第一話
夢小説設定
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【近藤said】
俺達はとある浪士達がテロを計画しているとの情報を入手し、ひっ捕らえる為に奴らのアジトに乗り込んだ。
殆どの奴はその場で捕らえたが、リーダー格の男を1人逃してしまった。
するとあろう事か、奴は近くに居た女性を人質にとったのだ。
俺はすぐさま男の背後に回りに行くも、意外と道が入り組んでいて回り込むのに時間がかかってしまった。
男「何揉めてやがる!ナメてんのか!? もうこの女の首切るからな!」
土「!! まずい…!;;」
またトシと総悟が揉めたようだ。
それが引き金になったようで、俺が奴の後ろに回った時には彼女の首に当てた刀を引く寸前だった。
近「間に合えぇぇえ!!」
俺は後ろから男の襟を掴んで引き倒した。
皆がすぐに男を捕らえて連行していくと、勢いで腕に抱きかかえてしまった彼女の力が抜けた。
声をかけようと彼女を見た時、一瞬息が詰まった。
白い首から流れる赤い血が俺の上着に染みを作っていく。
近「…!! トシ!急いで救急車呼べ!! くそっ、間に合わなかった…!」
「……ッ、ぁ…」
近「声出さないで!間に合わなくてすまない…。すぐに救急車が来るからな」
上着を脱ぎ、首に当てる。
彼女の瞳がゆっくり閉じ、顔から血の気が引いて白い肌がどんどん青白くなっていく。
まずい。
俺はただただ「もう少しだから。頑張れ…!」と、繰り返し声を掛け続けるしか出来なかった。
間もなく救急車が到着し、急いで彼女を運ぶ。
救「状況を知りたいので、どなたかご同行お願いします」
土「近藤さん、行ってやれ。こっちは何とかやっておく」
近「すまない、トシ。頼んだぞ」
救急車の中で色々聞かれたが、現場の状況以外に話せる事がない事に気づく。
彼女の名前すら知らない上に、彼女は身分を証明するものどころか何も持っていなかった。
…もし、このまま彼女が亡くなってしまったら…?
俺はこの子の家族に顔向け出来る自信が無い。
俺がもっと早く対処すればこんな事にならなかったのだから…。
今はそんな"もしも"がないように祈るしかない…。
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俺達はとある浪士達がテロを計画しているとの情報を入手し、ひっ捕らえる為に奴らのアジトに乗り込んだ。
殆どの奴はその場で捕らえたが、リーダー格の男を1人逃してしまった。
するとあろう事か、奴は近くに居た女性を人質にとったのだ。
俺はすぐさま男の背後に回りに行くも、意外と道が入り組んでいて回り込むのに時間がかかってしまった。
男「何揉めてやがる!ナメてんのか!? もうこの女の首切るからな!」
土「!! まずい…!;;」
またトシと総悟が揉めたようだ。
それが引き金になったようで、俺が奴の後ろに回った時には彼女の首に当てた刀を引く寸前だった。
近「間に合えぇぇえ!!」
俺は後ろから男の襟を掴んで引き倒した。
皆がすぐに男を捕らえて連行していくと、勢いで腕に抱きかかえてしまった彼女の力が抜けた。
声をかけようと彼女を見た時、一瞬息が詰まった。
白い首から流れる赤い血が俺の上着に染みを作っていく。
近「…!! トシ!急いで救急車呼べ!! くそっ、間に合わなかった…!」
「……ッ、ぁ…」
近「声出さないで!間に合わなくてすまない…。すぐに救急車が来るからな」
上着を脱ぎ、首に当てる。
彼女の瞳がゆっくり閉じ、顔から血の気が引いて白い肌がどんどん青白くなっていく。
まずい。
俺はただただ「もう少しだから。頑張れ…!」と、繰り返し声を掛け続けるしか出来なかった。
間もなく救急車が到着し、急いで彼女を運ぶ。
救「状況を知りたいので、どなたかご同行お願いします」
土「近藤さん、行ってやれ。こっちは何とかやっておく」
近「すまない、トシ。頼んだぞ」
救急車の中で色々聞かれたが、現場の状況以外に話せる事がない事に気づく。
彼女の名前すら知らない上に、彼女は身分を証明するものどころか何も持っていなかった。
…もし、このまま彼女が亡くなってしまったら…?
俺はこの子の家族に顔向け出来る自信が無い。
俺がもっと早く対処すればこんな事にならなかったのだから…。
今はそんな"もしも"がないように祈るしかない…。
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