第六話
夢小説設定
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「これでよし。さて、私も部屋に戻って寝よ…」
小春は近藤を布団に寝かせて自分の部屋の布団に潜るとゆっくり目を閉じた。
「……眠れない」
起き上がり、ぼんやり障子の方を見ると何か影が動いているのに気づいた。
「…なんだろう」
じっと見ているとそれはいきなりスっと立ち上がった。
その影のシルエットは髪の長い女の姿だった。
「ひッ…!!;;」
小春は思わず口を押さえて息を潜める。
すると、女は足音も立てずにスーッとどこかへ去っていった。
暫く動けないままでいたが、稲山の怪談を思い出すや否や小春は一目散に近藤の部屋に駆け込み、近藤の寝ている布団に潜り込んだ。
「(無理無理無理!! あれ絶対幽霊だ!足音しなかった!!!! ;;)」
近「ん…? 布団に何か…なんだ、小春さんか…………… 小春さんんんん!!!!!!?? なんで布団に入ってんの!!!!? ///;;」
「近藤さん〜…急に入っちゃってごめんなさい。でもさっき部屋の前に幽霊が居たの…;;」
近「そ、それで怖くて逃げてきたの? ///;;」
「うん…もう部屋戻れない…怖いぃ ;;」
近「(参ったな…このままだと1つの布団で寝る事になっちまう!手を出さずにいられるか?背中合わせならまだ大丈夫そうだが、それ以外は自信ないぞ…。しかしこのチャンスを逃したくないしな…)」
「近藤さん、今日だけここで寝させて…? ダメ?」
近「全然OK(こんなの断れないだろ)」
「あ、でもお布団持ってこないとだよね。…近藤さん、私の部屋までついてきてくれないかな?」
近「ああ、いいぞ (布団持ってくるのか…まぁをそうだよな。安心したような残念なような…)」
「よかった。じゃあ急いで取りに…」
『ぎゃあああああああああ…』
小春が起き上がって障子を開けようとすると、遠くで悲鳴が聞こえた。
一瞬で近藤の隣に戻る小春の顔は真っ青だった。
「い、今の聞いた? どうしよ…;;」
近「きっと空耳だ!! と、とりあえず布団サッと行って取ってくるから待ってて!;;」
「わかった、待ってる…」
近藤は小春を少しの間でも怖がらせまいと急いで小春の部屋から布団を取って戻ってきた。
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