リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
遠野編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
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「それにしても…お前らってひょろっちいのなぁ…」
『…うるせー。まだまだこれからなんだよ!みてろ、数年後には鍛えて見違えるようにしとくから!!』
そんなたわいもない話をしながら大釜の風呂に入るのは遠野勢とリクヤ達である。
遠野での修行はついに最終日を迎え、今日の風呂場はいつも以上に和気あいあいとし、2人との別れを惜しむ妖怪達が多く集まっていた。
「帰っても日々を鍛錬を怠んじゃねーぞ?」
「…ん。分かってる……今までありがとうな。」
バシバシとリクトの背中を叩きながらいう淡島に、リクトがお礼を言えば淡島も嬉しそうににかっと笑った。
二人の様子を横目にやっぱりリクトの柔らかい笑顔は、淡島とかの笑顔に比べれば元気さは劣るがこれはこれで大変可愛いと思うリクトは兄バカなのだろうか。いや、そうに違いない…
…それにしてもここは色んな妖怪がいるし、みんな凄く鍛えてる。
何気に胸板厚いやつもいるし、いい感じの細マッチョもいる。
…はうあっ!!まさかのまさかだが…モブ×モブとかあるんじゃ??更にっモブとモブだから俺の脳内でどんな組み合わせも可能っ??ある意味最強じゃね??
………とまぁ俺の妄想は置いといて、遠野ってのは些か動物系の妖怪が多い気がする。
猿に鶏に犬に鹿に……あと、何気に河童も。
あ、個人的に好きな河童が居るんだけど…
ちょっと刈り上げ気味の髪の、つぶらな瞳とちょっと厚めの唇の河童なんだけども、いい感じの筋肉してんだよなぁ…
あと、他の河童は何気にちょっと長めの髪なんだけど、この子短いんだよね。それがまたかわいい。
風呂から上がる時にカパァァァッってなるの。可愛すぎかよちくしょう…
あれ、なんか気分悪…ん??あれ、もしかしてみんな上がってる??湯につかりすぎたか!!早く上がらなきゃのぼせる!!!!
そう思い立って勢いよく立ち上がったリクヤだったが、軽く脳が揺れるような、目の前が真っ暗になるような、とにかくそのような感じがして、慌ててしゃがもうとしたが時すでに遅し。
大釜の中で足を湯にすくわれ、盛大に水飛沫をあげた。
バシャーンッッ
「おいッ!!!」「大丈夫か!!」などと言いつつ皆がすっ飛んでくるが、その様子を薄れゆく意識の中、リクヤはぼんやりと眺めていた。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
「…そ…………ね…」
誰かの声が聞こえ、意識を声のした方に向けてみると、何だかバタバタと騒がしい。
何だか頭がぼーっとしているが、額にのった冷たい手ぬぐいが気持ちいい。
しばらくしてだんだん上手く働くようになってきた頭を回転させ、こうなった経緯を探ってみれば納得した。
そうだ、俺はのぼせたんだと。
「大丈夫か?」
ふと頭上から声が聞こえた。
『なんとか……ありがとう…』
「…大丈夫そうなら良かった。」
起き上がり軽く服を着替えつつ、周りにいる遠野妖怪達に礼を言えば、電車に遅れる!!とリクトに急かされてしまった。
あわあわとリクトに手伝って貰いながらも、無事出発の準備を終えた俺達は、皆と別れの挨拶をし、のぼせてまだだるい体で元来た山道を降り始めた。
『…うるせー。まだまだこれからなんだよ!みてろ、数年後には鍛えて見違えるようにしとくから!!』
そんなたわいもない話をしながら大釜の風呂に入るのは遠野勢とリクヤ達である。
遠野での修行はついに最終日を迎え、今日の風呂場はいつも以上に和気あいあいとし、2人との別れを惜しむ妖怪達が多く集まっていた。
「帰っても日々を鍛錬を怠んじゃねーぞ?」
「…ん。分かってる……今までありがとうな。」
バシバシとリクトの背中を叩きながらいう淡島に、リクトがお礼を言えば淡島も嬉しそうににかっと笑った。
二人の様子を横目にやっぱりリクトの柔らかい笑顔は、淡島とかの笑顔に比べれば元気さは劣るがこれはこれで大変可愛いと思うリクトは兄バカなのだろうか。いや、そうに違いない…
…それにしてもここは色んな妖怪がいるし、みんな凄く鍛えてる。
何気に胸板厚いやつもいるし、いい感じの細マッチョもいる。
…はうあっ!!まさかのまさかだが…モブ×モブとかあるんじゃ??更にっモブとモブだから俺の脳内でどんな組み合わせも可能っ??ある意味最強じゃね??
………とまぁ俺の妄想は置いといて、遠野ってのは些か動物系の妖怪が多い気がする。
猿に鶏に犬に鹿に……あと、何気に河童も。
あ、個人的に好きな河童が居るんだけど…
ちょっと刈り上げ気味の髪の、つぶらな瞳とちょっと厚めの唇の河童なんだけども、いい感じの筋肉してんだよなぁ…
あと、他の河童は何気にちょっと長めの髪なんだけど、この子短いんだよね。それがまたかわいい。
風呂から上がる時にカパァァァッってなるの。可愛すぎかよちくしょう…
あれ、なんか気分悪…ん??あれ、もしかしてみんな上がってる??湯につかりすぎたか!!早く上がらなきゃのぼせる!!!!
そう思い立って勢いよく立ち上がったリクヤだったが、軽く脳が揺れるような、目の前が真っ暗になるような、とにかくそのような感じがして、慌ててしゃがもうとしたが時すでに遅し。
大釜の中で足を湯にすくわれ、盛大に水飛沫をあげた。
バシャーンッッ
「おいッ!!!」「大丈夫か!!」などと言いつつ皆がすっ飛んでくるが、その様子を薄れゆく意識の中、リクヤはぼんやりと眺めていた。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
「…そ…………ね…」
誰かの声が聞こえ、意識を声のした方に向けてみると、何だかバタバタと騒がしい。
何だか頭がぼーっとしているが、額にのった冷たい手ぬぐいが気持ちいい。
しばらくしてだんだん上手く働くようになってきた頭を回転させ、こうなった経緯を探ってみれば納得した。
そうだ、俺はのぼせたんだと。
「大丈夫か?」
ふと頭上から声が聞こえた。
『なんとか……ありがとう…』
「…大丈夫そうなら良かった。」
起き上がり軽く服を着替えつつ、周りにいる遠野妖怪達に礼を言えば、電車に遅れる!!とリクトに急かされてしまった。
あわあわとリクトに手伝って貰いながらも、無事出発の準備を終えた俺達は、皆と別れの挨拶をし、のぼせてまだだるい体で元来た山道を降り始めた。