作中では詳しくは書かれてないからよく分かんないんだけど…
この人形をあげた、ばあちゃん実はこの人形に何かがついてるの分かってて孫に挙げたとしたら、恐ろしいよね。
昔から自分が持ってた人形が、ある日見てみれば髪が伸びてることに気付いたばあちゃんが、髪を整えてやってたんだね…
それで自分の死期を悟ったんだけど娘が死んでたから、孫に譲っちゃったんだね…そうゆう事にしといていいんだよね……?
と今度は人形の髪の毛がもりもりと生えてくる。
「凍らしてしまいます!!」
「だめだよみんなの前で…」
「…よし、ならば俺が行こう」
「「えぇ!?」」
『おお。せんきゅ』
焦るリクオと雪女をよそに今度はリクトが人形にタックルを食らわせる。
そしてズルッと聞きなれない音…いや、実際には音はない……が聞こえ、人形が叫ぼうとしたがその口をリクトが塞ぐ。
「今度は兄ーーっ!?本当にどぉしたんだい今日は!!」
「……聞いてたら人形をハグしたくなった」
清継に問われたリクトは苦し紛れの嘘をつく。
「んなバカな!!なんか丸坊主になってるし!!」
『…大丈夫だ。さぁ続きをどうぞ?』
「むむぅ…仕方ないな。」
怒る清継にリクヤが続きを促せば、渋々日記を読む体制に入ったのでリクオの側にリクヤは戻る。
そして清継は日記を読み進める。
「2月28日引っ越し前日、おかしい…しまっておいた箱が開いている…」
そして清継がそこまで読み進めた時、人形が物凄い形相で隣に置いてあった刀を取り、襲いかかってきた。
リクオが叫んだが人形が止まる様子はない。
とっさにリクオを庇うようにリクヤが前に出れば、リクヤの横を白い何かが通り過ぎていき、人形が破壊された。
「浮世絵町…やはりおった」
リクヤが白いものが飛んできた方を向けば今日転校生して来た花開院ゆらがいた。
「陰陽師花開院家の名において妖怪よ貴方をこの世から…滅します!!」
ゆらの言葉にもともと知っていたリクヤ以外、この場にいる全員驚愕の色に顔を染めた。
「お…陰陽師だって!?け…花開院さん!?
今…確かに…あなたそう…言ったんだね!?」
清継がそう言えばゆらは素直にコクリと頷く。
「じゃ…じゃあ…こいつは…今まさか…」
「うわっっ…やっぱり妖怪なんだぁ!!」
抵抗する人形にカナが驚きと恐怖のあまり後ずさる。
妖怪が本当にいることが分かり、舞い上がっている清継は無視して、雪女に目を向ければガタガタと震えていた。
「若達…逃げましょう、一刻も早く…」
『つらら…そんなんじゃ余計に怪しまれるから平然としてろ…深呼吸だ深呼吸』
「うぅ…はいぃ…」
『はい。大きく息を吸ってぇー…ヒッヒッフーヒッヒッフー』
震えている雪女にリクヤは深呼吸をさせる為に掛け声をかける。
「ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…こんな感じですか若」
『おう。そんな感じ』
リクヤが若干笑いながら頷いていればリクオに突っ込まれる。
「おう。そんな感じ、じゃ無いよ…!!もう…こんな時にふざけないでよ…それとつららも乗らないの」
『もう…おふざけが通じないんだからぁ~』