第四話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いてっ」
手首に軽い痛みが走ると、腕輪から1粒のカプセルが出てきた。
爺「なっ…!! お前さん、獣操族だったのか!!? ;;」
「お爺さんの話からするとそうみたいです。確かに動物と話が出来るし、傷も人より治りが早い。…私は孤児だったから、獣操族だなんて今まで知らなかったですけど…」
爺「…そうか。実はあの戦争の時、わしの友人にはお腹に子供がおってな。とても優しくて芯のある女性だった。お腹に子を残したまま殺されてしまったが…そうか、君が、そうだったのか」
お爺さんはボロボロと涙を零しながら小春の肩を優しく叩いた。
爺「生きていてくれて、ありがとう…」
「こちらこそ、腕輪を…お母さんの形見を持っていてくれて……私とお母さんを繋げてくれてありがとう」
爺「その腕輪は君が持っていなさい。大切にするんじゃよ」
「はい、ありがとうございます。あ、私花房小春っていいます」
爺「そうか、小春か!君らしい素敵な名前じゃな」
「あの……また、お母さんの事とか聞きに来てもいいですか?」
爺「もちろんだとも! わしも小春に伝えてあげたいことがたくさんある。いつでも遊びに来るといい」
「本当にありがとうございます。じゃあまた、遊びに来ますね!」
爺「気をつけてな」
「はい」
小春はお爺さんに笑顔で手を振ると、店を出ていった。
お爺さんは、小春のその笑顔にかつての友人の姿を重ね、また涙が溢れるのだった。
·
手首に軽い痛みが走ると、腕輪から1粒のカプセルが出てきた。
爺「なっ…!! お前さん、獣操族だったのか!!? ;;」
「お爺さんの話からするとそうみたいです。確かに動物と話が出来るし、傷も人より治りが早い。…私は孤児だったから、獣操族だなんて今まで知らなかったですけど…」
爺「…そうか。実はあの戦争の時、わしの友人にはお腹に子供がおってな。とても優しくて芯のある女性だった。お腹に子を残したまま殺されてしまったが…そうか、君が、そうだったのか」
お爺さんはボロボロと涙を零しながら小春の肩を優しく叩いた。
爺「生きていてくれて、ありがとう…」
「こちらこそ、腕輪を…お母さんの形見を持っていてくれて……私とお母さんを繋げてくれてありがとう」
爺「その腕輪は君が持っていなさい。大切にするんじゃよ」
「はい、ありがとうございます。あ、私花房小春っていいます」
爺「そうか、小春か!君らしい素敵な名前じゃな」
「あの……また、お母さんの事とか聞きに来てもいいですか?」
爺「もちろんだとも! わしも小春に伝えてあげたいことがたくさんある。いつでも遊びに来るといい」
「本当にありがとうございます。じゃあまた、遊びに来ますね!」
爺「気をつけてな」
「はい」
小春はお爺さんに笑顔で手を振ると、店を出ていった。
お爺さんは、小春のその笑顔にかつての友人の姿を重ね、また涙が溢れるのだった。
·