「猫耳はお好きですか?」
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
近「とにかく、小春さんも疲れてるんだから今日はもう解散だ。ほら、皆部屋に戻れ」
土「そうだな。小春さんも疲れてるのに説教して悪かったな」
「ううん、心配して言ってくれたんだもんね。ありがとう! おやすみなさい」
土「ああ」
沖「じゃあ俺も戻りまさァ」
「総悟くんもおやすみ。しばらくお菓子は作らないからよろしくね」
沖「マジか…」
山「小春さん、さっきはすみません;;」
「私こそごめんね? じゃあ、おやすみなさい」
山「おやすみなさい」
隊士達も次々と部屋へ戻っていき、また小春と近藤の2人になった。
「さて、私はお風呂入ってこようかな」
近「俺は小春さんの後に入るかな。…ん?小春さん、腕輪が光ってるぞ?」
「え、ホントだ。もう4時間経つのかな」
腕輪の光が点滅し始めると、小春の体に痛みが走る。
「ッ!! いったぁ…!! ;;」
近「小春さん!大丈夫か!? ;;」
しゃがみ込む小春の耳と尻尾がだんだん元通りになっていく。
完全に戻ると、体の痛みも引いていった。
「…はぁ、もう大丈夫…。最初と最後だけ痛みがあるの」
近「そうか。そしたらあまり使うべきじゃない能力なのかもな…」
「でも、この力も…役にたつから、慣れていかないと…」
近「小春さん? 大丈夫か?」
「ん、なんか…すごく眠くなって、きちゃった…部屋に、戻らなぃ、と……」
近「っと。… 小春さん? 寝ちまった」
倒れるように腕の中で眠ってしまった小春に近藤は内心ドキドキしていた。
近藤は優しく小春を抱き上げ、部屋へ運ぶことにした。
近「…こんなに体に負担がかかるのか。本当に無理はしないでくれよ?」
小春の部屋に入って布団に小春を寝かせると、近藤は暫く小春の寝顔を眺めていた。
無防備に寝息をたてる小春。
長い睫毛と艶やかな唇に思わず目が釘付けになり、再び心臓の鼓動が高鳴っていく。
近「(色っぽいな…)」
近藤は無意識に小春の唇を指でなぞると、ハッとして直ぐに手を離した。
「……いやいやいや、何をしてるんだ俺は!! ダメだダメだ!! こんな寝込みを襲うようなマネは!いかん…このまま居ると歯止めがきかなくなりそうだ。名残惜しいが部屋に戻るか…///」
近藤が最後に小春の頭をそっと撫でると、小春は寝ながらも気持ち良さそうにその手に頭を擦り寄せた。
近「ッ!!! これは本当にまずい…早く戻らなくては ///;;」
近藤は急いで部屋を出ていった。
……その日の夜、真選組は眠れない者が多かったとかなんとか。
.
3/3ページ