リクオは三兄弟で、この小説ではリクオの上に夢主と夢主の弟(夢主とは双子)がいます
ガゴゼ編
夢小説設定
この小説の夢小説設定
夢主と夢主弟は双子で、リクオの兄です。
リクオは双子の2歳下の弟です
リクオは双子の2歳下の弟です
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「どーしたんですかリクオ様、元気がないですよ。」
「うん、ちょっとね…」
あの後学校から帰ってからリクオの元気がなかった。
やっぱり凹んでいるのだろうか。
「今日は親分衆の寄合があるんですから元気だして、総大将が呼んでますよ。リクヤ様もリクト様も。」
「お爺ちゃんが?」
『…やっぱりか。』
学校であの清継とリクオのやりとりを見ていたリクヤは思った。
原作が始まったーー!!と。
リクヤ の記憶通りならば、今回の寄合でリクオを三代目にするとかぬらりひょんが言ってリクオが拒否して…となる筈である。
『ついにか…』
言葉では、誰かに聞かれるとまずいので口に出さないが、リクヤの内心はこうである。
『(ひゃっっはー!!もう直ぐ夜リクオが見れる!!まだかな。まだかな。
そうだ!ガコゼが襲うんだったな。ガコゼ!本当は嫌いだが、今は愛してるぜ!!)』
そしてリクヤ達が広間へ行くと既に沢山の妖怪達がいた。
ぬらりひょんと鯉伴がリクヤ達をぬらりひょんの横、上座へ座らせる。
リクオは妖怪達の話す”悪行”を聞いて思い切り動揺している。
動揺しているリクオに気付かずぬらりひょんは話し始める。
「やぁやぁごくろう、どうじゃい?みんな最近妖怪を楽しんどるかい?」
「へへへ…シノギは全然ですな。」
「ところで総大将今回はどういった?」
その言葉にニヤリと妖しげに笑ってぬらりひょんは言った。
「うむ…二代目だった鯉伴も数年前の怪我でもう奴良組をまとめて行くのは限界じゃ。じゃからそろそろ…三代目を決めねばと思ってなぁ。」
「おお…それはよいですなぁ。」
ぬらりひょんの言葉にいち早く乗ったガゴゼはガガガと息を漏らしながら言葉を続ける。
「二代目がまともに組を動かせられなくなって早数年…何時までも隠居された初代が代理では…さぞおつらいでしょう…」
「総大将!悪事ではガゴゼ殿の右に出る者はおりますまい!」
「なんせ今年に起こった子供の神隠しは…全てガゴゼ会の所業ですからな!」
その言葉に眉を寄せながらリクヤがリクオをみるとさっきまでの動揺の瞳は嫌悪の色に変わっていた。
『(んー。やっぱり…)』
「なるほどのう。あいかわらず現役バリバリじゃのうガゴゼ…」
「おまかせ下され…」
リクオの表情はどんどん険しくなっていく。
しかしそれに気づかないぬらりひょんは如何なものか。 とリクヤは思った。
「だが…お前じゃダメじゃ、三代目の件…このワシの孫達をすえようと思ってな。」
「!?」
ぬらりひょんの言葉にガゴゼは勿論広間にいる妖怪のほぼ全員が非難の声をあげる。 ガゴゼは何か悔しそうだ。
「じいちゃ…」
「どうしたリクオ…喜ばんか、お前が欲しがっとったもんじゃろ。」
「え。」
「ワシの血に勝るものはない。お前はワシによーく似とる本家の奴らもそれは十分承知。」
リクヤはぬらりひょんの言葉に頭を抱えたくなった。
孫の顔をちゃんと見て話せ。と言いたくなった。
「さぁ採決を取ろうではないか!!リクオ、リクヤ、リクト…お前達に継がせてやるぞ!奴良組72団体…構成妖怪一万匹が今からお前の下僕じゃ!!」
「い…いやだ!!」
『…はぁ。』
リクオはリクヤの知っている原作通り、拒否した。
その言葉にぬらりひょんは驚いていたが、諦めずにリクヤとリクトに声をかける。
「リクヤは継ぐ気は…」
「俺は継ぐ気はさらさらない。
…という訳でリクオを俺は追いかける!」
言うが早いか手をヒラヒラさせながらリクヤも広間を出た。
「…じゃあ、リクトはどうじゃ。」
ぬらりひょんは挫けることなく、唯一座敷に残ったリクトに声をかけた。
