11th down
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ま「2番の方ーーー」
まもりが番号を呼ぶと…
ドガン!
ザザザザザザザ!
小柄な赤っ鼻の男子生徒が扉を破り、スライディングで登場した。
栗「な、何……?誰??;;」
ヒ「知るか。一つだけハッキリしてるけどな。コイツは…」
全員「「「「「守備」」」」」
小「1ねん1くみ!こ……むすび、小結大吉!」
小結は栗田の方を見ると、目を見て言った。
小「で…でし!」
セ·モ「「?」」
小「でしに……弟子!!;;」
「あ~、なるほど。小結くん、栗田先輩の弟子になりたいんだね?」
小「!」
栗「え?それは…ライン志望ってこと??」
小結は栗田の言葉に何度も頷く。
栗「やったあ、ライン仲間だ!一緒にがんばろうね!」
小「フゴオォオォオオォォォ…」
小結は嬉しさのあまり、泣きながら再びドアを破って走り去ってしまった。
「あの子はいいね~♪ いいラインマンになるよ!」
ヒ「ケケケ、完璧な守備ラインタイプだな」
セ「そ、そうなんですか?」
その後も面接を続けるも、アイシールドやブラックシールドのファンだから、テレビに映りたい、サインが欲しいなどと言った理由が殆どだった。
「…次で最後だね。どーぞー」
ダラダラと入ってきた男は琴音の顔を見ると、ニヤッと笑った。
「(何、こいつ…)」
三「1-3 三宅っス。スポーツは、うん…結構得意で色んなトコかけもちしてるんスけどね。ここ部員少ないし、マネージャーの琴音ちゃんもスゲェ俺のタイプだし、かけもちなら入ってやってもいいかなって」
「…要らねぇな(ボソッ)」
ま「ちょ、琴音ちゃん!;;」
「おっと思った事がつい出ちゃったわ。失礼失礼」
三「?それに…いやマジ尊敬してるんスよヒル魔さん。部費多いわ手下多いわ、おこぼれにあずかりたいなーオレ」
三宅のその言葉に、琴音はパソコンを閉じるとヒル魔の影から三宅を威嚇するように睨みつけた。
三「ん?あれ?琴音ちゃん、もしかしてオレがヒル魔さん見てるからヤキモチ妬いちゃってる?」
「喧嘩売っとんのか。時間だからサッサと出てくださーい」
三「ツンデレなとこもいいね。じゃ、また」
三宅がドアを閉めると、琴音が静かにキレる。
「なんだアイツは。え?何?死にたいのかな?ねえヒル魔先輩、アイツ死にたいのかな?」
ヒ「死にてぇんだろ」
「仮に能力あったとしても、あんな部費目当ての奴はうちには要らん!ヒル魔先輩、入部テストやっちゃいましょー!」
ヒ「当然だ!」
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