リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
旧校舎編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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これは…友達からきいた本当の話なんだけど──
うちの学校って……”旧校舎”があるらしいの」
「え…何それ
知らない…どこにあるの?」
「そこは…この学校の敷地内にあるのに…
誰にも行けない場所」
「そこでは…夜な夜な死霊たちが暴れていて
もし…迷い込んでしまったら二度と帰ってこれないんだって……」
「うそぉ…でも…それ本当にあるの?
気になる…」
「じゃあ教えてあげる。でも、」
「…絶対に…近付いちゃ…ダメよ」
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
「で?」
「それのどこがボクらのせいって言うんだよ?」
朝、三人で庭の植物に水をやっているとやたらと鴉天狗が雑誌やらケータイやらをリクヤ達に見せながら文句を言ってくる。
「世は妖怪ブームになっているのです!どう責任を取るおつもりですか?」
「だから世間の妖怪ブームがなんでボクら?」
烏天狗の持ってる携帯今日はガラケーか…
…そういや、俺は元18だったけども携帯持ってなかったから分かんないんだけどさ、ガラケーってインターネットみれるの??見れないのかと思ってた。
あ、ガラケーって実はガラパゴス携帯の略なんだって…昨日学校の先生が言ってた!!
そんなくだらない事を考えつつ烏天狗とリクオの会話をリクヤは聞いている。
「若達が何時までも奴良組を継がずにプラプラしてるから、ザコ妖怪や若い妖怪どもになめられて
こーやって縄張りを荒らされているわけですよ──」
『…いつか高血圧でぶっ倒れても知らねぇーぞ…この沢庵美味いな。』
リクヤがパリパリと音をたてる沢庵を白ご飯にのせて味わる隣で、まだ目が開ききっていないリクトがご馳走様、とズッとお茶を飲み干し立ち上がった。
「かつての快刀乱麻の大活躍
あれは何だったのですか!!」
「だって…あの時は何が何だかわからなくなったんだもん!!
自分が何言ったかも覚えてないし!!」
「そんな無責任な!!
拙者はハッキリと覚えておりますぞ!!オレの後ろで群れとなれとかなんとか言ってたくせにィ~」
『ご馳走様でした…』
静かに膳を起き、リクヤは立ち上がる。
『たくっ…うるせぇっっ!!叫ぶな!!』
「そう言うお前ぇが一番うるせえぇぇぇぇっ!!人の安眠を邪魔すんじゃねぇ!!」
「あ…お父さんおはよう。」
「おはようございます二代目。」
「五月蝿いのう…朝っぱらからなーんの話をしとんじゃ。」
鯉伴が起きて来たところで朝飯を食べていたぬらりひょんが口を挟む。
「爺ちゃんが放任主義だからかわりにボクらが怒られてんの。」
「しかたなかろう?ごらんの老体…お前達が早く妖怪の総大将を継いでくれねばワシ死ぬな…」
「あぁ…俺もあの時の怪我で寿命がかなり縮んじまった…死ぬな…」
わざとらしくゴホゴホと咳をするぬらりひょんと胸を押さえて顔を歪ませて言う鯉伴がいる。
「嘘付かないで!!昨日も爺ちゃん元気に無銭飲食してたくせに!!」
『父さんも嘘だよな…さっき元気よく襖開けて大声で叫んでたよな?あと、怪我したのそこじゃねぇし。というか父さんも昨日無銭飲食してたよな、見てたぞ俺…』
「俺も見た…一週間前、二人が一緒に無銭飲食してるとこ」
なんだこれは…呆れたように犯罪に手を染める祖父と父親に突っ込みをいれる三人の中学生…
…この世界で十数年生きてきて感覚が麻痺してるんだと思うんだけど、やっぱりおかしいよ。普通じゃない。
「いいかい?ボクらは普通の人間としてくらすんだ!爺ちゃんやお父さんみたいにはならないからね!」
うん。そーだよ。普通の人間が一番だよ。
でもね、…生まれた時からこの家に住んでるリクオはね、ここ以外の家庭を知らないからね時々普通の観点がズレてると思うんだ……
「若達…ではせめて護身用に帯刀してください!」
鴉天狗は刀を人数分リクヤ達に差し出してきた。
刀なんて…何時の間に持ってたんだろうか、鴉天狗は不思議である。もしかしたらロボットか何かでポケットとか有るんじゃなかろうか…
てれれれってれー♪とか言いながらどこでもド〇とかタケコ〇ターとか出してくれないだろうか。
もしそうならタイム〇シンとかだして欲しい。
「いいよ!!学校行くだけだし…」
『そもそも護身用ならもっと小型のでいいと思うぞ?それに俺は既にコイツがいつから大丈夫。』
そう言いリクヤは首に下げていた、キーホルダーをみせた。
「え!?それ刀だったの?いつも持っているから何だろなって思ってたんだけど…」
「そんな事より、また学校でイジメにあいますぞ!」
鴉天狗の一言に側近達が群がってきた。
その後、リクオと側近達が何やらワイワイしてるのを暫く見ていたが、飽きたのでリクヤはリクトと先に学校に行くことにした。
『はぁ…それじゃ母さん俺達学校行ってくる。』
「あら、行ってらっしゃい。」
「あっ…リクヤ待ってよ!」
うちの学校って……”旧校舎”があるらしいの」
「え…何それ
知らない…どこにあるの?」
「そこは…この学校の敷地内にあるのに…
誰にも行けない場所」
「そこでは…夜な夜な死霊たちが暴れていて
もし…迷い込んでしまったら二度と帰ってこれないんだって……」
「うそぉ…でも…それ本当にあるの?