「…」
ぬらりひょんの問いかけに答えず、うつむき続けるリクトをおかしいと思った鯉伴は下からリクトの顔をのぞき込んだ。
「!?こいつ…寝てやがる。」
「!?なんじゃと…」
「うん、ちょっとね…」
あの後学校から帰ってからリクオの元気がなかった。
やっぱり凹んでいるのだろうか。
「今日は親分衆の寄合があるんですから元気だして、総大将が呼んでますよ。リクヤ様もリクト様も。」
「お爺ちゃんが?」
『…やっぱりか。』
学校であの清継とリクオのやりとりを見ていたリクヤは思った。
原作が始まったーー!!と。
リクヤ の記憶通りならば、今回の寄合でリクオを三代目にするとかぬらりひょんが言ってリクオが拒否して…となる筈である。
『ついにか…』
言葉では、誰かに聞かれるとまずいので口に出さないが、リクヤの内心はこうである。
『(ひゃっっはー!!もう直ぐ夜リクオが見れる!!まだかな。まだかな。
そうだ!ガコゼが襲うんだったな。ガコゼ!本当は嫌いだが、今は愛してるぜ!!)』
そしてリクヤ達が広間へ行くと既に沢山の妖怪達がいた。
ぬらりひょんと鯉伴がリクヤ達をぬらりひょんの横、上座へ座らせる。
リクオは妖怪達の話す”悪行”を聞いて思い切り動揺している。
動揺しているリクオに気付かずぬらりひょんは話し始める。
「やぁやぁごくろう、どうじゃい?みんな最近妖怪を楽しんどるかい?」
「へへへ…シノギは全然ですな。」
「ところで総大将今回はどういった?」
その言葉にニヤリと妖しげに笑ってぬらりひょんは言った。
「うむ…二代目だった鯉伴も数年前の怪我でもう奴良組をまとめて行くのは限界じゃ。じゃからそろそろ…三代目を決めねばと思ってなぁ。」
「おお…それはよいですなぁ。」
ぬらりひょんの言葉にいち早く乗ったガゴゼはガガガと息を漏らしながら言葉を続ける。
「二代目がまともに組を動かせられなくなって早数年…何時までも隠居された初代が代理では…さぞおつらいでしょう…」
「総大将!悪事ではガゴゼ殿の右に出る者はおりますまい!」
「なんせ今年に起こった子供の神隠しは…全てガゴゼ会の所業ですからな!」
その言葉に眉を寄せながらリクヤがリクオをみるとさっきまでの動揺の瞳は嫌悪の色に変わっていた。
『(んー。やっぱり…)』
「なるほどのう。あいかわらず現役バリバリじゃのうガゴゼ…」
「おまかせ下され…」
リクオの表情はどんどん険しくなっていく。
しかしそれに気づかないぬらりひょんは如何なものか。 とリクヤは思った。
「だが…お前じゃダメじゃ、三代目の件…このワシの孫達をすえようと思ってな。」
「!?」
ぬらりひょんの言葉にガゴゼは勿論広間にいる妖怪のほぼ全員が非難の声をあげる。 ガゴゼは何か悔しそうだ。
「じいちゃ…」
「どうしたリクオ…喜ばんか、お前が欲しがっとったもんじゃろ。」
「え。」
「ワシの血に勝るものはない。お前はワシによーく似とる本家の奴らもそれは十分承知。」
リクヤはぬらりひょんの言葉に頭を抱えたくなった。
孫の顔をちゃんと見て話せ。と言いたくなった。
「さぁ採決を取ろうではないか!!リクオ、リクヤ、リクト…お前達に継がせてやるぞ!奴良組72団体…構成妖怪一万匹が今からお前の下僕じゃ!!」
「い…いやだ!!」
『…はぁ。』
リクオはリクヤの知っている原作通り、拒否した。
その言葉にぬらりひょんは驚いていたが、諦めずにリクヤとリクトに声をかける。
「リクヤは継ぐ気は…」
「俺は継ぐ気はさらさらない。
…という訳でリクオを俺は追いかける!」
言うが早いか手をヒラヒラさせながらリクヤも広間を出た。
「…じゃあ、リクトはどうじゃ。」
ぬらりひょんは挫けることなく、唯一座敷に残ったリクトに声をかけた。
「…」
ぬらりひょんの問いかけに答えず、うつむき続けるリクトをおかしいと思った鯉伴は下からリクトの顔をのぞき込んだ。
「!?こいつ…寝てやがる。」
「!?なんじゃと…」