11th down
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日が完全に落ち外が暗くなった頃、まもりがエレベーターで上がってきた。
ま「もう下、誰もいないよ。みんな帰っちゃったみたい」
ヒ「引き上げだな」
栗「えーー!? もうちょっと…」
モ「氷の量多くすりゃ、いつかはあがれたのにな」
ヒ「それを見るテストだ。辞めねえで続ける根気さえ…」
「!ヒル魔先輩!! もう一人!雪光先輩来ました!」
琴音が言うなり、雪光は倒れ込んだ。
ヒ「なんだこりゃ、全部溶けてんじゃねーか」
栗田がバケツに雪光の持ってきた水を入れる。ヒル魔は雪光を見ると、さりげなく氷を一粒バケツへ入れた。
琴音はそれを見逃さなかった。
ヒ「お、一粒だけ残ってんぞ。糞ハゲ、合格!!」
「(ヒル魔先輩…やっぱり優しいなぁ)」
琴音は微笑むと、雪光にタオルを渡した。
「雪光先輩、お疲れさまです」
雪「あ、ありがとう…」
「これから一緒に頑張りましょうね!」
雪「!! …うん…!!」
ヒ「ヨシ、テメーら帰んぞ」
「帰りハンバーグ食べたい」
セ「琴音って食べに行くの好きだよね」
「というより、誰かと食べに行くのが好きなのよ。…って事で、セナご飯食べに行こ!」
セ「ご、ごめん、今日はもう遅いから帰らないと…;;」
「そっかー…モン太くんは?」
モ「悪い、俺も今日は早めに帰るよう言われてんだ;;」
「まもりさんは?ヒル魔先輩は?栗田先輩は?」
ま「琴音ちゃん、ごめんね…私も今日はダメなの…」
ヒ「オレはやらなきゃなんねー事があるから帰る」
栗「ごめんね、僕も今日は帰らないといけないんだよ~;;」
「えぇー…小結くんもダメかな?;;」
小「フゴ~…」
「そっかー、朝練に向けて休まないとか…」
セ「(あれで通じるんだ…;;)」
「雪光先輩はダウンしちゃってるし……あぁああー!もう三人が頼りだよ!! 十文字くん、黒木くん、戸叶くんハンバーグ食べに行こー!;;」
十「お前ら時間あるか?」
黒「むしろ暇」
戸「同じく」
十「って事だ。行こうぜ」
「やったー!! 三人とも最高!! 大好き!!!!」
十「なぁッ!? ///;;」
琴音は思い切り十文字に抱きついた。
黒「はぁああぁあ!!!? 十文字ずりー!!」
戸「オレと代われ!!!」
十「ちょっ、琴音!離れろって!! ///;;」
「もう嬉しいから私の奢りだからね!ダイナマイトハンバーグ行こー♪ じゃあみんなまた明日~♪」
琴音は十文字から離れたかと思うと、黒木と戸叶の手を引いてエレベーターで降りていった。
ヒ「…台風みてーな奴だな」
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