気になる…」
「じゃあ教えてあげる。でも、」
「…絶対に…近付いちゃ…ダメよ」
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
「で?」
「それのどこがボクらのせいって言うんだよ?」
朝、三人で庭の植物に水をやっているとやたらと鴉天狗が雑誌やらケータイやらをリクヤ達に見せながら文句を言ってくる。
「世は妖怪ブームになっているのです!どう責任を取るおつもりですか?」
「だから世間の妖怪ブームがなんでボクら?」
烏天狗の持ってる携帯今日はガラケーか…
…そういや、俺は元18だったけども携帯持ってなかったから分かんないんだけどさ、ガラケーってインターネットみれるの??見れないのかと思ってた。
あ、ガラケーって実はガラパゴス携帯の略なんだって…昨日学校の先生が言ってた!!
そんなくだらない事を考えつつ烏天狗とリクオの会話をリクヤは聞いている。
「若達が何時までも奴良組を継がずにプラプラしてるから、ザコ妖怪や若い妖怪どもになめられて
こーやって縄張りを荒らされているわけですよ──」
『…いつか高血圧でぶっ倒れても知らねぇーぞ…この沢庵美味いな。』
リクヤがパリパリと音をたてる沢庵を白ご飯にのせて味わる隣で、まだ目が開ききっていないリクトがご馳走様、とズッとお茶を飲み干し立ち上がった。
「かつての快刀乱麻の大活躍
あれは何だったのですか!!」
「だって…あの時は何が何だかわからなくなったんだもん!!
自分が何言ったかも覚えてないし!!」
「そんな無責任な!!
拙者はハッキリと覚えておりますぞ!!オレの後ろで群れとなれとかなんとか言ってたくせにィ~」
『ご馳走様でした…』
静かに膳を起き、リクヤは立ち上がる。
『たくっ…うるせぇっっ!!叫ぶな!!』
「そう言うお前ぇが一番うるせえぇぇぇぇっ!!人の安眠を邪魔すんじゃねぇ!!」
「あ…お父さんおはよう。」
「おはようございます二代目。」
「五月蝿いのう…朝っぱらからなーんの話をしとんじゃ。」
鯉伴が起きて来たところで朝飯を食べていたぬらりひょんが口を挟む。
「爺ちゃんが放任主義だからかわりにボクらが怒られてんの。」
「しかたなかろう?ごらんの老体…お前達が早く妖怪の総大将を継いでくれねばワシ死ぬな…」
「あぁ…俺もあの時の怪我で寿命がかなり縮んじまった…死ぬな…」
わざとらしくゴホゴホと咳をするぬらりひょんと胸を押さえて顔を歪ませて言う鯉伴がいる。
「嘘付かないで!!昨日も爺ちゃん元気に無銭飲食してたくせに!!」
『父さんも嘘だよな…さっき元気よく襖開けて大声で叫んでたよな?あと、怪我したのそこじゃねぇし。というか父さんも昨日無銭飲食してたよな、見てたぞ俺…』
「俺も見た…一週間前、二人が一緒に無銭飲食してるとこ」
なんだこれは…呆れたように犯罪に手を染める祖父と父親に突っ込みをいれる三人の中学生…
…この世界で十数年生きてきて感覚が麻痺してるんだと思うんだけど、やっぱりおかしいよ。普通じゃない。
「いいかい?ボクらは普通の人間としてくらすんだ!爺ちゃんやお父さんみたいにはならないからね!」
うん。そーだよ。普通の人間が一番だよ。
でもね、…生まれた時からこの家に住んでるリクオはね、ここ以外の家庭を知らないからね時々普通の観点がズレてると思うんだ……
「若達…ではせめて護身用に帯刀してください!」
鴉天狗は刀を人数分リクヤ達に差し出してきた。
刀なんて…何時の間に持ってたんだろうか、鴉天狗は不思議である。もしかしたらロボットか何かでポケットとか有るんじゃなかろうか…
てれれれってれー♪とか言いながらどこでもド〇とかタケコ〇ターとか出してくれないだろうか。
もしそうならタイム〇シンとかだして欲しい。
「いいよ!!学校行くだけだし…」
『そもそも護身用ならもっと小型のでいいと思うぞ?それに俺は既にコイツがいつから大丈夫。』
そう言いリクヤは首に下げていた、キーホルダーをみせた。
「え!?それ刀だったの?いつも持っているから何だろなって思ってたんだけど…」
「そんな事より、また学校でイジメにあいますぞ!」
鴉天狗の一言に側近達が群がってきた。
その後、リクオと側近達が何やらワイワイしてるのを暫く見ていたが、飽きたのでリクヤはリクトと先に学校に行くことにした。
『はぁ…それじゃ母さん俺達学校行ってくる。』
「あら、行ってらっしゃい。」
「あっ…リクヤ待ってよ!」