[お祭り会場]

祭りの始まる時間が迫り、だんだんと人が集まってきた。


近「では、厳重に警備をするように。各自持ち場につけ」

隊士「「「了解！」」」


隊士達はそれぞれの持ち場へ向かっていった。


ーーーーーー…


まもなくして祭りが始まり、辺りは多くの人で賑わっていた。



「お腹空いちゃったなぁ…ちょっと屋台見てこようかな」


医療班兼迷子預かりの仕事をしていた小春は仕事がひと区切りついたので休憩がてら屋台を見に行くことにした。


「何食べようかな〜…あ、近藤さんと土方さんだ。2人ともお疲れ様！」

近「小春さん！お疲れさん。これから休憩か？」

「うん、ちょうどひと区切りついたから何か食べようと思って。良かったらついでに何か買ってこようか？」

土「そうか？ 近藤さん、どうする？」

近「そうだな、せっかくだからお言葉に甘えるか。たこ焼きお願いできるかな？」

「わかった！土方さんは？」

土「俺も同じでいい」

「了解。マヨネーズたくさんつけてもらうね 」

土「よろしくな」

「じゃあ行ってきます」

近「気をつけてな」


小春は二人に手を振ってたこ焼きの屋台を探しに向かった。
途中で沖田と神楽が射的屋をしていた長谷川を撃っていたのが見えたが、怖かったので見なかったことにした。


「たこ焼きあったあった！ すみません、たこ焼き3つください。1つマヨネーズたっぷりで」

おじさん「はいよ！ あれ、キミ真選組なの？」

「はい。普段は雑務やらせてもらってます。」

おじさん「そうかそうか！ ハッハッハ！こんな可愛い子が居るんじゃあ真選組も悪かないな！」

「ちょっとやり過ぎる人が居るので…ご迷惑かけてすみません。はい、お金。」

おじさん「まいど。まぁ見廻りしてくれたりとか助けてもらったりもあるからな、何だかんだ助かってるよ。1つオマケしといたからな、頑張ってな！」

「ありがとうございます！」


小春はたこ焼きを受け取ると、おじさんに軽く頭を下げて近藤達の所へ戻ることにした。

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