リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
温泉編
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夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
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…腹減った。
ドングリとか食べるしってさっきは言っていけど、やっぱ無理。
蜘蛛の巣に引っかかるし…虫いっぱい居るし…
変なの食って腹壊したら最悪だし…死んだら尚更……ってことでなんも食ってないから力で無い。
『お腹が空いて力が出ない~。』
とか言ってたら誰か優しい人がアンパン分けてくれるかな??
と思って言っているも誰も来ないの。愛と勇気だけが友達だから、やっぱり来ないんだね??分かってるよ…君が助けるのは、カバとかウサギだったよね……
いいよ…いそがしいんだろ?
……そういうことにしといてやるよ………
荒れ果てた寺の柱の一つに体を任せ、独りポツンと体育座りをするリクヤは辺りを見回す。
しかし暗くなってきたな…
日が沈みかけてもう向こうの空なんか真っ暗になりつつあるよ。
ここで襲われたらどーすんだ。俺。
愛刀は持ってるけど、やっぱりなんかなぁ…アレだよ……思ってみたら俺1度も使ったことがないんだよ。
前世の経験と合わせても、インドア派な俺は体育の剣道もヘナチョコだから…もうどうするんだって話だよ。本当…
ま、そのために遠野に来たんだけどなぁ…まさか喧嘩してしまうとは予想外。
こんな…か弱い男子一人だけだったら怖い男の人に襲われたらひとたまりもないね!とか不安な気持ちを飛ばすために言ってみれば、逆効果で、更に不安になってくる。
パキッ
突然木の枝を踏んだ様な音がし、リクヤは勢いよく顔を上げる。
怖くなって辺りを見渡すと周りは木ばかりで誰もいない。
ざわざわと周りの木々が音を立てる。
『はぁ…』
リクヤは詰めていた息を吐き出した。
それと同時にピンと張り詰めた気も緊張もゆるくなっていた。
再び顔を腕の間に埋めようとしたリクヤは違和感を感じた。
自分の背後に何者がいるような気がしてならない…と。
そろそろと後ろを振り向こうとすれば何かが首にあてがわれた。
「おっと。動くな…」
リクヤがチラとそれを見ると、暗闇の中月光で鈍く光る刀が見えた。
…え……ええ!?
…嘘だろ??ちょ、刀なんて…え……マジ???
ヤバいよ……さっき見たとき軽く切っちゃったよ……血ぃ出てんだけど……
…俺……どうなんの??
…死んじゃう??
「馬鹿だなぁ…さっき動くなって言ったのにぃ……動いちゃったんだぁ…血が出てるよぉ?」
リクヤの首元からすっと刀がよけられ、ホッとするも生温い湿ったものが…
『……っ…』
…いやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…まって、コイツほんと何!?
俺の血舐めてんだけど!?
…え、ヤダ……
「…なんだぁ?お前何者だぁ??」
…お前が聞くんかい!!
それは俺が聞きたいよ!!
『…ぬ、奴良です……』
「奴良かぁ…いい名前だねぇ……
…私君のこと気に入っちゃったぁ♡」
え、嘘…
コイツ…男みたいな声しときながら…
…しかもさ、なんか…息遣いが……荒いんですけど!?
…やだよ…俺……
俺の血が美味しかったとかそんなの…絶対嫌だよ…??キモいよ。
…なぁ……このままいくと俺……
喰われるんじゃね???
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
その頃のリクト
…リクヤ遅いなぁ……昼と夜ご飯食べてないからお腹すいている筈なんだけどな……
外は暗いし…やっぱり……何かあったんじゃ……
…心配だけど……でもなぁ…
今暗いし…面倒臭いし……明日の朝探すのでいいか……どーせ…朝には帰ってきてるだろうし…
ドングリとか食べるしってさっきは言っていけど、やっぱ無理。
蜘蛛の巣に引っかかるし…虫いっぱい居るし…
変なの食って腹壊したら最悪だし…死んだら尚更……ってことでなんも食ってないから力で無い。
『お腹が空いて力が出ない~。』
とか言ってたら誰か優しい人がアンパン分けてくれるかな??
と思って言っているも誰も来ないの。愛と勇気だけが友達だから、やっぱり来ないんだね??分かってるよ…君が助けるのは、カバとかウサギだったよね……
いいよ…いそがしいんだろ?
……そういうことにしといてやるよ………
荒れ果てた寺の柱の一つに体を任せ、独りポツンと体育座りをするリクヤは辺りを見回す。
しかし暗くなってきたな…
日が沈みかけてもう向こうの空なんか真っ暗になりつつあるよ。
ここで襲われたらどーすんだ。俺。
愛刀は持ってるけど、やっぱりなんかなぁ…アレだよ……思ってみたら俺1度も使ったことがないんだよ。
前世の経験と合わせても、インドア派な俺は体育の剣道もヘナチョコだから…もうどうするんだって話だよ。本当…
ま、そのために遠野に来たんだけどなぁ…まさか喧嘩してしまうとは予想外。
こんな…か弱い男子一人だけだったら怖い男の人に襲われたらひとたまりもないね!とか不安な気持ちを飛ばすために言ってみれば、逆効果で、更に不安になってくる。
パキッ
突然木の枝を踏んだ様な音がし、リクヤは勢いよく顔を上げる。
怖くなって辺りを見渡すと周りは木ばかりで誰もいない。
ざわざわと周りの木々が音を立てる。
『はぁ…』
リクヤは詰めていた息を吐き出した。
それと同時にピンと張り詰めた気も緊張もゆるくなっていた。
再び顔を腕の間に埋めようとしたリクヤは違和感を感じた。
自分の背後に何者がいるような気がしてならない…と。
そろそろと後ろを振り向こうとすれば何かが首にあてがわれた。
「おっと。動くな…」
リクヤがチラとそれを見ると、暗闇の中月光で鈍く光る刀が見えた。
…え……ええ!?
…嘘だろ??ちょ、刀なんて…え……マジ???
ヤバいよ……さっき見たとき軽く切っちゃったよ……血ぃ出てんだけど……
…俺……どうなんの??
…死んじゃう??
「馬鹿だなぁ…さっき動くなって言ったのにぃ……動いちゃったんだぁ…血が出てるよぉ?」
リクヤの首元からすっと刀がよけられ、ホッとするも生温い湿ったものが…
『……っ…』
…いやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…まって、コイツほんと何!?
俺の血舐めてんだけど!?
…え、ヤダ……
「…なんだぁ?お前何者だぁ??」
…お前が聞くんかい!!
それは俺が聞きたいよ!!
『…ぬ、奴良です……』
「奴良かぁ…いい名前だねぇ……
…私君のこと気に入っちゃったぁ♡」
え、嘘…
コイツ…男みたいな声しときながら…
…しかもさ、なんか…息遣いが……荒いんですけど!?
…やだよ…俺……
俺の血が美味しかったとかそんなの…絶対嫌だよ…??キモいよ。
…なぁ……このままいくと俺……
喰われるんじゃね???
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その頃のリクト
…リクヤ遅いなぁ……昼と夜ご飯食べてないからお腹すいている筈なんだけどな……
外は暗いし…やっぱり……何かあったんじゃ……
…心配だけど……でもなぁ…
今暗いし…面倒臭いし……明日の朝探すのでいいか……どーせ…朝には帰ってきてるだろうし…